私の最初の相棒、シビックVTi(EG4)の紹介です。札幌在住時に約4年間乗ってました。
今でこそクルマバカな私ですが、こいつを買った当時はクルマの知識なんて人並み程度だったので、シビックが欲しい!っていうくらいのこだわりしかなく、安くて程度良さそうなものっていう理由で買ったようなもんでした。
その証拠に、これATだったんだよね。ホント当時は何でも良かったんだと思う。今じゃとても考えられないけど。。

                                                             
購入当初は札幌市内(主に環状通周遊(爆))を流したり、朝里峠、支笏湖、積丹など、近場のスポットでドライブを楽しんでました(攻めていたわけではない)。
そのうち運転にも慣れて、初めて遠出したのが道東。真夏だったけどフル車中泊(この頃からもうやってるんだな)。1500kmくらいを4日くらいかけて走った記憶がある。今考えるとこれが原点だな。レンタカーでも長距離ドライブはやってたけど、やっぱり自分のクルマは別だよ。
   

購入当初の1枚
赤いホイールは最初から付いていた

 

もうそれからはサルのように走りまくった。半年で道内の道の駅スタンプラリーを制覇した。当時は今のように温泉やらキャンプやらに興味がなかったので、ホント走るだけ走ってたような気がする。そういった意味では今より純度の高いドライブができてたのかもしれないね。

若気の至りというやつで、事故・違反が多かったのもEG4時代のいい想い出!?
いちいち覚えてないが、速度超過やら駐車違反やらでずいぶん税金をたくさん納めた記憶がございます(最近はご無沙汰してますが)。
事故にも3回ほど遭っており(我が名誉のために断っておきますが、全て相手の不注意によるものです)、修理によって外装は半分以上新品で、走行距離のわりにいつもピカピカとしておりました。
違反は自分の不注意として反省するところだが、事故はどんだけ自分が注意しとっても遭うときは遭うと悟ったね。半分運みたいなもんだと。
運といえば、それだけ事故に遭遇しておきながら、ケガはまったくなかった。クルマが守ってくれたと思うと愛着もひとしおでした。

                                                             
それから、知識もないのにいろいろイジってたな〜。今考えると性能もクソもあったもんじゃないイジり方で、思い出すと結構オモシロイので箇条書きにしてみました。だいたい装着順です(記憶が正しければ)。
                                                             
 

・ストラットタワーバー(フロント)
ロードスターに乗る先輩の口車に乗せられて、近所のオートバックスで衝動買い。クルマ買ってすぐに付けたので、何が良くなったのかさっぱりわからなかった。メーカーが「ムサシ」というのも謎。

・HKSエアクリーナー(純正交換タイプ)
緑色のスポンジのやつ。北海道ってやっぱり空気がキレイなのか、全然汚れなかった。

・atcステアリング
ホイールの赤とコーディネートして、赤いグリップのステアに交換。運転しやすくなって、かなり満足感があった。当時はこんなものすら取り付け方がわからず、高い工賃払ってオートバックスで付けていた。

・ダウンスプリング
メーカーはタナベ。パーツ代と同じくらい高額な工賃を払って装着。車高がかなり落ちて、ゴーカートみたいなクルマになり、運転が楽しくなった。ただ、乗り心地は最悪になった(当時は気にもしなかったが)。あの当時乗ってくれた人、ホントご苦労様でした。さらに悲惨だったのが冬。もう完全にラッセル車状態で、いつ亀になってもおかしくなかった。自分家の駐車場で何度動けなくなったことか。。それでも夏場の楽しさとカッコ良さが捨て切れず、冬の苦労はガマンしたまま乗り続けていた。

 

130psは1.5lでは速い方だった

 
                 
 

赤ステアはEK9でも暫く愛用

           
・アペックスN1マフラー
EG4用のマフラーってなかなかない中、N1マフラーにはなぜか設定があったので付けてみた。メインパイプがロアアームの下を通るかなりストレートな構造(そんなこと全然知らないで買った)でロードクリアランスがさらに厳しくなった。ただでさえトルクのない低速がさらにスカスカになってしまい、かえって遅くなっていたような気がする。でもそれ以上に音がすごかった。バコーンって感じ。乗ってる自分はさほど気にならない(無神経)のだが、人から爆音爆音とよく言われていた。よく近所からクレーム来なかったもんだと感心すらする(家の中にいても近くに来ただけでわかったという(相方談))。リアビューに凄味が出て、煽られることがほとんどなくなったのがウケる。そんな極悪非道な彼も、タクシーに追突されて昇天した。
           

・EG6純正フロントアンダースポイラー
上級グレードのSiR純正樹脂製スポイラー。安いパーツだが、これがあるとないとではフロントのカッコ良さが全然違うから不思議だ。車高が低いために冬なんかはよく擦っていつも外れかけていたので、冬期間中はガムテープで固定していた。純正流用では、他にもサイドのVTECシールなんかもそう。EG4はシングルカムなので、DOHCシールはつけないところにコダワリがある。

・ウルトラシリコンプラグコード
赤のトータルコーディネートの一環。効果は体感できず。というか体感しようとしてなかった(汗)。

           

・ヨコハマM7R
タイヤ。買ったときは石橋さんとこのGグリッドが付いていて硬派なスポーツタイヤ風なところが気に入ってたが、車高を落としたために内減りが激しく、片側ボウズになったために交換した。M7Rもかなりスポーツに振ったタイヤで、ロードノイズゴーゴーで雰囲気満点だった。こんなうるさいタイヤばっかり履いてたので、現在も何を履こうが気にならない。快適性を一切無視し、100%性能重視の選び方ができる体になった。

・SPOONストリートマフラー
N1マフラーが逝って、なんとなく選んだマフラー。リアピースのみ交換タイプで、幾分乗りやすくなった(はず)。ステンレスの焼け色がキレイで、いつまでも新品のような輝きだった。形も音もそれまでよりはかなりおとなしめ(ていうかそれまでが異常)で、ノーマル然としていながらカッコいいとこが気に入っていた。この時を境に、ノーマルっぽさを残しながらカッコ良くしていくことに目覚めたのかもしれない。思えばこれが最初に買ったスプーン製品だった(いつの間にかEK9はスプーンのパーツだらけになっている)。

トレードマークだったホイールはスパルコ製
15インチにインチアップされていた
何しろめちゃくちゃ重かった

                                                       
・エンドレスNA−Y
ブレーキパッド。後ろはドラムなのでフロントのみ。純正でいいのに社外品に手を出していた。効きは変化なし(そういうパッドだし)。ただ色が青いってことくらい。知識不十分のまま自分で装着するという無謀な行為に出て、案の定最後に踏みしろを出すのを忘れ、民家の塀にヒットした(爆)。それが教訓となって、ブレーキ関係には十分過ぎるほど慎重を期すようになった(当たり前だって)。
                                                         

こうやって見てみると、結構やってるなあ(意外)。
これ以外にはエンジンオイル。結構いいのを入れていた時期もあったけど、最終的にはオートバックスブランドの5W-30に落ち着いていた。
オーディオは2台も使った。1台目はソニー、2台目はカロッツェリアで、どっちもMDデッキ。これがまたどっちも耐久性に乏しく、レンズのマウントがたった1年(ちょうど保証が切れた頃)でダメになった。修理に2万以上かかるので、ガマンして使っていた。以来社外品は信用できず、現在は耐久性を重視して純正ブランドのGathersを愛用している。

走行63000kmくらいで購入したので、あちこち傷んできてもおかしくない状態だったにもかかわらず、あまり故障とかどこかが壊れたとかいうことはなかったな。
調子が悪くなったと言えば、エアコンON時にアイドルアップしなくなったことくらい。確かタダで直してもらった。
エアコンは慢性的に効きづらかったけど、北海道だったからあんまり気にならなかったし。
手放すまでにやった修理らしい修理はそれくらい(リコールとタイベルはやったが)。今考えてもホント手のかからないイイ子だった。

そのかわり事故とか(駐車中に前から別の車がボンネットに乗り上げてきたこともあった)で外装はやたらとやっている。ボンネット、バンパー、フェンダーは新品、ドアは板金と、買った当時のまま残ってたのは屋根とリアフェンダーくらいだったりして。おかげで走行距離に不相応な輝きを放っていた。

                                                         

EG4冬仕様
購入時ついてきたスタッドレスを4年間使い続けた

                                                         

エンジンは常に絶好調ってカンジで、動力系に不安を抱えたことはなかった。もともと調子良いタマだったのもあるけど、エンジンオイルの交換サイクルには特に気を使ってたのが功を奏したと自負してて、それは今の相棒でも継続している。
ボディはガタガタで緩みっぱなし。EK9に比べると剛性のかけらもなかった。これは変に硬いスプリングを入れてたからそうなったわけで、耐久性なんか本当無視して乗ってた時代だったな。

ATは満足なスポーツドライビングなんてほとんどできなさそうだけど、実際は結構練習になってた部分もあった。
ブレーキの操作は基本的にMTと変わらないわけだし、ATでもシフトダウン時に回転を合わせることはできた(リニアではないが)。
何よりも北海道だったので、雪道・アイスバーンで滑ったとき&滑らせながらのコントロールに慣れたのが大きかった(EG4とは関係ないですが)。雨のサーキットなんかでわりと平気で攻められるのは、そういうとこに起因してるんだと思う。

                                                         
             

お別れ前日に記念撮影
最後に念入りにワックスかけて、駐車場で車中泊(お昼寝)して別れを惜しんだ

               
                                                         

そんなこんなで2回目の車検前に126000kmを超えて、現在のEK9に乗り換えた。
ボディはぴかぴかだったしエンジンもよく回ってたので、距離の割にはまだまだ乗れたんだけど、やっぱりどうしてもMTに乗りたくて手放してしまった。いくら調子が良くても距離的にもう市場では値がつかない状態だったので、下取りに出しても廃車になってしまうのは確実。非常にもったいなかったし愛着もあったので、廃車にするくらいなら誰か顔見知りの人にあげてしまおうと思ったが、もらい手がつかなくて泣く泣く下取りに出した。当初は廃車になる予定だったが、状態がとてもいいということで、一転その中古車店の代車として余生を過ごすことになった(本当かどうかは定かでないが)。
どっちにしろもういくらなんでも走ってはいないだろうから、今思い出してもちょっと寂しい。


EG4は自分に運転の楽しさ、クルマの楽しさ、旅の楽しさを教えてくれたクルマ。
そういった意味ではクルマ好きのきっかけを与えてくれた存在だったと思う。
そのDNAはEK9に受け継がれ、さらなる境地へと踏み込んでいっている(もう中毒だ)。

もうひとつ忘れてならないのが、このクルマでいろんな人とドライブに出かけたこと。
当時は学生だけに時間だけはたっぷりあって、とにかくいろいろ遊びに行った。
その時いっしょに遊んだ方々は、現在でも気心知れた大切な友人だ。

                                                         
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納車当日のドライブ(1997夏)
札幌の環状通。以降、夜な夜な環状を流すのがマイブームとなる。

初めてのドライブらしいドライブ(1997夏)
朝里峠。まだ旧道の頃で、車も少ないしお気に入りだった。

                         
                                                         
   

別海町 道道364号

 

初めてのロングドライブ(1997夏)
札幌〜釧路〜知床〜網走〜弟子屈〜帯広〜富良野〜札幌
初めて泊りがけで行ったドライブ。行き先なんてほんと決めてなくて行き当たりばったりで走った。

道の駅制覇(1997秋)
何回に分けて行ったか覚えてないけど、これやったおかげで納車1年目が一番距離を走った。

 
               
八雲ドライブ(1998夏)
しぎさん、ムラクニ、ウメツと行った渓流釣り&温泉&キャンプ。しぎさんの「釣れない釣り」の洗礼を受ける。
八雲町営温泉おぼこ荘、ハーベスター八雲、大沼公園と、その後の定番となるコースをたどった。
         
           
      富良野&美瑛ドライブ(1998夏)
帰り道の岩見沢で事故に遭う。地元の工場に預けたが、代車として渡されたのがMTのコルサ。突然初めてのMTを駆って札幌まで帰ることになった。怖かったが楽しかった(事故直後なのに)
   
                                                     

函館ドライブ(1998冬)
卒論の疲れを癒すドライブ。この年以降、必ず冬に函館に行くようになる。いろいろ想い出のある街だ。

小樽オスパドライブ(1999冬)
温泉クラブ発足。なぜかオスパ(小樽港の温泉)(徹夜明けに)よく行った。若かった。

     
                                                     

瀬戸内海・直島の美術館にて

                                                 
  初・本州上陸ドライブ(1999夏)
小樽〜舞鶴〜四国〜岡山〜神戸〜金沢〜富山〜高山〜三重〜大阪〜京都〜舞鶴〜小樽
初めて海を渡ったドライブ。フェリーから降り立って走り出したときの感慨深さは今でも忘れない。
ひたすら建築を見て回った。現実逃避的な旅で、非常に悩んだ時期だった。
                                                 
九州ドライブ(1999夏)
小樽〜舞鶴〜広島〜博多〜有田〜大分〜博多〜赤穂〜神戸〜三重〜舞鶴〜小樽
広島での学会出席のためのドライブ。当然EG4で行く予定だったが、直前に事故に遭って修理に出てしまい、急遽代車のインテグラで行くことになってしまった(だからEG4のドライブじゃないんだけど)
戦友のタカシマ、kid@両氏とともに何もあてのないドライブ。彼らとは道内でもよくドライブした。彼らの影響で、浜崎を聴くとこの時のことを思い出す。
   
   
  道東ドライブ(1999秋)
札幌〜根室〜知床〜中標津〜裏摩周〜阿寒〜札幌
開陽台やミルクロードに感動。北海道で一番好きな風景は、中標津や別海の辺り。
札幌根室間をリッター16km弱で走ったのが、EG4の最高燃費記録だった。
       
  中標津ドライブ(1999秋)
連続でまた中標津。けどこれは論文の調査か何か。タカシマ氏と後輩2人と。
夏タイヤだったが、帰りの日勝峠で積雪&凍結。滑りながら帰ってきた。
         
      続・八雲ドライブ(1999秋)
相方、しぎさん、ムラクニと、おぼこ荘に宿泊。前回と同じルートをたどる。今度は海釣りだったが、やっぱり釣れなかった。
   
           
                     
  道南ドライブ(2000春)
札幌〜積丹〜岩内〜島牧〜江差〜松前〜函館〜恵山〜鹿部〜森〜ニセコ〜札幌
昼過ぎになんとなく出かけて、ちょろっと走って帰ってこようと思って出かけたドライブ。もうちょっともうちょっとと思ううちに、札幌の南側を海沿いに一周してしまった。ほとんど夜だったので異様に寂しかった思い出がある。黒松内かどっかでネズミ捕りに遭った。ふとした気まぐれが、とっても高くついてしまった。
     
                     
十勝ドライブ(2000夏)
十勝24時間レースを観戦。キャンプしながらレース見るのって楽しかった。
               
                                     
北海道ドライブ(2000夏)
札幌〜日高〜襟裳〜帯広〜釧路〜弟子屈〜中標津〜網走〜層雲峡〜美瑛〜富良野〜札幌
遊びに来た祖母と妹を案内しながらのドライブ。北海道の夏を満喫するなら!っていうコンセプトで吟味した結果のルート。我ながらよくできた旅程だったと思う。この時から現在のように、地図を見ながらルートを選んで予定を立てるようになった。
 
東北ドライブ(2000夏)
三重〜馬籠・妻籠〜野沢温泉〜只見〜猪苗代湖〜裏磐梯〜蔵王〜仙台〜平泉〜盛岡〜八幡平〜十和田〜青森〜竜飛崎〜田沢湖〜角館〜秋田〜苫小牧〜札幌
EG4時代最大にして集大成的なドライブ。10日間くらいかけて東北の要所をまわる。このドライブで、ワインディングを目的にツーリングすることに目覚めた。フルテント泊で、キャンプツーリングの楽しみも知った。現在のツーリングスタイルが、ここにきてようやく確立された。
しぎさんとの2人旅。彼はこの旅で、クルマの固定観念を植え付けられたらしい(車内の音楽は必ずB'zとか)。ワインディングでは酔いっぱなしだった。すんません。

鹿角の道の駅にて
とにかく遊びまくった学生最後の夏

   
   
   
かんの温泉ドライブ(2000秋)
北海道随一の秘湯温泉宿かんの温泉までドライブ。しぎさん、ムラクニと。温泉クラブ北海道本部もすっかり板についてきた頃。
                             
 
稚内ドライブ(2000秋)
日帰りで稚内&宗谷岬。思いつきで行った。意外にも、EG4で行った稚内はこの時だけ。タカシマ氏を無理矢理同行させた。
   

北海道ラストドライブ(2001冬)
北海道の最後はニセコ湯元温泉雪秩父で締めくくった。しぎさん、タカシマ氏と。帰った後はいつものように私の家で鍋。

奥多摩ドライブ(2001春)
東京に来て最初に行ったドライブは奥多摩だった。残念ながら、行くまでの渋滞くらいしか覚えてない。

伊豆ドライブ(2001春)
GWを利用したドライブ。というかこの頃からどっちかっつーと「ツーリング」的な旅になっていった。今でこそ日帰りしちゃう伊豆だが、3日間くらいかけて行っていた。
その時は全く想定していなかったが、これがEG4の最後のドライブになった。

       
       
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