レースの世界では、速い人はブレーキがうまいとよく言われます。ブレーキはクルマを止めるためにあるものですが、もうひとつ大きな役割があります。それはクルマを曲げる役割です。クルマを上手に曲げるには、ステアリング操作に頼るのではなく、ブレーキをうまく使わなければなりません。 EK9のノーマルブレーキは良くできていて、上記の意味でのコントロールは非常にしやすいです。SPOON製のスポーツブレーキパッドに換えようと思ったのは、サーキット走行に対する保険のため、といったところです。高負荷のかかるサーキットでは、もちろんブレーキにも厳しい。継続してしっかりとしたストッピング性能が得られなければ、安心してアクセルを踏むことはできません。私の腕では多分ノーマルのままでもあんまり影響ないような気もしますが、まあ万が一の場合も考えて、ですね。 実際使ってみると、非常に満足のいくコントロール性能でした。いきなりガツンと効き過ぎることがなく、それでいてABSが作動するくらいの制動もたやすく引き出すことができます。荷重をより積極的に移動させてクルマの動きをコントロールする際に、非常に大きな力となってくれると思います。 ノーマルパッドの性能もなかなか捨てたもんじゃない(たぶんブレーキが単に大きいからだと思うけど)ので、普段はノーマルに戻しています。スポーツパッドはダストがすごいので、掃除がタイヘンです。。 ちなみにこのパッド、普通に買うと1台分42000円(!)するのですが、たまたま雑誌の個人売買の欄に中古品で10000円と書いてあったのを見つけ、それに飛びついて手に入れました。まだ新品に近いような状態のものだったので、非常にラッキーでした。 (2004/11追記) ↓↓↓(2005/04)に交換しました |
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SPOON BRAKE PAD |
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無限 BRAKE PAD TypeS |
7万km近く走ってサーキットも通って、という使い方にも関わらず、スプーンのブレーキパッドはまだ山が残って(何故だろう?)ましたが、磨耗が進んで若干効きが衰えてきたかなという気がしてきたので交換しました。 交換後のインプレッション。 ちなみに同時にブレーキディスクも新品にしましたが、これは気分の問題。あまり摩耗が激しい方でもなかったので、特に必要はなかったかも。 |
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