9日目

道の駅「ふたみ」

海沿いの道の駅で、最後の日の朝を迎えた。雨は止んだけど、依然上空には分厚い雲。

こんな大雨の中でも、ライダーの人たちはテントで朝を迎えていた。
バイクの場合は、雨だろうが風だろうが寝床を確保しなければならない。それを考えるとクルマの旅はラクチンしているように見えるかもしれないな。

でも自分としてはなるべくテントを張って、その土地の空気を感じながら食事し、足伸ばして寝たいと思っている。テントを張らない状況というのは、物理的に(場所的に)張れないか、あるいは明らかな悪天候の場合のみと決めている。 のだが、結局今回テントで寝たのはたった2回こっきり。。

もっとキャンプしたかったなぁ。

                   
 

今日は東京に戻る日。つまり移動日だ。
三崎からここまで、昨年の阿蘇ツーリングの帰途と全く同じルートである。このまま行くと、明らかに前回と同じになってしまいそうなので、ちょっとくらい変化をつけるつもりで、淡路島経由で帰る予定を立てた。
四国を走らず中国地方を走るという手もあるのだが、行きと同じではつまらないので、こういう時は気分的に大体四国へと渡ってしまうらしい。

伊予から松山道に入り、徳島を目指す。東京までの道のりを考えて、四国は高速で横断することにした。伊予から徳島までほぼ一直線に横断できるので、時間短縮にはベスト。
途中、吉野川SAで名物たらいうどんを朝食に平らげ、トータル2時間20分程で徳島ICに着いた。

 
                   
   

大鳴門橋

久しぶりに淡路島に渡る。四国ツーリング以来のことだ。

見上げれば青空。ホント久しく見てなかった様に感じる。
結局九州でスカッと晴れたのは、奄美を除くと最初の半日だけだった。。。こんなに長い旅で、これだけお天道様に会えなかったっていうのも。。

                   
 

神戸淡路鳴門自動車道

淡路島を高速で縦断してしまうのも初めてだな。

スカッと晴れ渡った空。。今更悔しいだけである。
にしても暑いな。

   
                   
       
                 
   

← おなじみ明石海峡大橋

 
                 
                   
垂水JCTから第二神明〜阪神高速へ。ここからは往路の逆向きルートだ。
三宮で少々混んだ以外は、総じてスムーズ。
大阪市内は逆向きもルートが難しく、気を抜くとすぐに変な所に行ってしまう。
けど、慣れれば吹田JCTを経由する外回りより早いような気がした。
   
         
                   

松原JCTから西名阪。この辺では少し雨がぱらついた。
そのまま天理まで走って、当然ここからは名阪国道。代わり映えが全くしないが、これが一番安く距離を稼げるんだから仕方ない。

三重県に入ると天気は回復し、眩いばかりの青空が視界に広がった。

 

国道1号亀山バイパス

             
       
             
    亀山からは国道1号。一度高速を降りた。
             
← 鈴鹿サーキット前
 
鈴鹿では実家で昼飯タイム。んで四日市のしぎさん邸におジャマし、お土産を届ける。かなりダベってしまった。
                         
   

この辺りの行動パターンも定番化しつつある(去年と全く同じ行動パターン)
西に旅した時でもないと、なかなか遊びにも来れないのでね。

お許しくだされ。

     
                         

刈谷SAの観覧車

 

みえ川越ICから伊勢湾岸道へ。ここからはひたすら走って東京を目指すのみ。

ところがここにきてさすがに疲れが溜ったのか身体が言うことを聞かず、富士川SAで遂にダウン。 ちょっと横になろうと思っただけだったがすぐに意識を失って、0時近くまで熟睡してしまった。。

次の日は仙台に帰るだけで、仕事があるわけではないからいいんだけど、予め決めておいた行程で途中でダウンしてしまうなんてちょっとショック。。
鍛え方が足らんのかな。
 

結局、練馬に帰ってきた頃には深夜1時を軽く回っていた。なんとか一区切りついて一安心。
翌日は旅の後片付けとクルマのオイル交換をして、仙台への帰路についた。

長かった南九州&奄美大島への旅が遂に終わった。

   
   
8日目 / エピローグ