足を動かすための車体補強 (2007/04 装着直後のインプレ)

 

ボルトオンのボディ補強パーツが充実しているASMでも地味目の代物だけど、全体バランスを考えると最初に装着するのが良さげなパーツ。価格もASM製品にしては手頃です(汗

         

ファーストインプレはっていうと、コレ、質感向上にかなり効いてきます。
感覚的だけど、ビシィッと直線的に芯が通ったようなカンジで、一体感がますます増強されたような印象。それによってなのか、妙にトラクションのかかりがイイような。。。

ワインディングには行ってないので、コーナリング性能にどう影響してくるのかはまだわかんないけど、街乗りレベルでは車体の前後バランスが良くなったようなカンジで、走りの質に剛性感という名の高級感が出たような、そんな印象です。

 

前後サブフフレームを左右で繋ぐ
フロント同士を締結するバーも付属する

         

補強って一長一短で、元々ゆるいボディ剛性を上げてシャキッとさせることができる反面、力の逃げ場が無くなるので傷みが早く来たり、セッティング面でもバランスを考慮して補強しなければ却ってヘンなクセのついたクルマになってしまうこともあって、結構難しいと思います。

今回はこの冬入れたASM SRE 1WAYをもっと生かす!ための補強。
車体のねじれを抑制して、その分サスがしっかり仕事するようにし向けてやる。
そうすれば、これまでよりもっとSREダンパーの良さを体感できるような気がしています。

         
プロデュースショップ >>> AUTOBACS ASM YOKOHAMA http://autobacs-asm.com/
           
 
ステアリングレスポンスを取り戻せ! (2007/09 装着時)
 

車高を下げることによってトータルの運動性能を上げることには成功したものの、今度はステアリングレスポンスが鈍いような感触を感じるようになってきました。
エスに乗り始めた当初はその素直なハンドリングに感動してたくらいなので、それに慣れちゃっただけなのかもしれないんですが。。。

理由は何だろう。。。

ワインディングを気持ち良く駆けるためには、ステアリングに限らず操作に対する違和感の無いレスポンスは非常に重要だと思うのです。
どうすれば解決できるかなとしばらく考えてました。

で、これなら!と思った方法は、フロントセクションを補強するってこと。操作入力初期からアシを動かしてやる方向に持っていくことで、レスポンスが上がるのでは?という想像が元で、それならアシがちゃんと動くようにボディの方を固めてやれば、という作戦。

そんな背景で導入することにしたのが、ASMのフロントタワーバーGTとフロントロアアームバーGTの2種類の補強バーです。

 
 

ASMのが他の補強バーと違うのは、オーバークオリティなほどの質感(1本1本職人による手作り!)もそうだけど、特にボディとステアリングラックをバーを介して直結させてる点。

フロントタワーバーGTは、フロントミッドシップというS2000のレイアウトの特徴を見事に生かしてますね。フツーはタワーバーとステアリングラックの間にはエンジンがあって、直結なんてできないはずですから。。

 

ASMのGT補強バーシリーズは、滋賀のサクシードスポーツ製

 

ロアアームバーGTは取付状態の写真がないので、ASMのディスプレイでとりあえず勘弁(^_^;

   
         

フロントロアアームバーGTは、3本のSUS棒で構成されてます。これもステアリングラックを繋いでいるのがポイントですが、どこをどういうふうに繋いでいるかは、今度下に潜って確認しとこうと思います。(実はまだ見てない・・・)

そんなパーツなので、これらは単なるボディ補強パーツというよりは、ハンドリングのセッティングパーツと言ったほうがいいかも。。。ステアリングラックとフレームが固定されるので、ハンドルを切ったときのレスポンスアップに期待がもてます。

また、フロントセクションの補強にもなるので、ボディのよじれが低減されて、アシがより良く動くようになることも期待できそう。
ボディへの力の逃げを減らして、初期から良く動くSRE 1WAYの仕事量を一層増やしてやることで、ダンパーの特性を生かしきろうという意図もあるわけです。

装着直前までタワーバーのみで様子を見ようと思ってたんだけど、こんな感じの目的ならフロントセクションをひとつのカタマリとして見立ててやった方が効果が上がりそうだったので、急遽タワーバーとロアアームバー同時装着としました。

 

適正な動きでダイレクト感創出 (2007/10 装着直後のインプレ)

 

フロントタワーバーGTとフロントロアアームバーGTを取り付けて最初に感じたことは、フロントセクションの一体感ですね。フロントノーズのエンジンルームが箱になったような一体感。まぁ当然と言えば当然ですが。。

コーナリング時のステアリング操作に対するダイレクト感が向上してます。
元々クイックな操縦性のS2000ですが、タイヤの接地具合とかによって違和感が残るような場面も、意図したタイミングでちゃんと動きが出るようになってるんですね。
ステアリングラックに直接バーが固定されることで、ステアリング操作に対してもダイレクト感が出る。これが体感的にわかります。

また、足が凄くよく動くようになったと強く感じました。コーナリング時もそうだけど、高速道路の継ぎ目が特に。
段差を乗り越えた感触は伝わってくるけど、何事も無かったかのように一瞬にして振動が収束してしまうのにはオドロキ。「ダンッッ」っていうふうに乗り越えてたのが、「ダッ」ってカンジ。補強したことによって衝撃をボディで吸収するのではなく、足が動いて吸収する方向になったということかと。。
動くべきところがきちんと動いてる。補強することでボディに過剰に力が吸収されないでアシに仕事が行くってこと。当初狙ったSRE 1WAYの特性をより引き出すということが、実現できてるような気がします。

逆に違和感があるとすれば、何の気無しにコーナリングしてアクセルを入れていくと、今までよりアンダー傾向が強く出ることかな。あくまで装着前との比較なので、絶対的にアンダーステアというわけではないですが、今までより微妙に外側に逃げていく力を感じます。
まーごく微妙なフィーリングの話なので気にするほどでもないですが。。ちゃんと前荷重を残せば問題無いことだし。。ただ全体のバランスを意識して、今後セットアップしていきたいな。

ファーストインプレとしてはそんなとこですね。
当初目的のステアリングレスポンスの向上という意味では、期待に応えてくれたパーツだと思います。

 
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エスの補強は下がキク (2008/09 装着時)
 

フロント廻りの補強バーを入れてから1年後、当時から懸案材料になっていたリアのロアアームバーを装着しました。

ASMのリアロアアームバーGTは、前述のフロントの物と兄弟パーツで、リアのサブフレームとメインフレーム床下を接続する形状に最大の特徴があります。
後方は軸下の純正スチールバーの位置に取り付け(純正は撤去)、前方はシートを床に取り付けているボルトと共締めになっています。

クロスしたステンレスバーによって、見るからにガッシリと接合されてます。
R style S2000には、無限のマフラーが入っていますが、バーとの干渉は無く、問題無く取り付けることが可能でした。

リアのフレーム補強という意味合いの強い、ちょっと風変わりなこの補強パーツの効果をシンプルに説明するなら、ブレーキが安心して踏めるようになる!ってことになるかな。
強めのブレーキングの際にお尻が暴れないというか、ドシッと安定してリアが沈み込むような動きをするのが、交換前後で一番変わったトコです。

エスはリアのサブフレームが弱いとか、ジオメトリーの変化が大き過ぎるとか言われてます。
サブフレームに関しては04modelから補強が入ってるのである程度マシとのことですが、メインフレームとの追従性にはちと物足りない部分があって、その辺を解消できるパーツなのでは、と思われます。

エスのボディ補強は、床下が効きますね。
フロントとリアの各ロアアームバーは、特に大きな効果があるように思えます。

 
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