津軽平野/温泉銭湯巡り |
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翌日。 ←こうなっていた。 |
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青森市中心部は大雪に埋もれていた。 適当に7号線を西へ。 |
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国道280号のバイパスに折れる。 なので岬は今回はパス。津軽半島の中間を横断する県道12号で、朝のスノードライブを楽しもう(こんな天気で大丈夫なのか!?)。 <<< 晴れたり吹雪いたり、目紛しく変わる空模様 |
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県道12号(蟹田〜中里(今泉)) 12号に入ると、なぜだか急に晴れてきた。青空が広がり、純白の積雪路が美しく伸びている。降ったばかりの雪で、タイヤで踏みしめる感触も心地良い。 津軽線に沿っていくつか集落を抜け、今別へと向かう県道14号との分岐を過ぎると、緩やかな峠道が始まった。 |
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新雪を踏みしめながらのハイスピードクルージング。 峠とは言え、タイトなコーナーは皆無。 ここぞとばかりにアクセルを開け、白い雪煙を巻き上げながら、スキーの山間コースのような緩やかな1本道を突き進む。シートを介して身体に伝わってくる、積雪路面のムギュムギュした感触が楽しい。 |
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今泉から国道339号に合流。南下するか北上するかで迷ったが、十三湖をぐるっと回るルートを選択。北上することにした。 道の駅「十三湖高原」 >>> |
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<<< 十三湖 橋で繋がっているのは、中の島ブリッジパーク。十三湖に浮かぶ島がキャンプ場になっている。 |
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水辺の先客たち |
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県道を乗り継いで、車力村から金木町へ。再び国道339号に出て、金木の町を過ぎる。 ここでようやく本日の1湯目。 |
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奴温泉 | ||||||||||||||||||||||||
やっこおんせん、と読む。一見とても温泉には見えない。日帰り入浴施設かと思ったら、宿泊機能もあるようだ。地域の為の施設という位置付けには変わりないだろうが。 午前中の訪問だったが、入浴客は結構たくさんいた。浴室は広く、中央に深めの浴槽が配置されている。 |
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まー、他に訪れた温泉たちが優秀過ぎたってこともあるけど、正直ここはちょっと力不足を否めない。
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五所川原から国道101号。本日の最劣悪視界。 シビレルぜ。 道の駅「もりた」でウィンドウに張り付いた氷塊を落とす。ついでに産直販売所で団子を買って腹ごしらえした。 ここから県道39号で岩木山方面に南下。 |
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ブリブリ走って、岩木山環状線の県道30号に突き当たる。 地図では、西山麓はタイトなコーナーが密集するワインディングっぽい。こっちに惹かれたが、あいにく冬期閉鎖のマークがついていた。 んで結局東山麓回り。 |
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県道3号を右に折れると、すぐに岩木山神社。そのすぐ近くに百沢温泉がある。 | ||||||||||||||||||||||||
百沢温泉 公衆浴場 | ||||||||||||||||||||||||
県道沿いの大きな看板に従って細い道を入っていくと、公衆浴場という呼び名とは裏腹に、結構大きな建物が目に入ってくる。道路には温泉らしき液体が流れていて、成分で黄色く変色している。期待できそうだ。 | ||||||||||||||||||||||||
受付で300円を払って浴場へ。ようやく空いている温泉にありつけたようだ。人の気配が希薄。 | ||||||||||||||||||||||||
浴室には2人の先客がいた。どちらもトド真っ最中。 お湯に身を浸すと、かなりの泡付きが認められた。ざらざらした湯の花が見てとれ、浴室内には金気臭が充満する。浴槽から溢れた湯が床を洗い流して、析出物の層を形成している。 |
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写真の他に、小判型の小さな浴槽もある。コチラは別源泉のようで、やや灰色がかった源泉が静かに注がれている。島根の小屋原温泉を思い出させる温泉と趣だ。 あまりのお湯の素晴らしさに感動して、浴室にデジカメを持ち込んで撮影を試みた。湯気でイマイチな画像だけど、雰囲気はわかるかな。普段先客がいたら撮影は遠慮するんだけど、寝てたので失礼して撮らせて頂いた。 何がイイって、泉質はもちろんのこと、大量の源泉を惜しみなくザンザンと掛け流して常に新鮮を保っているところがイイね。湯が溢れて床を洗い流していくから、寝転がってると湯の川に浸ってるみたい。すごくキモチイイ。実にいい温泉でした。
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岩木山神社 百沢温泉の火照りを冷ますために、すぐ近くの岩木山神社に行ってみることにした。 「奥の日光」と称され、東照宮と並び称されるほどの荘厳な社殿があるそうだが?? とにかく雪に阻まれて行けるとこしか行かなかった。 |
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そう言えば、肝心の岩木山。 さすがは津軽富士と呼ばれる威容。端正な山容は、頂上が見えなくても伝わってくる。 数メートルも積もった雪壁の合間から、運転中もちらちらと岩木山の存在を確認しながら、今回最後の嶽温泉へと向かう。 |
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嶽温泉 小島旅館 | ||||||||||||||||||||||||
今回の旅最後の温泉は、今回唯一の温泉街での入湯。つまり銭湯的な温泉ではなく、普通の温泉旅館です。ま、私が行くくらいだから、大して違いなんかないような所だけど。。。 この時期の嶽温泉は、やっぱりスキー客相手の商売ということになるのかな。それなりに人は入ってるみたいだった。駐車場には湯が流されていて、外でも何となくホカホカしている。 |
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浴室は狭い。正方形の浴槽が2つ並んでいる。どちらにも白濁した温泉が掛け流して満たされている。 熱そうだがそれほどでもなく適温だった。先程の百沢温泉の方が高温。また、ぴりっとする肌触りで、飲んでみるとやはり酸っぱい。酸性の強い温泉のようだ。硫黄のニオイもしっかりとする。 |
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お湯の特徴から何となく草津の湯を連想したが、分析表を見てみると、塩化物泉とある。硫黄系の成分は含まれていないことになっている。よくわからんけど、まぁ万人が連想する温泉らしい温泉っていう感じ。 そうそう、最初に駐車場にクルマを停めるとき、かなりの斜面になっている上にツルツルに凍結した所に知らずに停めてしまい、脱出不能になって焦った。
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元来た道を百沢まで引き返し、アップルロードという名前の広域農道にスイッチ。 更にこの道、弘前市街を迂回して大鰐の辺りまで至るので、バイパス的用途に非常に有用。てことは交通量もそれなりなんだけど。 |
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国道7号のセルフスタンドで高速前の給油。ようやく水をもらった(ウォッシャー液ね)。その水をくれたスタンドの兄ちゃんと、EK9の話で盛り上がってしまった。ガソリンスタンドで大人気のEK9。今回に限ったことではなく、結構よく話しかけられます。 | ||||||||||||||||||||||||
大鰐弘前ICから東北道へ。ここからはもう完全に雪。降り積もった雪の感触を慎重に確かめながら、薄暗い高速道路をひたすら走る。視界云々より、タイヤのグリップ。車線変更は細心の注意を払って。 結局仙台に入るまで、ほとんどが積雪路だった。 |
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仙台市内はさっきまでの雪はどこへやらという感じで、いたって好天。そんな中こういう→→状態で走ってるのである意味目立つ。 泣きじゃくった後みたい >>> 最後に洗車場に寄って、塩カル共々洗い流してやった。 |
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てなわけで、今回の温泉銭湯巡りの旅はおしまい。 温泉銭湯は結局7湯入湯。まぁこんなもんかな。住所だけの情報の割には、迷った所はなかった。ただ、事前の情報がないと、新屋温泉なんかはまず見つからないと思います。 それにしても銭湯と銘打っただけあってどこも安い! でもたまにはこういう風変わりなツーリングもイイ。次はどんな旅をしよっかな。 おしまい |
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