Epilogue・・・

というわけで、9日間に及んだ九州阿蘇の旅は終了です。ずいぶんと大作になってしまった。。最後まで読んでくれた人、本当ご苦労さん、、じゃなくてありがとうございます。

さすがに九州は遠いなっていう印象でした。時間的な要因より金銭的なもので遠さを感じてしまう。だって、マトモに高速で上陸したら2万だよ2万。そんなこともあって、行きは下道をかなりのんびり走ったので、2日も移動に費やしてしまった。帰りも2日使ってるので、実質5日の九州の旅でした。

         
 ワインディング

メインとして走った阿蘇は、個々の道路の走り応えは平均的な印象ですが、展開する景色のスケールの大きさが特徴的。
それが非常に大きなエリアに渡って何本も張り巡らされている感じ。ふらっと立ち寄っただけでは到底走りつくせないスケールのワインディング天国です。
阿蘇がツーリストの聖地として人気があるのは、この辺が大きく影響しているでしょうね。

阿蘇登山道路もやまなみハイウェイも難しいコース設定ではないので、誰でもドライビングを楽しめると思います。自分のペースで走れば、ドライブすることの本当の楽しさっていうものが、どんな人でもわかるでしょう。
そんな懐の深さがあるステージってなかなかないんだよね。

 
         
 温泉

今回は何と言っても別府でしょう。さすが日本一の温泉都市。質、量共に尋常ではありません。
とにかく町中に源泉が点在(日本の総源泉数の1割が別府にある)していて、そのどれもが個性的。現行の温泉表示法の11種類の泉質中、放射能泉以外の全てが湧出しているので、自分の好みの温泉を選んで入るっていう楽しみ方もあります。

巷では由布院、黒川がそれはもう大人気ですが、私的には九州では別府が最高の温泉地だと思ってて、今回訪れてみてますます惚れ込んでしまいました。
由布院、黒川にもそれぞれ良さはありますが、素朴で奥の深い温泉文化が感じられる別府には一朝の旦があります。猫も杓子も露天風呂の昨今、世情とは無縁の温泉文化を頑なに育む別府が好き。ずっとあのままの雰囲気であってほしいな。
まだまだ入り足りないので、また九州行った時には立ち寄ってみたいです。

         
 

今回は普通の平日を利用して訪れているので、どこに行っても人もクルマも少なく、思う存分いろいろ(!?)楽しめた、ある意味贅沢な旅でした。いつもこんなツーリングができるわけではないですが、天気はおおよそ良かったし、恵まれてたと思います。


あとは南九州か。。。遠いけど、九州はムリしてでも行く価値アリですね。最高のワインディングと、最高の温泉がたくさん詰まった夢のような大地です。

     

総走行距離は3380km、平均燃費は13.10km/l。これは前回の山陰ツーリングをわずかに更新して、ロングツーリングの最高記録。なぜか年々燃費が良くなっていく私のEK9。今回は結構回した方だけどな。
前回の反省で、今回は極力荷物を減らして軽量化して望みました。まー1人だったってこともあるけど、軽い軽い。これも燃費が伸びた理由でしょう。

おカネは、、、相当かかりました(泣)。これが九州の一番のネック。これだけ高速使わないでいても、です(船には乗りましたが・・)。何がかかるってガソリン代・・・。地方は高いしねー。。
ちなみにこの月はこの他に山陰行ったりして走りまくったので、月の高速代とガス代の合計が0.1ミリオン超・・・、しばらくどこにも行けなくなったのは言うまでもありませぬ(苦)。。。


そんなわけで、ある意味非常に貴重なツーリング体験となりそうな今回。個人的には大満足。まだまだ飽き足らず、さらに奥地へと冒険してみたい!経済的な問題よりも、そっちの欲望の方がどうにも抑えきれないような気がします。


それでは、また。今年も良い夏を。。。

     
8日目〜9日目 / プロローグ / Touring Top