2003東北ツーリング第2弾! 八幡平&男鹿半島         03/04/26,27,28,29


今年のGWは並びが悪く、いつもの週末って感じがしないでもなかったですね。
そんなこともあってGWの混雑は後半の5月の3連休に集中しそうだったので、前半の4月最終週末に、有休を1日ムリヤリ取得して4連休をつくってロングツーリングに出かける予定にしていました。

どこに行こうかな−、考えること数週間(長いなぁ)、最初は紀伊半島にでも行こうかと考えてたんですが、この間四国に行ったばかりの身としては紀伊半島じゃ物足りない。それとは全然違う方向がいい!っていうことで、行き先は東北に決定。中でも良質なワインディングと温泉が揃う秋田に向かって走ることになったのでした。


関越トンネル手前
谷川岳はまだ雪の中

早朝4時。GW初日の渋滞を避けるため、真っ暗な関越を北上。さすがにこの時間はまだガラガラ。ナイスなペースでどんどん距離を稼いでいく。

新潟市まであと少しというところで強烈な睡魔に襲われ、PAで仮眠。狭い後部座席で身体を丸め、1時間程うとうとする。
眠い時は停車して、ちょっとでもいいから目を閉じておくと、結果的にすっきりして気持ちいい走りができる。先を急がず停まる勇気もツーリングには必要です。


新潟西ICで高速を降りて、国道7号〜国道113号〜国道345号を日本海沿いに走る。
天気はイマイチ。雨こそ降っていないものの、どんよりした空の色が日本海をより冷たく見せている。


笹川流れ

海岸線の絶壁をトンネルで貫くドライブルート。北海道の積丹半島や黄金道路を知っているので、そんなにスゴイって感じはしなかったなぁ。


山形県に入ってさらに淡々と距離を稼いでいくと、やがて酒田市に入る。ここでは恒例の建築鑑賞。


土門拳記念館

酒田市出身の世界的写真家、土門拳氏の足跡を紹介する写真の美術館です。
建物は、前回四国の旅で訪れている猪熊弦一郎現代美術館を設計した谷口吉生氏。谷口さんは今やMOMAの改修を手がけるほどの世界的な建築家なので、氏の原点とも言える土門拳記念館はぜひ見ておく必要があったのです。

外観

この頃からすでに水を使って、人工的で幾何学的な建築と対比させるという手法が使われてます。

中庭

中央には、イサムノグチの彫刻「土門さん」が鎮座しています。

展示室に行きましょう。

内部の写真を撮らせてもらえないかと頼んだところ、OKとのこと。言ってみるもんです。

展示室は意外と狭いです。土門さんの作品が、一定期間ごとに入れ替えられて展示されています。この日はヒロシマと仏像巡礼の写真。
仏像の写真は特に、静かだけど鬼気迫るっていうカンジで、魂を感じましたよ。迫力です。

空間のボリュームやシークエンスに対するセンスはやっぱりスゴイなぁという感じでしたが、細かいところでまだ試行錯誤のあとがあったのが良かった。巨匠谷口もこういうところから出発したんだなぁ。


酒田市内で昼食後はさらに北上します。
秋田県との県境に鎮座するのは、東北第二の高峰、鳥海山。冬季通行止が解除になったばかりの鳥海ブルーラインをドライブ!しましょう。

こんなに濃い霧(雲)は初めてかも
・・・・完璧に雲の中ですね。。。終始な−んにも見えませんでした。
両脇にそびえる雪の壁に挟まれて、一寸先も見えないコーナーに飛び込んでいく。。
下りはさすがに恐ろしくて全然走れませんでした。


鳥海ブルーラインは景色も走りも楽しむことなくあっさり通りすぎて秋田市を目指します。

途中、岩城町の道の駅で温泉に入りました。
ここの温泉がなかなか良かったですよ。道の駅に併設されているような町興し的温泉は私の好みに合わないんですが、日本海を目の前に望む景色もいいし、泉質も特徴的でおもしろい。晴れた日のサンセットなんか最高でしょうね。
ところで、温泉は通常上がり湯はしないのが鉄則ですが、ここはしっかり上がり湯した方がいいです。風呂から出た後のニオイが相当キツイです。どこかのHPで正露丸のニオイとか書いてありましたが、まさしくそんな感じ。次の日の温泉に入るまで散々後悔することに。。。
これには参りました。

この日の宿は秋田市を通過した先にある道の駅「てんのう」。さすがGW、車中泊組がわんさといる!
なんとかトイレに近いスペースをゲットして眠りにつきました。




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