まずはリアハッチ廻りの補強バー2種です。
リアの動きをセッティングする手段として、試しに付けてみました。
リア廻りの補強材としてもっともポピュラーなのはタワーバーですが、荷室を横断してしまうのと、EKの場合内装カットが必要なので、かなり抵抗があります。そこで、あまりメジャーではないのですが、モノコックバーとピラーバーを順に試してみました。

MONOCOQUE BAR

■モノコックバー
スペアタイヤの後ろ側を跨ぐように付けるバー。EK9にはなぜかこの部分に何も使われていないボルト穴とボルトがあります。
ここにバーをつけてくれーーと言われている様なので(笑)付けてみました。
装着感。鈍感な私にはわかりません(爆)。うーんどうなんだろ。荷室に若干飛び出すのでジャマと言えばジャマだし。。
まーわからない程度なので付けっ放しです。

   

PILLAR BAR

■ピラーバー
ハッチ開口部の変形を抑えるような位置に付けるバー。リアのシートベルトのボルトに共締めします。このアイディアはなかなか。
付けた感じは、リアのボックス感が感じられるようになったってことかな。限界付近でリアが粘って粘ってイク時には一気にザーッて流れていたのが、リアの荷重が抜けると割と簡単にブレイクするようになりました。雨の日ではちょっと極端過ぎるくらい。ある程度のオーバーステアを誘発させるには、手軽なセッティングになると思います。
でも、このピラーバーを付けた本当の理由というのは、サーキット走行時の車載カメラ取付の為です。このバーにビデオカメラ付けると丁度イイんですね〜。ベスモのようなアングルが簡単に撮れるので、走行後の復習がはかどります♪(余談ですが、ピラーバー専用のカメラステーというのが売ってますし、カメラにワイドコンバージョンレンズを付ければ、ドライバー(自分)の操作と車窓に迫るコースが一緒に見れてグー)

ちなみに、後ろに人を乗せる場合は頭が当たるので不評です(てゆーか危ないか)。サーキットの時のみ付けるので十分かも。ただ、温泉行った後にタオル干すのに便利なので捨て難いですが(笑)。

 

以上の2本のバーは、ヤフオク落札品(新品)でメーカー不明です。怪しげですが、造りはしっかりしているので不安は無し。てゆーかこの両バーは、EKに関してはこの形状しか見たことがありません。どこの選んでも一緒だと思われます。

 

SPOON
FRONT TOWER BAR

 

スプーンのフロントタワーバーです。
EK9には、純正で赤いスチールのタワーバーが付いています。これと交換する形で装着します。
何故にわざわざ付いてるモノを外して別のモノに交換するのか?
ひとつに、スプーンのはアルミ製で軽量だから。
もうひとつは、装着位置がストラット上部に共締めで、より効果がありそうだから。
と思って、付けてみた次第です。
元々付いてたモノを交換するだけだからそんなに体感できないかなーと思ってましたが、フロントがかなりがっちりとしたのがわかります。フロントのレスポンスがややシャープになった感じ。
締め付け部分がストラット上部になっただけで、ココまで変わるもんなんでしょうかね。
ただ、フロントの剛性が上がったために、乗り心地がかなりゴツゴツしたものに。。足回りが動く以前に跳ねてしまう感じで、車高調が入っている状態では、街乗りでは正直ツライものがあります。
更にそのまま走っていると、内装からギシギシと軋み音が。。。ボディに負担がかかってるのは明確です。

こんな簡易なパーツですが、車体のバランスへの影響は大でした。フロントの剛性ばかり上がってしまって、ドライブフィーリングはイマイチ。サーキットならノーズの入りが良くなっていいんでしょうが、サーキットばかり走ってるわけではないので・・

というわけで、結局純正に戻してしまいました。
乗り心地はかなり改善された感じ。アシも良く動くような気がします。ガッチリとボディを固めるのではなくて、ある程度しならせて運動性能を高めるというメーカーの意図が見え隠れします。
ボディ剛性はバランスが重要。ただ固めればいいっていうわけではないっていうのを、身をもって体感できました(中古だったので、授業料も適正で良かった・・)。
サーキット走行時に限って使用しようかと思ってます。

 
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