中古で手に入れたときについていたタイヤはGRID2。サイドウォールの剛性がイマイチで、コーナーリング中にグニャっとする感触が気になりました。またこれは買った後に気が付いたのですが、なぜか1本だけ純正のRE010を履いていた!?のです。しかもほとんど終わっている・・・前オーナーはどういう乗り方をしていたんだろう?
というわけで買って1カ月ほどで、ソッコーでタイヤを替えました。

RE-01と言えば、BRIDGESTONEのスポーツラジアルのフラッグシップなので、EK9のような軽量スポーツにはオーバークォリティかなという気もしましたが、EG4の時お気に入りで履いていたG'GRIDもM7Rもなくなってしまったので、思い切ってRE-01に決めてみました。
走りの感触はというと、まず普通のワインディングではGRID2とは全然違う剛性感が感じられます。トレッドがしっかり路面を捉え、サイドの変形も最小限に抑えられているので、サスがよく仕事をするようになりました。ワインディングを流す程度では鳴きもしません(GRID2はすぐ鳴いた)。サーキットでもグリップ力は十分で、ロールが大きく、引き締められた純正サスが柔らかく感じられたほどでした。EK9の場合10分以上走るとグリップ力が落ちるのが体感できたので、タレは意外と早いかなという印象です(これはドライバーの問題ですかね、やっぱり)。
ロードノイズはまったく問題ない、かな。というのは、G'GRIDもM7Rもとてもやかましいタイヤだったので、私が慣れてしまっているからそう思うだけなのかもしれないから。若干ゴツゴツはしてますが気になる程度ではないですね。そして何よりこのタイヤ、性能のわりに市場価格が意外に安い。ポテンザは高いイメージがありましたが、EK9の標準195/55R15に関しては、ネオバやアゼニスと値段で比べなければならないということはありませんでした。

BRIDGESTONE
POTENZA RE-01
 
 
 

RE-01と人気を二分するスポーツラジアルがこのネオバ。ヨコハマのフラッグシップラジアルです。RE-01を2セット履いた後、ネオバの感触を知りたくて選択してみました。
トレッドのゴムが触った感じだとどことなくしっとりしている(気がする)ネオバですが、実際走り出してみると、そのしっとり感がハンドルにも伝わってくる感じ。RE-01がゴロゴロ転がるのに対して、ネオバはコロコロ転がる感じとでも表現しましょうか。案外ジェントルな乗り心地は、イメージからすれば意外。
新品時にサーキットで試す機会に恵まれましたが、これがなかなかの好印象。トレッドのゴムがねっとりと路面を捉えるようなカンジで、独特の「粘り」を感じます。RE-01はショルダーの剛性が高く、タイヤがよれ難い分トレッドのグリップが抜け易い場面があったのに対し、トレッドのグリップとショルダーのしなりで、一段階上のグリップを得られる。トータルで見ると、ネオバの方がわずかながら限界が高い印象を受けました。
普段乗りでもその「ねちょねちょ」感は健在。ぺたぺたと路面に張り付きながら転がっていくので、ロードインフォメーションを得る上ですごく安心感があります。
また、RE-01に比べてネオバの方がショルダー部分の張り出しが小さく、フェンダー内にぴったり収まるので、性能上も外観上も私のEK9にはかなりフィットしていると思います。オーリンズの足とのマッチングも悪くはないと思ってますが、この辺の煮詰めは今後の課題でしょう。
あとは耐摩耗性ですが、RE-01は摩耗に強く、かなり摩耗が進んでもある程度の性能は発揮できていたので、それに比べてどのくらい「持つ」のかが気になるところ。RE-01がRE-01Rになって、値段もとびっきり!になったので、ネオバには期待したいところなのです。

YOKOHAMA
ADVAN NEOVA AD07

 
 

純正ホイールもカッコ良くて好きなんですが、バネ下の軽量化という性能アップに惹かれてしまって交換しました。ホントは見た目どノーマルでいく予定だったのに、早くも挫折とは・・・。
モノはスプーン(気が付いたらスプーン製品ばっかになってきた)のSW388。ディスモンド社製で、リーガマスターEVOというホイールが黒くなったものです。
388というのはその重量を表していて、ホイール1個の重さが3.88kgということ。純正が確か7.2kgくらいのはずだから、約半分の重さしかないわけです。片手でぶんぶん振り回せる(危ねーって)ほど軽いです♪
この軽いっていうのが交換のイチバンの動機。クルマは軽ければ軽いほど運動性能が上がります(慣性が減るからね)。中でもバネ下、つまりサスペンションの先についているタイヤ、ホイール、ブレーキなどといったパーツの重量を減らすことは、特に効果があると言われています。軽量なランニングシューズを履いて走るのと、革靴を履いて走るのとでは、明らかに前者の方が走りやすいですね。それと同じ理屈です。
軽いだけではなく剛性も必要なホイールですが、十分な強さを持っていながら3.88kgと超軽量を実現しているSW388を選んだわけです。
軽量ホイールにはその他にも、定番のTE37やSSR TYPE-Cがありますが、あえてこれにしたのは、ただ色が黒いから。黒いホイールが欲しかったので。。
一応理由はあります。白系のホイールだとブレーキのダストの掃除がタイヘンだから。
そんな理由ですが、アルマイトブラックっていう名前のこの艶消し黒、なかなかハマってるでしょ?
地味だと言われればそうかもしれんですが、本人はキマってるぜ!と思ってます。

さて装着してのインプレですが、まず道路に出て始めに感じたのは、ロードノイズが大きくなったことでしょうか(涙)。軽いので振動が伝わってくるわけです。
肝心の運動性能ですが、町中の交差点とかではよくわかりませーん(汗)。
ところが、ワインディングに持ち込んでみるとビックリ。あらゆるコーナーでクルマの操作性が向上が感じられました。特に中高速コーナーでは純正より素直にステアリングが切れます。狙っただけ正確に蛇をあてられるといった感じでしょうか。ハンドリングが軽くなったのがわかります。
また高速道路での直進安定性がすごくよくなりました。今までは1○0km/hで巡航中は両手でステアリングを握っていないと緊張するような操縦性でしたが、ハンドリングが軽くなったおかげで同じ速度域でもかなりラクに身構えていられます。
かといって、スタッドレスを履いたときのようなフワフワした操縦性になったわけではありません。ハンドリングを軽快にしながらも、ロードインフォメーションを確実に伝えてくれます。

というところで、性能、見た目ともに今のところ不満ナシ。
唯一心配だとすれば、フロントフェンダーからタイヤが微妙にはみ出してしまったこと。
大きくロールさせるとタイヤがフェンダーにばちばちと当たって精神上よろしくありません。
一応ホイールハウスに細工して当たらなくはしましたが、車検時(フェンダーに収まってないと車検に通りません)は車高下げるか別のタイヤを履かせるかしなければならないかもしれません。いい機会だからスタッドレス買うかなー、純正ホイールも余ってることだし・・。
ま、それはおいおい考えよう。

ちなみにホイールナットは赤いアルマイト塗装のアルミ製にしました。
足元のさりげないオシャレが重要なのは、人もクルマもいっしょですな。

(2004/11追記)
機能的には全く不満なく愛用してるんですが、どんどん艶が無くなっていくのが気になると言えば気になる。。いや、元々艶消しブラックなので艶なんて無いのですが、なんか白ばんできて薄汚れているような見た目になってきてます。。洗っても洗ってもイマイチきれいにならない。普通のワックスも相性よくないみたいなので、アルミアルマイト塗装用のワックスが欲しい!この頃です。

SPOON SW388
 
 
 
戻る