トレッキングシューズ .....

 

山歩きするのなら、まずは何はともあれ足元です。
運動靴やサンダルで歩けないこともないですが、酸いも甘いも知ったベテランならまだしも、ちょっと始めてみようという方には激しくオススメできませんw

僕が現在使用してるトレッキングシューズは、NIKE ACG エアトゥマロII
ナイキの靴で山登ってる人ってほとんどいない(!?)でしょうけど、運動靴じゃなくてちゃんとしたミッドカットのトレッキングシューズです。
ナイキのACGラインにはその昔、この手のシューズが充実してた時期もあったんですよね。(最近はACG自体見かけませんが)
実はワタクシ、90年代中盤にスニーカーマニアだった経歴もありまして(汗)、なぜか登山靴までナイキになってしまいましたww

 
 
そこそこの荷物を持ってのトレッキングのシューズには、次の3つの条件は絶対かと思います。
・ミッドカット以上で、自分の足にフィットしていること(当たり前ですが・・)
・土砂降りでもビクともしない防水性能
・そこそこ硬くて、かつ滑らないソール

エアトゥマロIIは、僕の足にはめちゃくちゃ合っています。トレッキングシューズとしてはかなりソフトな部類に入るけど、それゆえ履き心地が抜群。
あまりハードな山行には向かないかもですが、テント背負って1泊か2泊程度で不足に思ったことはないです。
トレッキングシューズは荷物の重さによって選ぶ種類が変わってくるものですが、僕みたいなライトなスタイルにはぴったりですね。

防水性能については、革靴でなくとも、ゴアテックスかそれに類するものが採用されてればとりあえずOK。
エアトゥマロIIは一応ゴアですが、一部シール部分に採用されてるだけで、本体はナイキ独自の防水繊維が使ってあるってことを聞いたことがあります。
まぁそれでも、豪雨や積雪や水溜りの中を歩いても、水がしみてきたことは今まで一度もないです。

ソールに関しては、難しいこと考えなくても「ビブラム」って書いてあれば、とりあえず間違いないでしょう(笑
エアトゥマロIIもビブラムです。ナイスグリップです。
 
デザインといい機能といい、非常に気に入ってますね。>エアトゥマロII
実はそろそろ経年劣化的に寿命なんですが、これに変わるカッコいいトレッキングシューズが見つからなくて困ってます(^ ^;
ACGにはもう無いし。。ちょくちょくリサーチはしているのですが、いまだこれ!っていうのが無いので使い続けている状況。

このシューズは、山歩きを始めてから3足目。
実はこの前に、某伊S社製の本格的な革の登山靴を使用してましたが、結局足に馴染まずに買い換えた経緯アリです。
店で履いてみた感触と、山を何時間も歩く感触とでは全然違うのが、靴選びの難しいとこです。登山用品の中でイチバン難しい。靴の良し悪しで、同じ山歩きでも楽しくなったり苦しくなったり、いくらでも変わっちゃうので。。

今のシューズは何度も言うけどお気に入りなので、年中どこの山に行くのもこの靴です。
冬のスノーシューですらコイツです(爆
(一般的にはオススメできません。いつも足先までポカポカの冷え性とは無縁の僕が、靴下を重ね履きして丁度良いくらいなので)


トレッキングシューズは足に合ってなきゃ話になりませんが、それだけじゃなく、いわゆる「登山靴」っぽくないデザインも僕には重要だったり(^ ^;;
そういった条件の中では、エアトゥマロII、R style的トレッキングのコンセプトには、ばっちりハマッてる一足です。
     

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前述のNIKE ACG エアトゥマロIIは、剱岳下山中にソールが剥がれてしまい、使用不能になってしまいました。
その後釜として導入し、2009年秋から使用しているシューズがコレです。

MAMMUT マウントクレストGTX

それまでのライトなトレッキングシューズから、割と「登山靴」っぽいシューズにスイッチしました。
登山靴っぽくないデザインだの軽快さ重視だのと拘っておきながら、登山的にはノーマルっぽいシューズに。。
その理由は、重荷を担いでそれなりの山域を歩くと、足元への負担はもちろん、安全性にも不安が出てくることをさすがに感じたからです。

その辺の山を歩くだけなら、ライトで軽いシューズがいいと思うのは変わりありません。
ただ、自分の山行の今後の傾向を考えると、ある程度ヘビーな用途にも耐えられるだけのシューズに慣れといた方がいいような気がして。
でも、いわゆる重登山靴まではいらない。ある程度の荷重に耐えながらも、軽快感は残したい。
もちろん足を入れたときのフィット感、歩きやすさは必須。
そういった要素を検討して何足も履き比べた結果、このシューズに行き着いたわけです。

このシューズ、気に入ってる点としては、まず足入れが非常にソフト。包み込まれるような感じで、登山靴にありがちな硬さが少ない点です。
ソールが柔らかめであることも関係してると思いますが、平らな所でも結構違和感無く快適に歩けちゃいます。
履き比べると、この優しい足入れ感が際立ってました。
あとは、オーソドックスだけど奇をてらわないシンプルなデザインで、カッコいいところ。これ僕にとっては重要(^ ^)

メーカーはマムートとなってますが、事実上ライケルのテクノロジーによるシューズです。(ライケルは現在、マムートブランドとなっているため)
ライケルには以前試し履きした時にもソフトなイメージがありましたが、実際に今回もその印象通りでした。
ちなみにこのマウントクレストGTXは、ライケルブランド時代からの名品らしく、それなりに評価も受けてるみたいですね。

デビューは屋久島、宮之浦岳縦走でした。慣らしもせずいきなり(笑
それでも、靴が原因で足が痛くなることはまったくなく、非常に快適でした。
屋久島と言えば豪雨ですが、登山道が小川のようになっている状況でも浸水してくることはなく、これまた快適でした。
ソールは彫りの深いビブラムで、それまでの使い込んだトゥマロIIから比べれば鬼グリップです。

 
今のところ欠点らしい欠点は無く、非常に信頼しています。
靴ひとつで山登りの印象は変わるので、選択期間が短かった(剱岳から屋久島まで2週間しかなかった)にもかかわらず、相性のいいシューズに出会えてよかったと思ってます。
 
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