エピローグ・・・

10日間もの長きに渡った今回のツーリングもこれにて終了。
実際走ってる最中は長いなってカンジは全然しないんだけど、こうやって後から旅行記書いてると、えらく長いこと遊んどったんやなぁ〜と、今回のツーリングの豪華さに改めてビックリしちゃうね。贅沢なことだ。

　keyword.01　天気

撮った写真を見ていると、ほとんど晴れた写真がないってことにまず気付く。レポートの中で常々毎日のように言ってると思うけど、とにかく今回はずっと天気が悪くて、いろんなところに支障を来してしまった。

楽しみにしていた都井岬＆佐多岬では風景どころではなく、桜島も開聞岳もマトモに眺めていない。
奄美大島への移動日を天気に合わせて変更したために、３、４日目と７日目の移動量がなんだかチグハグしてるし。

当初走りたいと考えてた大隅半島の東岸や国道265号など、天候のために諦めたルートもある。
何となく最初から決まったルートを走ってるように見えるかもしれないけど、実際は天気の影響を受けて変更したり中止したりというのがやたらと多かった旅だったのだ。。。

それでも行程的に致命的なミスがなかったのは良かったけど。。
こんなに天気に翻弄されまくったツーリングは今までにないです。ホント今回のはそこに尽きる。

天気が全てだった。。

普段からとにかくいろいろな場所に行くので、クルマの中にはいつも簡単な修理に対応できる工具箱やジャッキが積んである（それがクルマの旅の身だしなみ）。
だけど、今回のは全く対応できなかった。
幸いだったのは自走が可能だったのと、まったく初めてのトラブルではなかったということ。すぐに原因がわかったことで、ある程度気持ちに余裕ができたって意味では良かった。

でもトラブルのおかげで、特に霧島が中途半端になってしまったのは凄く心残り（やはり思い切りは走れなかったのだ）。

ベルトは以前も裂けていたわけで、新品にも関わらずまた同じ症状が出たってことは、オルターネータの取付が根本的におかしい等の原因が考えられる。

新品に交換したところで、また裂けるんだろうなぁ。と思うので、これを書いている現在も、ベルトはほったらかしです（爆）。

既に12万kmを超えてるので、ロングツーリングの際はちょっと不安。
見た目何ともなくても、長い間付き合ってる相棒だけに、些細な変化でも体感的にわかってしまうのだ。酷使してるからなぁ。。

予想通りというか思った以上にというか、とにかく海がキレイ！透き通ったスカイブルーの海が、南国好きにはタマラン刺激だ。
それに加えて、亜熱帯の植生がドライビングビューに飛び込んできて、いつもとは全然違うドライブをしているようで新鮮だった。

離島だけどワインディングが豊富で、特に県道79号は絶品。奄美大島は険しい山岳地帯がほとんどで、人が住む集落はほんの一部に限られている。それが却って秘境気分を煽ってくれて嬉しい。

そんなカンジで、今回も無事五体満足で旅を終えることができた（コレが一番重要なのかも）。

お約束の旅のデータを公表しとくと、まず、総走行距離が東京起点で3998km。もちろん最長記録。阿蘇の時より600km程多い。実際は仙台から走ってるので、それを足すと4721kmにもなる。一気にオイル交換しなきゃならない距離になってしまった。

通算燃費は12.44km/lで、こちらはいつもと比べるとやや悪め。ほとんどが雨天だったので、エアコンを付ける場面が多かった（暑いからではなく、窓の曇り取りと濡れた服を乾かす為）ってのが響いてるんでしょう。
ちなみに１日目に記録した14.73km/lっていうのが瞬間最高記録。

費用のことはもう考えません（思い出したくないぜよ）。

クルマで行ける最果てまで行った感のある今回の旅（沖縄はちょっと現実的では・・・）。
とにかく距離があって遠いしまったく初めての土地だったので、かなりはしょって回った印象は否めない（奄美は密度高かったけど）。遠くに行く旅はそうならざるを得ないような気がする。

ロングツーリングももちろん楽しいが、エリアを絞って濃度高く堪能する旅も始めないとな。

いろいろあったけど、結果オーライ。

冒険的だった奄美大島ツーリング。
自分の中で今後の指標になるであろう素晴らしい旅だったに違いない。