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スパークプラグの役割は、エンジン内部でガソリンと空気の混合気に点火すること。なので、プラグの着火性能はエンジンの調子に大きく関わってきます。 現在、自動車のエンジンで一般的に使われるプラグには、電極の素材によって3種類(だと思う)あります。 では、プラグは2万km(プラチナなら10万km)ごとに交換していればいいかというと、そうでもありません。 |
前置きが長くなったけど、ここではプラグの交換作業のやり方を紹介します。 今回の場合も、以前から気になっていた症状を解決するために交換作業をしています。 同じような症状を感じているなら、プラグのヘタリを疑ってみてもいいかも知れません。 |
まず、カー用品店に行って(もちろんディーラーでも可)新品のプラグを調達してきましょう。 プラグはエンジンによって形状が違うので、自分のクルマにあうモノを買うことが重要。売場には適合表が置いてあるので、自分のクルマの年式、型式に会う品番のプラグを買います。 クルマによっては、さっき説明した3種類すべてが取り揃えてあったりするので、お財布の中身と相談して決めましょう。 ちなみに値段はレジスター<プラチナ≦イリジウムって感じかな。 オススメは何と言ってもイリジウム。あんまりメンテしたくない人はプラチナかな。クルマにお金かけたくない人はレジスターでもよろしいかと思います。 |
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今回私がEK9のために用意したプラグは、NGKのIRIWAI(イリウェイ)熱価8番。イリジウムプラグです。 本数はエンジンの気筒数分必要なのでお間違えなきよう。EK9は直列4気筒なので4本。ビートなら3気筒なので3本必要とかね。 |
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プラグはエンジンのヘッド部分にあります。 最近のクルマはプラグカバーがついている場合も多いので、まずそれを取り外しましょう。 |
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カバーのないクルマの場合は、最初からこういうカンジになっているはず。 ちょっと太めのコードが気筒数分だけヘッドにつながれている。この下の部分にプラグが仕込まれているわけ。 ちなみにプラグコードが青いのは社外品(NGK POWER CABLE)に換えてあるからで、純正品は飾り気のない黒い物体です。 |
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そのプラグコードを引き抜かないことにはプラグを交換することはできません。 コードの根元を持って引き抜きます。決してコードを引っ張らないよう。コンセントと一緒で断線します。 |
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スポンっていう感じで抜けるはず。 |
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穴の奥の方に見えるのがプラグ。砂やゴミが落ちないよう注意。 プラグを抜いたらそこはエンジンの心臓部、燃焼室ですから。。 |
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いよいよプラグを取り外す作業。 プラグはそれそのものがネジになっていて、外すにはプラグレンチという専用のボックス型ソケットが必要。あらかじめカー用品店やホームセンターで調達しておきましょう。 |
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私はラチェットレンチにエクステンションをかましてプラグソケットをつけていますが、T字のバーがついた専用品が比較的手に入りやすいです。 この状態で反時計回りに回せば、意外と簡単に緩むはず。 |
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プラグソケットには磁石が仕込まれているので、プラグを落とすことなく外部に出すことができます。 |
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外したプラグの先の状態をちょっと観察してみましょう。 この先っちょの焼け具合がちゃんと4気筒揃っているかを見てみてください。それがエンジンの健康状態を知る第一歩。 |
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さていよいよ新品をつけましょか。 新品は当然電極もキレイ。取り外した古いプラグと見比べてみて、交換時期になったプラグの状態を覚えとくってのもアリですね。 レジスタープラグは特に電極の減りが目に見えて明らかにわかるので、プラグのヘタリがどういう状態なのかを覚えておく価値はあります。 |
さっきの逆の手順ですね。 ただ、戻すときはちょっと注意というか、コツがいります。 |
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コツその1。 いきなりラチェットで力入れて締めないで、最初は回るところまで手で回す。これはプラグが斜めになったまま締め付けてしまうミスを防ぐため。 |
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コツその2。 力を入れて締めるのは1/2回転〜2/3回転まで。締めすぎも緩すぎもダメ。ただしこれは新品の場合の目安で、点検後などに再利用する場合は1/4回転程度を目安に。 |
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締めたらコードを元に戻す。 パチッと手応えがあるまでしっかりと。 |
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以上の作業を各気筒ごとに繰り返せばプラグ交換は完了。簡単ですね。 |
交換後走り出してみると、まず低速域からトルクアップしているのがわかるはず。新品にしたことによって、火花がしっかりと発生され、燃焼が効率よく行われることになるからですね。ヘタったプラグから交換すればするほど、プラグの重要性が身にしみてわかることでしょう。 プラグはそんなに高いモノでもない上、交換後の効果はかなり体感できるので、ぜひ愛車のメンテナンスメニューに加えることをオススメします。 交換が済んだら、エンジンルームを再度チェック。 |
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