AM6:00過ぎにふと目を覚ます。思ったよりも寒くはなく、結構熟睡できたらしい。 相変わらず駐車場には私一人しかいなかったが、前面を走る国道195号の交通量は意外と多く、朝早いのにぴゅんぴゅんとクルマが通り過ぎていく。 |
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顔洗ったり物を片づけたりして、出発はAM7:00頃。昨日来た道を一旦引き返し、県道24号経由で国道55号に出ることに。海岸沿いをたどって高知市までのびるこの道で、まずは室戸岬を目指します。 |
国道に入ったあたりから、雨が本格的に降り出してきてしまいました。出てくる前に天気予報で週末の天気は良くないことを知ってたのですが、もしかしたら降らないかもという淡い期待はもろくも崩れ去り、どんどん雨足が強くなっていく・・・ |
南阿波サンライン |
徳島の走りのスポット「南阿波サンライン」。地図でチェックすると、見るからに面白そうな道だったので、しっかりトレースしてこようと当初から決めていました。 ところが表示を見落としたのか、南側の合流点まで来ていつの間にか入り口を通りすぎてしまっていたことに気が付きました。通り過ぎるにはもったいない気がしたので、そこから往復して戻ってくることに。結果的に2本じっくりと走ることができたのでした。 |
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険しい地形に沿ってタイトコーナーが連続する南阿波サンライン。 その名前とは裏腹に、今日はウェットコンディションなので、タイヤが限界を越えない程度にキビキビと走ります。 途中で、路上に落ちていたかなり大きな石を蹴り飛ばして冷や汗。その後外傷をチェックしてみたところ特に問題はなく、パンクの兆候もなかったので一安心。 |
そこから国道55号をさらに南下。快適なシーサイドロードなんですが、雨は強くなる一方(涙)。それでも旅情をかきたてる最果ての風景が身にしみます。 でもどっかでこういう道走ったことある気がする。。考えてみるとなんとなく北海道のオロロンラインに似ている感じがしたのでそう思ったのかも知れません。 |
国道に入ってだいたい100kmくらい走って室戸岬へ。 |
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室戸岬 |
夜ここに来たら死ぬほど眩しそう |
AM10:30 室戸岬灯台 岬の先端に立っていると思いきや、かなりの高台に鎮座していたので探すのに時間がかかってしまいました。 |
岬を一旦通り過ぎ、室戸市街から室戸スカイラインに入って岬先端に走っていくとその途中にあります。 |
第24番礼所最御崎寺の駐車場から歩く 寺の裏手なので線香の香り漂う灯台だった |
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この室戸スカイラインがなかなかガッツのいるワインディングで気に入りました。 霧(というか雲)で視界がきかなかったのが残念だったけど、走りを楽しむには十分。 さっきの南阿波サンラインもそうだったけど、全然クルマが走っていなかったので独り占めってな感じでかなり満足。 |
オススメは室戸市街から岬に向かって走る方向。大海原を眺めながらのダウンヒルになります。(両方向とも走りましたが) また、路面があまり良くないので下手な操作をするとクルマが跳ねます。砂埃などで路面が汚れているので、雨が降っていなくとも(降ってたらなおのこと)、タイヤの設置状態を常に把握しながら安全に楽しみましょう。 |
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最後に岬の先端に降り立ちました。 巨大な岩がごろごろと転がり、目の前に広がるのは見渡す限りの大海原。波は高くなかったが風は強い。最果てに来たんだなぁという感傷を演出するには十分な風景。 |
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しばらく海を眺めて過ごす。言葉にならないほどの雄大さ。足下に打ち寄せる海水は何色でもなく、ただ透き通っている。ここが台風銀座であることを考えれば、降りしきる雨も気にならない!?(うそ、やっぱり晴れていてほしい(涙)) |
再び室戸スカイラインを走って室戸岬を後にし、国道55号を高知市へと向かう。室戸の東側とは逆にこちらは交通量もそれなりで集落も多い。 やがて開通したばかりだという土佐くろしお鉄道と平行するルートになる。この時代にこの最果ての地方に新しく鉄道を開通させるとは恐れ入る。本当に採算とれるのかこっちが心配したくなる。 |
安芸市街をちょっと過ぎたところで「国虎屋」という所でうどんをいただく。やっぱり四国に来たらうどんでしょう(讃岐に来たら、ではないのか)。 |
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国虎うどん700円。白味噌仕立てのお汁に具はお肉、ゴボウ、蒲鉾のみのシンプルな田舎うどん。これがうまい! 大満足させていただきました。 |
お腹を満足させた後は、さらに国道を走り、途中で県道14号にスイッチ。桂浜方面を目指します。 高知市街が近づいたところで五台山公園へと向かいました。目的は牧野富太郎記念館に行くことでしたが、これがなかなか見つからない。ラリーのスペシャルステージのような五台山公園内の道をぐるぐる回っていたんですが、ここまで時間が押していてこの後どうしても行っておきたい温泉もあったし、そっちを優先させることにしてあきらめて先を急ぐことにしました。 |
桂浜 |
PM2:00、浦戸大橋(無料になっていた)を渡って桂浜へ。 その近くの高台にあった坂本龍馬記念館から桂浜を見下ろす。 |
延々と続く砂浜が美しい。 テトラポッドで護岸されているが、それもまた風景なんだろうか。 |
ここで龍馬が「日本の夜明けは近いぜよ!」と言ったかどうかは定かでない |
牧野富太郎記念館はあきらめたので、代わりに坂本龍馬記念館に入ってみることにしました。 |
偉大なるコンセプト建築。ワークステーションという設計グループの出世作です。豪快なキャンチレバーは内部にあるワイヤーで吊って支えてます。それが空間にも生かされず、何ともムリヤリな感じがして笑えます。 本題の坂本龍馬ですが、33才という生涯の中でこれだけの偉業は大したもんだと改めて思いましたね。私もあと5年もすればそのくらいになってしまうんですが、とても彼のようにはいかないようです。 |
横浪スカイライン |
桂浜沿いの県道23号(黒潮ラインと呼ぶらしい)を西へ。途中で給油して宇佐大橋を渡ると突如として気持ちのいいワインディングが出現。横浪スカイラインです。 |
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断崖の上の尾根をいくこの道で三度走りを堪能。ただドライブ中と見られるセダンが数台のんびりを走っておられたので、煽らないよう写真を撮りながらの比較的ローペースで走る。ある程度車間距離をとってのんびり走っていると譲ってくれることが多かったので、前方が開けたらちょっと元気に走ってみる。 相変わらず雨は相当降っているのでコーナーは細心の注意で切り抜けます。 |
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野球やサッカーで有名な明徳義塾を通り過ぎる(こんな辺鄙なところにあるんだねぇ。隔離しているとしか思えません)とスカイラインは後半。緩やかなダウンヒルを軽快に駆け下りていると、1台のシルビアが刺さっていました。がんばり過ぎたんでしょうかね。雨の日は十分なマージンをとって走りましょう。何が起こっても対処できる程度のペースで走ることが大切ね。 |
そんなこんなで横浪スカイラインはおとなしくクリア。国道56号に合流してさらに西へと向かいます。 この国道56号は、交通量が多いことを除けば、なかなか走りごたえのあるワインディング区間もあって楽しんじゃいました。 窪川町で国道381号にスイッチすると、いよいよ楽しみにしていた四万十川と平行して走るラインに突入!雨足が強く、すでにPM4:00をまわっていたので、清流を楽しむとまでは行かなかったけど、時折見える沈下橋に期待が膨らむ。 明日は四万十川の流れを楽しみながらのドライブ。夜が明けるまで楽しみはとっておきます。 |
大正町の国道439号との合流地点に道の駅「四万十大正」があります。ここを本日の宿泊地にしようと考えていたんですが、この先にちょっと行ってみたい温泉があったので、足をのばしてみました。 |
一の又渓谷温泉「一位荘」 |
国道から逸れ、所々すれ違いができないほどの山道(苦手な人はやめた方がいいかも)を5kmほど入っていくと「一の又渓谷温泉」があります。 |
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よくもまあこんな所につくったなというロッジ風の建物が渓流沿いにあって、お風呂もその渓流のすぐそばに設けられていました。フレンドリーなおばちゃんに入浴料を支払ってさっそく温泉へ。 |
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内湯ですが、湯船がサンルーム状になっていて、しかもサッシは開け放てるのでほとんど露天の雰囲気でお風呂を楽しめます。 お湯は無色無臭でこれといった特徴がない上、お湯で割られているようだけど、誰も入っていないのかかなり澄んでいてきれいなお湯でした(当然貸し切り状態!)。 |
場所を考えると訪れる人もそう多くないようでちょっともったいない気もしますが、それでいてこそ秘湯! 簡単に行けて人がいっぱいいる秘湯なんざ秘湯じゃないですからね。その点ここは立派な秘湯でしょう。 |
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渓流を眺めながらの湯呑みを楽しんだら、元来た山道を戻って道の駅に戻っていく。大正町で夕飯を調達しようと商店街(っぽい所)に入ってみるものの、それらしき店は見当たらず、何とか開いていたスーパーでカロリーメイトを購入して夕飯としました。 道の駅に戻って就寝の準備。さっきまで降りしきっていた雨が突然止んでしまった。明日は是非晴れてほしい!そう願わずにはいられないのでした。 |
見かけたお遍路さん:48人 |
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