秋田の旅最終日は、秋田県から山形県へ抜け、山形を南北に縦走して新潟経由で東京に帰る予定。
新潟までは下道なので、走るだけの予定の割に時間の厳しい日になりそう。余計なところで時間をかけずにさっさと距離を稼がなければ。

とか何とか思っていたのに、いきなり遠回りしてしまいました。
そのまま鬼首峠を越えれば時間も距離も稼げたのに、つい気になる温泉とワインディングのある方向に走ってしまいました。
目指すは花山峠＆大湯温泉。そこにはきっと何かがある。時間かかってもイイや。

三途川渓谷

小安峡への途中、県道51号の三途川渓谷。
三途の川だけあって、真っ逆様に落ちたら間違いなくあの世行き!?

小安峡

ここもかなり高低差のある渓谷。
300段の階段を下りていくと渓流沿いに出ることができます。
ここには何と勢いよく吹き出す温泉が。
「大噴湯」と名付けられたこの源泉、残念ながら温泉として楽しむことはできませんが、この周辺の豊富な湯量を改めて感じさせてくれます。

花山峠を楽しむ前に朝風呂を。

大湯温泉「阿部旅館」です。

山奥の一軒宿の秘湯と聞いていたので相当古びた印象があったんですが、建物は新築されてそんな感じは微塵もありませんでした。
でも、贅沢せず秘湯の雰囲気を大切にした和風の宿泊棟は、とても好感がもてるものでしたよ。

温泉は渓流沿いにありました。

今はまだ冬が明けたばかりでムリなんですが、夏になると川に湧出する温泉と川の水が混ざり合って適温になるそうで、河原の露天風呂が楽しめるそうです。

お風呂は３種類。内湯１つと露天が２つ。

個人的には素朴な内湯が一番気に入りました。泉質も掛け流しの内湯が一番新鮮なような気がします。

男女別だけど、河原に面する露天からは女風呂が丸見えです。あいにく誰も入ってませんでしたが。。

花山峠

栗駒山の山腹を豪快に縦断する花山峠。
ここも冬季閉鎖が解除されたばかりで、まだまだ冬の森の中を走るシチュエーションなんですが、山菜採りに訪れている地元のクルマがたくさん停車していました。

ここは地図で見たとおりのロングコース。秋田県側に一部狭路区間が残りますが、ほぼ全線に渡って整備された２車線の走りやすい峠道。
中高速コーナーが連続していて割と景色も楽しめるので、ジェットコースター気分の爽快なワインディングロードです。
トンネルばかりで味気ない鬼首道路よりは断然オススメですね。

この後、国道47号で鳴子温泉を通過、山形県に入って県道28号で赤倉温泉を通過（東北って本当温泉多いよなぁ）し、国道13号で山形の盆地を南下。

村山市の碁点というところにあるそば街道で、14軒あるそば屋のうちのひとつ「あらきそば」でおいしいそばをいただきました。

あらきそばの「うすもり」。

山形は板そばですが、これはその延長でしょうか。
そばは極太ですごくコシがあります。つまり食べ応えたっぷりでかなり満腹。大満足です。
付け合わせの鰊（にしん）も大変おいしい。

30分並んだ甲斐がありました。

この日はとっても暑く、山形の最高気温は何と28℃！４月とは思えない陽気。暑いのは大好きなので気分はノリノリ♪

ところで今回は、東北の道の駅スタンプラリーも兼ねています。道の駅のために特に遠回りすることなく、のんびり集めてトータル21個でした。

その後、国道287号〜国道113号をかなり走って新潟県に入り、17:00過ぎに開通したばかりの日本海東北自動車道中条ICから高速に乗り、ノンストップで練馬ICまで走り抜けて今回の旅は終了となりました。

今回は八幡平と男鹿半島のワインディングを堪能することを主目的に行ったつもりでしたが、レポートしてみると温泉がかなりクローズアップされてますね。。
それだけ八幡平の温泉は素晴らしく、かつ刺激的でした。周辺にはまだ入ったことのない温泉がたくさんあるので、また時間をおいて赴きたいと思います。

それでは今回はこのへんで。。。