早朝5:30過ぎ、道の駅「錦秋湖」を出発。国道107号から県道320号、県道40号と乗り継ぎ、国道342号を急ぎ足で南下していく。 この道をこのまま走り続けると、栗駒峠を経て一関の方に向かっていってしまう。 北陸の方に向かうには、当然日本海側を目指さなければ遠ざかってしまう一方なので、並行する国道を横切る形で鬼首道路に向かうことにしました。 |
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栗駒峠の山道に入る前に、隣を並走する国道398号に入るため、地図上で県道323号を確認して狭い地道を入っていく。 これが失敗だった。 |
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狭いのは別にいいんだけど、未舗装はできるだけ避けたいんだよなぁ。 ところで、写真をよく見ると、あれ?クルマが傾いてませんか?? |
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そうです。やっちゃいました。 もう完全に腹がつっかえてしまってるので、もう押せども引けども動きません。道路脇は高さはないものの川になっているので、下手に動かそうとしたらそれこそ帰れなくなるかも。。 さすがに辺鄙な場所なので、待つこと1時間、2トン車でやってきたJAFの若い隊員(ていうのかな?)は、状況を見るなり「危ないとこでしたね」と私をビビらせながらも手際良く牽引ロープを引っ掛けて、落ちかけたクルマを見事に引っ張り上げたのでした。 軽く世間話をしながら笑顔で私を見送った彼に何度も感謝の意を伝えて(会員なのでお代はとられません(嬉))、さらに続く砂利道を、今度は慎重に進む。 |
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気を取り直して、国道398号から今度は県道51号に入り、川原毛地獄に向かいます。 川原毛地獄はその名の通り、草木の生えない荒涼とした風景が広がる一帯のこと。それはそれで見ごたえあるが、今回ここに向かった目的は川原毛の温泉に入ること。 |
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川原毛の駐車場から歩くこと15分、そこには豪快な滝があります。 本州にもあるんですよ。あのカムイワッカのような温泉が。 |
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すでに9:00頃になっていたので、先客がたくさんいます(空いてるとき入ろうとしたから急いだのに(涙))。 | |||||||||||
ほとんどが水着を着て川遊びしているような人たちばっかり。温泉はやっぱり全裸で入らな気分が出ん!ので、タオル1枚で滝壷に滑り込みました(一応水着は持ってきていたが、やっぱりやめた)。 お湯は熱くはないですが、寒くなるほどぬるくもない。ちょっとぬるめという程度かな。 滝は天然の打たせ湯?のようですが、この落差なのでまともに受けると腰が抜けそう。 |
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下の滝壷でも十分楽しいですが、私のイチオシは上の滝壷(写真矢印の部分)。ここが最高!! 仰向けになって滝を眺めたり、寝そべりながら下の滝壷の様子を眺めたりしてお湯に浸かっているのが最高に気持ちいい!普通では考えられないシチュエーションがそう感じさせるのでしょうか。 人ひとり入るのがやっとのスペース(2人でもいいが、男同士では入りたくない大きさ)なので、混んでていても一人占めって思えるのがまたいいですね。 |
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こんな川原毛大湯滝ですが、想像以上に人気があってひっきりなしに人がやってきます。見物人もいて、シャイな人にはなかなか難しいかもしれないですが、入っちゃうともうどうでもよくなります(笑)。 遊園地のプールのような状況に思えなくもないですが、温泉そのものも素晴らしいので評価は高いです。女のコも入ってます(もちろん水着ですが。あ、夏場だけ簡易脱衣所があります)。 近くに来たら是非来てみてほしいな(カムイワッカより全然ラクな道のりだし)。来たら絶対入りたくなります。 |
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川原毛からは県道310号を利用して鬼首道路に抜ける。 道は1.5車線の典型的な山道で、コーナリングが楽しい。 |
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鬼首道路(国道108号)に出たら、鳴子温泉方面に南下を開始。 高規格のこの道路は、トンネルでストレートに山を串刺しにするハイウェイ。運転してても面白くないが、こういう時間がないときにはありがたい存在だ。 |
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この後、鳴子温泉から国道47号で新庄市に向かい、最後の給油を済まし、最上川沿いを鶴岡市に向かう。 | |||||||||||
最上川の流れに沿って気持ち良く走っていると、メーターが77777kmに。思わず激写。 思えば、66666kmは春の四国ツーリング、高松での達成だった。 |
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庄内平野を突き抜け、鶴岡市の市街地を過ぎると、あとは出発した日に通った道を逆向きに走っていく。 笹川流れは海水浴客でごった返していた。 |
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瀬波温泉あたりからぽつりぽつりと雨が落ち出し、日本海東北自動車道中条ICから高速に乗る頃には完全に雨天となってしまう。
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ということで、今回青森は津軽半島、下北半島、十和田・八甲田エリアを目指したロングツーリングはおしまいです。 それにしても、どこ行っても観光客が多かった。それも首都圏ナンバーの自家用車が多いこと。青森ナンバーと同じくらいいたんじゃなかろうか(さすがにそれはないだろうが)。 それでも、それを受け入れるだけのキャパシティがここにはあるので、窮屈な思いはしません。道路が混んでいると言っても十和田・八甲田の一部だけだし、駐車場に困ることもない(酸ヶ湯は別かな)。ついでにいうと、野宿にも困ることがないのもいいね。 温泉は予想通り大変素晴らしかった。 ワインディングベストは、龍泊ラインかな(計3本も走ったし)。あと下北の国道338号も良かった。 総走行距離は2770km(富山まで)。平均燃費は12.59km/l。高速は新潟まわりなので安かった(練馬IC〜新潟西ICは6950円)し、宿泊にかけたお金は滝ノ沢キャンプ場の350円のみ。その分私にしては結構いいもん食ってましたが、全体的にはお金のかからない旅だったというのが率直な印象。 そんなわけで、今年の夏休みはとっても充実した時間を過ごすことができました。
追伸: |
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