金曜日は仕事が立て込んだけど、何とか朝5時前には出発。あんまり寝てないけど、旅が始まる興奮で気分はハイ。さっそく東京ICから東名へ。

厚木あたりから眼前にそびえるはずの富士山は、今日は厚い雲に覆われて裾すら見えない。ここまで曇り切ってるスタートは久しぶりかも。

いいペースで6時過ぎには沼津まで来てしまった。このまま行ったら今日中に九州行っちゃうだろうな。
それはそれでいいんだけど、次の日福岡で友達に会う約束をしていたので、あんまり早く着いちゃうのも困りものなのだ。今日のところはある程度距離を稼いで、明日福岡入りできればいい。そう考えてたので、沼津ICで衝動的に高速を降りた。どっちにしろ全線高速で行くつもりは毛頭なかったんだけどね。

                                               
  沼津から国道1号で静岡県内を横断。いつも高速ですっ飛ばしてしまうので、実は下道でここ走るのは初めてだったりする(興味半分で走っている)    
予想通り、1号には大量のトラックがひしめき合っていた。トラックの間を掻い潜って、異臭のする工場が並ぶ富士、海と山が間近に迫る由比を通過し、清水で静清バイパスに乗る。このバイパスは無料の上片側1車線なので渋滞気味。静岡を越えたあたりからは山の中を走るバイパス路に変化する。  

由比町さった峠
いつも通ってる高架の下を行く

                                       

ここからは1号有料バイパス群にくまなく乗った。藤枝バイパス、掛川バイパス、磐田バイパス、浜名バイパス。。とにかくバイパスというバイパスがすべて有料の国1。空いてるのはいいけど、大した距離もないのにちまちまと料金を取られる(結構高い)のは気分良くないなぁ。交通量と距離を考えれば、とっくに回収できてると思うんだが。国道もプール制なのかね。
ちなみに夜間はどこも無料なり。中途半端だ。

ずっとバイパスを利用してれば浜松までは意外と近くて、浜名湖を過ぎると道は愛知県に入っていく。

                                       
    ← 1号豊橋市街。市電が走る1号線はここだけ?
     
豊橋は国道23号の起点。ここから伊勢神宮の内宮まで続いている。1号からスイッチして、四日市まで23号で行くことにした。
 
                                       

三重県内ではフル2車線の大動脈幹線道路な23号だが、ここらへんではただの細い地道といった感じ。
右左折する場所も多くて青看見逃すとあさっての方向に行ってしまいそう(今回は九州メインなので、この辺の地図持って来てなかった)
そう懸念してたら、案の定どっかで曲がり損ねていたらしく、いつの間にやら国道248号を走ってた。どこでまちがったのか見当もつかなかったので、そのまま走り続けてると岡崎に出てしまった。岡崎から名古屋方面への1号の混雑を避けたいがために23号走ってたのに、これじゃ意味なーい。

岡崎の混雑を抜けて、さらに1号の混雑も何とか抜けて、豊明でようやく23号に戻ってきた。
・・・これって岡崎ICから下道走るお馴染みのルートやん。変わり映えしなくてすんません。

                                       
 

豊明から先の23号は、名古屋市街をほとんど高架ですっ飛ばす超快適なバイパス(無料)
ようやく快適に飛ばしてたら、斜め前方を走ってたトラックが目に留まる程でかい石を跳ね飛ばして、それがフロントガラスに向かって飛んできた。ビシッとヤな音がして小さな亀裂が入ってしまった。
ショックじゃー(涙)。

3方向に亀裂が・・・場所も隅っこだしヤバイかも
走行に支障があるようなキズじゃないので、すぐにどうこうするわけでもないんだが、なんかどんどんガラスがキズだらけになってくんだよなー。  
 
四日市では工事による渋滞。その後1号に戻るつもりだったけど、給油したくて鈴鹿まで走った。
いつものサーキット前で給油した後、1号で鈴鹿峠越え。いつもなら亀山から名阪国道に乗って奈良経由で大阪入りするとこだが、今回は気分を変えて滋賀経由で行ってみることにした。
 
       
 

鈴鹿峠

東の箱根と並び称される東海道屈指の難所。今でも険しい峠道には変わりないけど、そこはさすが国道1号、それまでは1車線なのに、峠部分だけが全線片側2車線になる変な峠道。
三重県側が険しくて、ここの下りは豪快(結構楽しい)。1号と言えど立派な峠なのだ。

急勾配ながら物流街道なので、止まってるんじゃないかって勘違いしそうなトラックがいっぱいいるので追突には十分注意。

                                           
  滋賀県に入っても1号はスイスイ。栗東から京都までは1年中いつも渋滞してるので、素直に栗東ICから高速に乗る。効率良く距離と時間を稼ぐには、混雑する大都市を高速でパスするに限るのだ。
                                           

通常なら名神で吹田まで行ってしまうところだが、今回初めて京滋バイパスを利用してみた。
京滋バイパスは昨年全線開通して、京都を迂回する名神のバイパスのような使い方ができるようになった。渋滞しがちな京都周辺をパスできるのは大きい。料金も一緒だし。

走ってみると、宇治を越えたあたりから結構高いところを走る感じで、周りの景色なんてほとんど見えない。でも真新しい舗装を走るのは気分がイイ。

平日の昼間ってのもあるけど、走ってるクルマも少ない。
まだ浸透してないのかな。
     
名神には天王山トンネルのあたりで合流。吹田で中国道に入り、山陽道に入って神戸を迂回した。
             
淡河PAで本日唯一の食事(運転してると腹減らないんだよね)。「ちゃんぽんdeうどん」なるものを食したが、これが非常にウマかった。
最近特に思うのだが、高速のメシってSAよりPAの方がウマい所が多いと思う。あるんだよね穴場のPAってのが(ヒミツにしとこう)
 
             

結局、山陽姫路西ICで高速を降りた。

ここからはひたすら国道2号を下関まで走り続ける。
国道1号とは違って、片側1車線で田舎道も多い2号だが、要所要所をバイパスでショートカットできるハイアベレージな幹線道路。非常にイイ具合に距離が稼げる。しかも全部無料。

  2号備前大橋で日が落ちる
この後岡山に入って倉敷抜けるまでずーっとバイパス
意味もなく得した気分になれる長いバイパスだった

ホント山陽道は必要ないんじゃないかと思うくらい無料バイパスが連続するんだよな。中国地方の人はいいなぁ。

1号も少しは見習って欲しいもんだ。

                       

21時頃、尾道バイパスのパーキングで車中泊することにした。
まだ行けそうだったけど、このまま走って広島市街に入って暴走族の兄ちゃんたち(広島の夜ってそういうイメージしかない)とランデブーするノリでもなかったので、今日のところはこのへんでお開きにした。1日目の移動量としてはまずまずかな。

                       
                       
プロローグ / 2日目