名湯草津温泉の旅 2001/11/24,25 |
秋も深まる11月の末、ちょうど連休があったので、1泊2日でゆるりと温泉につかりに行くことに。 東京から草津には、関越渋川伊香保ICまで行く方法と、上信越を利用して軽井沢方面からアプローチする方法が一般的。時間があれば高速使わずにいろんな道を堪能しながら行きたいところだが、今回は2日しかない上温泉がメインの旅。素直に高速で軽井沢を目指し、浅間火山ルートで草津に入ることにしよう。 1日目 朝6:20、自宅を出発。練馬ICはウチのすぐ近く。程なく高速道路上へ。意外と交通量は多い。連休の中日とはいえ今日は土曜日。軽井沢で渋滞に巻き込まれないように早起きしたつもりだったが・・・。 と思ったらすぐに空き出した。藤沢JCTまでは三車線区間。快調に飛ばす。 横川SAでハイカを購入し、碓氷軽井沢ICで下道へ。軽井沢へ向かう県道は意外にも爽快なワインディングだった。まだ早朝ということもあって気分爽快。 |
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妙義山。碓氷軽井沢ICあたりにて。 そのうち改めて眺めに行ってみたい。 それにしても険しい山だ。何でこの山だけあんな形になったんだろう。 |
軽井沢はまだ目覚めていなかった。誰もいない・・・。 軽井沢を抜け、白糸ハイランドウェイへ進入。この道沿いにある白糸の滝を目指すのだ。 |
これが白糸の滝。 浅間山の伏流水が山腹から流れ出るという何とも不思議な滝。朝早いこともあってとっても爽やか。 結構たくさんの人が来てました。 |
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滝の先の渓流もまたいい感じ。 でも朝早いので寒かった・・ |
白糸ハイランドウェイの終点は、次なるドライブの舞台となる鬼押ハイウェーの起点だ。 この道は途中の鬼押出し園まで行くか、終点の笹平まで行くかで料金が異なる。今回は最後まで走り抜けるので610円だ。 さて、軽井沢側からこの道に入るとそこはまさに絶景のハイウェー! 清涼感漂う森の中を抜けると、浅間山が一望できる高原を貫く。あまりの気持ちよさに写真撮るのも忘れてしまった。今度来たときは絶対EK9と撮ろう! |
鬼押ハイウェー途中にあるパーキングにて。浅間山を一望できる絶好のビューポイント! 浅間山は初めて。バリバリの現役火山らしく、山腹から白煙が上がってます。 それにしてもいい天気だ。 |
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9:20、鬼押出し園到着。 ここは見るからに観光地だ。巨大なコンクリートのレストハウス。観光バスと大量のツアー客。 こういう場所はあんまり好きじゃないんだけど、奇勝鬼押出しを素通りするのももったいない。温泉前の軽い運動も兼ねて、散策を試みることに。 |
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園内はどこまでもこんな感じの風景。見ての通り、岩がごろごろと積み重なっているというちょっと他にはない風景だ。この岩は浅間山の溶岩で、噴火の際流れ出したものが冷えて固まったものだそうな。ここら一帯は、以前の噴火(300年くらい前)で流れ出したもの。その際の犠牲者を供養するための神社もあったりする。 |
ここまで来ると結構高地なので、霜が降りていた。遊歩道の岩の影になる部分だけ、きれいに霜が残っている。それがどうしたと言わないで。 散策路は体力と相談して選択することができる。今回は時間もあったし天気も良かったので最長のコースを歩いてみた。1時間くらい歩いたかな。 |
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観光地の定番。 シーズン中は観光客が多そうなところだけどなかなか珍しい風景の中散歩できる上、浅間山もばっちり拝めるので、チェックすべし。 |
鬼押出しでの軽いハイキングの後、鬼押ハイウェーをさらに北へとEK9を駆る。 終点笹平で県道58号に乗り換え。少し進むと万座ハイウェーの入り口だ。本来ならここから万座高原に向かって高原ドライブを楽しみながら草津を目指すところだが、その先の志賀草津道路はすでに冬期通行止め。一週間遅かった・・・のである。そういうわけで、爽快ワインディングの万座ハイウェーと国道最高所を走る志賀草津道路は次回のお楽しみということで今回はあきらめ(涙)、県道58号で一気に草津へ乗り込むことに。 草津町の入り口にある道の駅「草津運動茶屋公園」で小休止をとった後、西の河原公園近くの駐車場にEK9を止め、温泉街を散策。予約していた旅館のチェックインまでまだ2時間くらいあるからだ。それにしても正午前に草津入りしてしまったとは、珍しく時間に余裕のある旅だな。 |
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西の河原公園。温泉がいたるところから湧き出し、河原を形成しているという草津ならではの場所です。人がうじゃうじゃいます。記念撮影も一苦労。 |
ついでに温泉街を散策。もっと人だらけ。混み混みである。まあ連休だししょうがないか。 温泉玉子食って、おいしいそば食って、温泉まんじゅうと地ビール買って宿に向かう。 チェックイン開始時間ぴったりに入室を済ます。さっそく入浴だ! |
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今回の宿の庭園風呂。この他にも3つお風呂がある。草津ならではの強酸性のお湯がキク〜。もっと白濁してると思ってたんだけど、ほとんど透明に近いお湯。そんなに硫黄分は多くないみたい。 |
さあ、湯畑にGOだ! さすが草津温泉のカオ。人でごった返している。「草津よいとこ〜一度はおいで〜」で有名な湯もみショーをやっている「熱の湯」の開演時間を待つ人が列をつくっている(右写真後方、見えるかな)。高い見学料と待ち時間がもったいないので、今回はパスさせていただいた。 |
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湧き出てます。こうやって何百年も湧き続けてるのがにわかには信じがたい。しかし今日もふつふつを湧き出てるわけです。 湯畑には湧き出たお湯から湯の花を採取する役目があるそうな。お湯はその後周辺の各宿に供給され、湯の花はおみやげ品とかになるらしい。結局買わんかったけど。 |
湯畑には足湯も。 浴衣で来たので、冷え切った両足の回復にはとても助かった。 その他に共同湯の「白旗の湯」もある。源泉に最も近い濃い湯ということでちょっと入ってみたが、すげー熱かった。気合いで10分ほどつかる。共同湯ならではの簡素な建物もとってもGOOD。 |
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やがて夜になると、湯畑はライトアップ。写真ではさっぱりわからないけど、幻想的な感じでとてもいい演出でした。 それから、湯畑周辺は迷い込んでくるクルマで大渋滞。何もこんな入り組んだ温泉街にクルマで入ってくることなかろうに。国道及びベルツ通りから内側にクルマで進入するのはやめておきましょう。 |
夕飯食べて、地ビール飲んで、さらに温泉入ってとってもいい気持ち。その日は幸せ気分いっぱいでぐっすり眠ったのでした。 2日目 朝風呂浴びて、すっかりまったりしてしまった2日目の朝。このままもう1泊という欲求に身を引かれ、チェックアウトぎりぎりまで旅館でくつろいでしまう。 国道292号を東に向かって草津を後にし、六合村で国道405号にスイッチ。北へ野反湖を目指す。 |
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これです。人の手がまったく入っていないようなこの景色。すばらしい! 実はダム湖なんだけど、それを感じさせない周囲の自然が素晴らしい。今回は冬枯れてるけど、高山植物の宝庫ということで、花が咲く季節の美しさといったらないのでは。 ぜひこのままの自然をずっと残していきたい。それには我々ツーリストの心構えが大事。ゴミ捨てたり変なとこに立ち入ったりしないようにしましょう! |
すごいぞ野反湖。ということですっかり長居してしまった。出発したのは1時間後。今度は季節を変えてまた来よう。そのときまで今のままキレイでいてくれ野反湖。さらば。 ここからは淡々と家路につくのみ。来た道である国道405号を戻り、国道292号〜県道55号〜県道353号〜国道17号と乗り継いでいく。県道55号の暮坂峠はそこそこ楽しめる山道だったが、それ以外はなんてことない道。途中道の駅「六合」「おのこ」「こもち」に立ち寄りスタンプを押す。今年のスタンプラリーは今回の旅でおしまいだ。今年の収穫は16個。社会人の身分になったことを考えればこんなもんか。 そんな16駅中、おすすめなのが最後に行った「こもち」。今回レストランで食した「上州豚カツ丼」はとってもボリューミィ。しかも美味。これがなんと600円!安すぎる。その他にも天ぷら盛り合わせが山盛りで400円など破格だ。お決まりの産地直売所の売り物もどれもお得。今回は山盛りナメコ200円を購入。その後1週間、みそ汁の具がナメコになり続けるほどの量だった。その他にも温泉が併設されているなど、渋川市周辺を通りかかったならぜひ立ち寄ってほしい場所。国道17号バイパス沿いにあります。 「こもち」からすぐに渋川伊香保ICで関越に乗り、そのまま練馬ICまで一直線。途中軽く渋滞に巻き込まれながら、練馬ICに着いたのは17時過ぎ。次の日仕事があることを考えての早めの帰宅。 今回は草津などの高地が冬支度を始めた時期とあって、白根山をはじめとする名所に行くことができなかった。また、草津の立ち寄り湯人気ナンバー1の「大滝の湯」も館内メンテ中のために入っていない。野反湖含めて、草津周辺にはまだまだ行きたいところがたくさんある。 |
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