日本一有名な海岸露天風呂   泉質:★★★★★(食塩泉系)
情緒:★★(実は温泉も宿も新しい)
環境:★★★★★ (ロケーション最高)
 

青森県の西海岸、秋田県との県境近くにある一軒宿。

国道101号線から700mほど入っていくが、信号のない曲がり角に、大きい割に目立たない看板がひとつ立っているだけなので、見落とさないように注意が必要。
宿泊客と日帰り入浴客では入口が異なり、日帰りは海岸の方に降りていって突き当たりの駐車スペースにクルマを停めることになる、駐車可能台数はそんなに多くない。

       
入浴用の玄関のある建物は新しくて、イメージしていたものとは程遠くて面食らってしまった。
入浴料金は600円くらいだったと思う。事前に調べていったのとはずいぶん違う。
入浴開始時間も8:00頃からで、日の出の時間には入れるという情報とも全然違った。
新しくなって変わってしまったのか?
 
  風呂は男女別の内風呂と、混浴と女性専用の2つの露天風呂。
有名なのは混浴露天風呂で、海岸にひょうたん型の湯船がある写真はどこかで見たことあるはず。
錆色の温泉自体もインパクトがある。食塩泉のお湯は掛け流しで新鮮。なめてみると、海水ばりにしょっぱい。それとは別に、鉄の味もする。
この色の正体は、赤錆のような大き目の湯の花で、これが湯の中に大量に浮遊しているためこの色に見えるようだ。
湯の注ぎ口付近は熱いが、そこから離れるにつれてぬるくなる。長湯ができる絶妙な温度である。
日本海を低い目線から望む眺めは、ウワサ通り抜群にいい。この目線の展望露天風呂はちょっと他にはないだろう。この眺めで入浴するのはとても新鮮だ。夕日が沈むところを見れたら最高だろうな。
この温泉の人気は全国区で、いろんなとこからたくさんの人が入りに来ている。
熱くないので、大阪から来たというおじさんと長話をしながら温泉を楽しんだ。
この露天の隣には、同じような女性専用露天風呂がある(こちらは円形らしい)ので、混浴は実質、男湯みたいなもの。内湯には特筆すべきものはない。
 

温泉そのものには大満足。
ただ意外だったのは、ここは大きなホテルの温泉だったということ。てっきり小さな旅館の秘湯かと思っていたので、ここでも面食らってしまった。

日本海を望む露天風呂には文句のつけようがないくらい素晴らしい。豪華な温泉ホテルを期待するのであればオススメできるが、小さな隠れ家的温泉宿を期待するのであれば入浴だけにしておいた方が後悔しなくて済むだろう。

 

※パンフの写真より

             
最後に・・
黄金崎不老ふ死温泉は、「不老不死」ではなく「不老ふ死」が正しい。
なぜかは・・・・知りません。
             
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