男鹿半島/入道崎へ |
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記録的な寒さと大雪が続く今年の冬。東北地方も例外ではなく、仙台も去年と比べて降雪の回数が格段に多い。日本海側や山沿いではもっと凄いことになってることだろう。 そんな天候だから、わざわざどこかにドライブに行こうっていう気も引けてしまってたけど、この週末は全国的に寒波が緩んで厳しい冬も中休み、ってな予報が出てた。予報が当たるかどうかはわかんないけど、せっかくの週末でこの条件を逃すのは勿体ない。せっかくだから遠くへ出掛けよう。。 ・・・・・ 土曜は仕事。帰ってきてから地図を眺める。 そこで目についたのが男鹿半島。半島を周遊するワインディングは冬期でも走れるはずだ。海沿いなので雪も吹き飛ばされていることだろう。 |
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朝7時頃に出発。国道4号、大衡から国道457号、岩出山で国道47号。秋田方面へ抜けるいつもの道。 ←国道47号、東鳴子温泉手前 遠くに厚い雲が見えるものの、自分が走ってる頭上は常に青空で、今後の景色に期待が高まる。 |
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と思ってたら、曇ってきたよ。。 鳴子から国道108号、鬼首道路へ。鳴子ダム周辺ではタイトなワインディング区間を残すものの、県境付近は高規格な山岳ハイウェイ。路面もご覧の通り、乾いてると言ってもいいくらい。峠区間の前後は融雪でずぶ濡れだというのに、一体どういう仕掛けなのやら。。 この時期は花山峠も須川温泉も冬期閉鎖なので、宮城から真っ直ぐ秋田に向かうにはこの道路しか選択肢はない。 |
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雄勝で一旦国道13号を経由して、さらに108号を本荘に向かって走り続ける。 この道は初めて走る道。地図上では、山間を直線的に貫いている様に見える。 |
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やっとの思いで本荘に入り、マックでドライブスルー。本日のブランチ。 国道7号に入って海岸線を北上。 |
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荒れているってほどでもないけど、やっぱ冬の日本海の情景には旅情をそそられるねぇ。このどんより感が日本海にはよく似合う(笑)。 国道7号の本荘〜岩城区間は、日本海の侘しさを肌に感じながら走るにはもってこい。ドラックが多いのが難点だけど(当たり前か)。 |
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県道65号を経由して秋田市内をパス。臨港道路に入って最短路で男鹿半島を目指す。 ←秋田港のセリオンタワー 海岸沿いを走る県道56号は、スピードに困ってしまうひたすらに真っ直ぐな2車線の道。 あっそう言えば晴れてるな。ヨシヨシ。 |
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それまで海側の視界を遮っていた樹木が無くなると、洋上に島状の陸地が・・・おー男鹿半島だーー。 白く雪を冠ってるのが、おそらく寒風山。左側のでっかい山が男鹿三山だろう。どっちも標高1000mにも満たない低い山だけど、こうやって見ると結構なボリュームに見える。 |
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国道101号に合流して天王の町に入ると、寒風山が真っ正面にそびえ立っていた。 県道59号線で男鹿市街を通過し、いよいよ男鹿半島周遊の道に入っていく。 |
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←なまはげがお出迎え | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
男鹿半島の南海岸線は、超豪快な断崖ワインディング。予想通り雪は少ない。 崖を駆け上るアスファルトが立ちはだかる。行っくぜい! |
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斜面を這う様に路面が続く。左手に広がるのは、雲に覆われた空のみ。本来海があるはずなのだが、ガードレールに張り付く様に残っている積雪で、ほとんど視界に入らない。それだけに高所感は相変わらず絶品。急峻な山肌を地形に忠実に展開するワインディングロードを行く。 |
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路面にはほとんど雪はないけど、時折うっすらと残る部分があった。元々路肩が無いようなコースなので、道路脇に積もった雪で道幅はかなり狭く感じる。 ブラインドコーナーでは十分減速してアプローチ。こんなとこでスリップして崖下に落っこちたら、それこそ命の保証は無い。 |
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当然ながら、スピードレンジの低い走行になった。この時期は仕方ないよな。走れるだけでもラッキーな道路なんだから。 |
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それにしても予想以上に雪が少ない。 まぁ地形的要素はあるだろうけどね。こっち側の斜面ってきっと風が強いんだろう。いつ来ても寒々しい荒野的な雰囲気のある場所である。 |
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男鹿水族館を通過して戸賀湾をぐるりと回ると、八望台と入道崎への分岐。 |
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八望台から引き返して、いよいよ入道崎へ。 目の前に日本海が広がり、海に向かって飛び込んで行くような迫力のコーナーが眼前に迫る。 |
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岬が近づくと周囲は丘状になり、道路の両脇は草地になる。その草地に乗り入れて撮影休憩。なかなかワイルドな雰囲気でファインダーに収まった。これぞ男鹿半島と言うべき風景と色彩だ。さっき走った県道59号のスリリングなワインディングと、入道崎周辺のこの開放的な風景が、この半島のすべて。これが体感したいから、遥々ここまでやってきたのだ。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
そして入道崎。 後ろにあるウミヘビみたいな縞縞なのが灯台だ。 有名な観光地なのだろうが、さすがにこの時期では人っ子一人いなかった。 |
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今回の到達点だった入道崎だけど、もう何度か来てるし寒いので、風景鑑賞もそこそこに走り出す。今回は何だかせかせかとしたツーリングだ(だから余計に走った〜って気分になったのかも)。 男鹿半島北側の県道55号を走る。一転して路面に雪が多く残る道。路線バスの後ろを轍を気にしながらトロトロと走るハメになってしまった。 やがて男鹿温泉へ。本日の温泉を求めて県道から温泉街に入って行く。が、目指す温泉は見つからず、県道に再び戻る。と、よく見たらその温泉は他とは逸れて県道沿いにあった。 |
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男鹿温泉 雄山閣 立派な面構えの玄関だけど、中に入るとちょっと流行ってるとは言い難い雰囲気の旅館。入浴したい旨を伝えると快諾してくれた。旅館内には他に客はいないそうだ。貸切ラッキー。 |
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湯気がもうもうで写真は真っ白になってしまったが、わかるかな?黄褐色の存在感ある温泉だ。 ここの特徴は、何と言っても湧出状況だと思う。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
なまはげの口から吹き出す温泉。 まさに吹き出すという表現がピッタリで、ゴボゴボゴボ、ブシューーーッってな具合に、時折勢いよく噴出するのだ。 うかつにパイプの前に陣取ると、源泉の直撃を食らうことになる。 |
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←露天風呂 大量の湯の花が沈殿していて、浴槽に入ると湯が濁る。 |
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ドライブ再開。県道55号を一路、寒風山へ! 寒風山と言えば、前回のツーリングでは濃霧で全く景色が楽しめず心残りになっている所。今回こそはと想いを胸にしての再訪だ。 道路状況はますます厳しく、全く除雪が行き届いていない区間を何とか切り抜ける。それでも道路脇に雪の多い状態は続くし、本当に山まで辿り着けるのか!? |
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・・と思ってたらやっぱり。。。 寒風山は諦めて、国道101号に戻る。そのまま101号を昭和まで走って、県道41号を秋田市内に向かう。正確には秋田市街中心部をパスする目的で選んだ道路だったが、これが逆に秋田市内で大渋滞。不十分な除雪で市内の交通は相当滞っていた。 |
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渋滞を避けるべく、県道62号を経由して国道13号へ。途中、白黒のクラウンが背後を狙っていたが、その手は食わずジリジリと振り払う。 国道13号も渋滞気味。夕暮れ時というのもあるだろうけど、地方の都市間幹線道路で渋滞とは誤算。ま、それも長くは続かなかったけど。 13号を大曲、横手と走って、そのまま湯沢、雄勝と進んで、行きと同じ鬼首道路で帰れば最短でベストかと思ったが、同じ道路を延々と戻るのは好きではないので、横手からは国道107号を湯田方面に進路を取った。 |
国道13号 西仙北 |
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横手から北上に抜ける山間道路の国道107号は、さすがに交通量が少なかった。 ←途中遊んでくれた非タイプRのインテグラ 錦秋湖付近のワインディングは路面凍結の感触があったので慎重にクリア。難なく北上に抜けた。 |
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明らかに国道107号は遠回りだったな。素直に鬼首道路で帰っておけば高速使わずに済んだものを。 ま、同じ道で帰ることを考えれば、これもアリかな。 |
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という具合で、今回のツーリングは終了。 男鹿半島の断崖絶壁ワインディングは、いつ行っても味があってオススメ。 おわり |
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