雲上の楽園へ・・・乗鞍スカイライン&エコーライン 2002/08/03 |
夏です!暑いですね! やたらと元気なのは、私が夏好きだから。でも都会の独特の蒸し暑さにはちょっと参ってしまいますね。 そこで今回のツーリングは、涼を求めて海抜3000mの世界に足跡を残すことをテーマに乗鞍高原へと向かい、日本一高い場所を走る道路、乗鞍スカイライン&エコーラインを心ゆくまで堪能してまいりました。 |
今回のツーリングレポートは、いつもの紀行文調の構成ではなく、乗鞍の自然とワインディング、そして温泉を疑似体験していただけるようなカンジにしてみました。 真夏でも涼しく、とっても快適な乗鞍。暑いし忙しいし夏なんてイヤじゃ〜というアナタも、乗鞍の涼しげ(寒そう!?)な風景を堪能して、暑い夏をばっちり乗り切ってください! |
簡単に説明しておくと、乗鞍スカイラインは岐阜県側から、エコーラインは長野県側から乗鞍岳の山麓「畳平」まで登っていきます。自動車が通れる道路としては最高所の標高2702mにある畳平まで、約1000mの高低差を一気に駆け上がる迫力の山岳ワインディング。 ・・と文章で説明してもよくわかんないよなぁ、っていつも思います。 やっぱ地図とかいっしょに載せてあったほうがいいよなー。ネット上に載せるいい方法探さねば。。。 |
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まずはエコーラインから畳平を目指します。例年7月にならないと開通しないほど厳しい山岳地帯を走る道路。ほぼ1.5車線で勾配もキツイため、大きいクルマや運転に慣れていない人にはちょっと厳しいかもしれません。 |
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ステアリングをまわすのが忙しいほど急激なターンを繰り返し、道はどんどん登っていきます。 時には1速を使わなければ加速できないヘアピンコーナーも。運転技術が問われます。 それだけに楽しいコースです。ただ対向車には十分な注意が必要。 |
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やがて森林限界を超え、荒々しい山肌に張り付く道を走っていく。 眼下にはどこまでも拡がる乗鞍高原が一望できる。これほど大きなスケールの眺望は、2500mを超える場所だからこそ。背後の乗鞍岳以外に、周りに視界を遮るものがないからね。 |
8月にもかかわらず、道路脇にはなんと雪が残っています。わずかに残る雪の斜面を求めて夏スキーを楽しむ人たちが結構いました。 もちろんリフトなんかないわけで、よくやるなぁといった風情で眺めてしまいました。 |
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2500m付近のエコーラインを乗鞍山麓から空撮。環境破壊と言えばそれまでだが、山肌に描かれた彫刻かはたまた絵画を連想させる風景です。ありそうでないこんな眺めを提供してくれるのも乗鞍の魅力です。 運転してる私はすこぶる楽しかったですが、これは見るからに同乗者の体力が問われます(笑)。 |
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お次は乗鞍スカイラインから登るルートを紹介しましょう。 こちらはエコーラインとは違って有料の道路。普通車1570円と、距離の割にかなり割高です。まあ普通自動車が走れないような領域を縦断しているわけですから、そのくらいしても納得はいきますがね。 |
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低速コースのエコーラインとは対称的に、中高速の緩やかなコーナーがメインの乗鞍スカイライン。総延長14.4kmは、感覚的にははっきり言ってあっという間。特に料金所からの前半半分は、視界の晴れない森林の中をひたすら走るだけなので、ハイライトの部分は自然に後半の森林限界を超えた後の区間ということになります。 上の写真はちょうどその森林限界を超えて、視界が晴れ出したあたり。 |
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烏帽子岳付近の2連ヘアピン。 岩山の山肌におおらかな曲線を描く。若干雲がかかって景色はイマイチですが、スケールの大きなコーナーレイアウトをトレースするのが楽しいポイント。 バンクのついた珍しいコーナーが、走る気にさせてくれます。 |
もうひとつ、別の2連ヘアピンにて。 一瞬晴れたと思ったら、またすぐに雲がかかったりと、付近は完全に山の天候。残念ながら今回はあまり天気に恵まれず、雄大な乗鞍の景色を楽しむことはできませんでした。それでも雨は降らなかったのは幸いでした。麓は晴れてても、上の方は大雨ということが多いからです。 |
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桔梗ヶ原のパーキングで大丹生岳を眺めてると次第に晴れ間が。一面ハイマツの草原が拡がる大パノラマ。 こういう景色が見たかったんだ。スゲー。 |
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ハイマツの生い茂る桔梗ヶ原を過ぎると間もなく終点畳平。その畳平からスカイラインを眺めた風景です。 まあ標高を考えるとそれなりの天気に恵まれたわけで、良しとしよう。 |
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