2003東北ツーリング第2弾! 八幡平&男鹿半島         03/04/26,27,28,29


松川温泉で一夜を明かした後は、いよいよ八幡平アスピーテラインを走ります。

松川温泉から県道212号で一度東八幡平方面に向かい、アスピーテライン起点から西に向かうルートをとることにしました。
3日目にしてようやくの快晴!アスピーテライン、走るで〜。


アスピーテラインの岩手県側は、ほぼ360度眺望が開ける絶景ワインディングロード。このスケール感は、他ではなかなか味わえないでしょう。
スノージェットが延々続く区間があるのがちょっと残念。

前半は、緩やかなコーナーと思いきや、意外と曲がり込んでるコーナーが多いので注意が必要。
大地に大きな弧を描きながら、ぐんぐん高度を上げていく。

気持ちエエ〜。

岩手山を真横に見るくらいに高度を上げると、今度は山肌を縫う山岳道路の様相に変化します。

ある箇所で、突然渋滞していると思ったら、その先で雪崩によって道路が塞がれていました。復旧作業中で、しばらく待った後通ることはできたけど、結構ヤバイ道路ですね。今日は気温もぐんぐん上がり、雪崩が起きやすい状態なんでしょう。覚悟して走らなければなりませんな。

ちなみに、アスピーテラインはこの3日前に冬季閉鎖解除になったばかりです。

その証拠がこの雪の壁。高いところでは何メートルもの壁が両脇にそそり立ってます。
雪の回廊状態の道路を走るのは今回が初めて。
でもアスピーテラインに限って言えば,春先より夏の方がいいなぁ。

アスピーテラインの最高所が岩手県と秋田県の県境。秋田県側はうって変わって森林の中を走ることになります。
こちら側が日本海側になるからか、雪の量が断然多い。森はまだまだ冬といった感じ。


ふけの湯を過ぎて高度をどんどん下げていくと、後生掛温泉という温泉が道沿いにあります。

ここもなかなかよさげな温泉。入りたいのはやまやまだけど、この後すぐ玉川温泉だから今回はおあずけ。自然探勝路をふらふらして、定番の黒タマゴを食して終わりにしておきました。


後生掛温泉から一気にダウンヒルを走り切り、国道341号に合流するとアスピーテラインは終わり。



八幡平アスピーテラインは長くも短かくもないワインディングロードですが、限られた区間でいろんな景色が楽しめるところがオススメです。
夏に来れば、八幡平の頂上にも気軽に登れてさらにグー。今度来る時は絶対夏だな。その時は今回入っていない後生掛や大深温泉にも入ってみよう。


国道341号を数km程南下していくと、国内最強の温泉「玉川温泉」があります。

国内最強とは?
まず一ヵ所からの湧出量が8400リットル/分で日本一。普通、よく出る温泉で数百リットル/分なので、その量は尋常ではないです。
さらにphが1.2(!)で日本一の酸性度を誇ります。包丁をつけておくと、1日で溶けてなくなるそうな(ホンマかいな)。草津も蔵王も、この刺激度にはかないません。

これがその源泉「大噴」。自然の産物とは思えないほど、勢い良くごぽごぽと噴き出してます。

そんな温泉なので、山奥であるにもかかわらずたくさんの人がその効能もとめてやって来ます。
まだ冬が開けたばかりだというのにこの混雑。地面にゴザを敷いてその上に寝転がって効能にあやかる「オンドル式」入浴法が有名で、所構わず寝転がる人、人、人。
初めて来た時には、何が起こっているのかわけがわからず、何か宗教的なものを感じてひいてしまったことを思い出します。

そんな人だかりの中に、何の仕切りもない露天風呂がひとつ。
この露出度もなかなかの刺激ですが、これに入らずしては温泉クラブの名が廃る!と、思い切って入ってみました。
なんてことはないセメントミルク系の硫黄泉で、そんなに酸性泉っぽくないなぁ、って感じなんですが、玉川温泉の本領はその内湯です。

内湯も大変な混雑で写真を撮るどころではなかったので、視覚的にお伝えできないのは残念ですが、ここの源泉風呂はタイヘンです。まさに「最強」の意味がわかるでしょう。
身体中ヒリヒリ、傷があると超しみしみ(痛)、顔を洗おうものなら目にしみてしばらく目を開けることさえままならないほど。「気持ちいい〜」っていう温泉ではなく、「痛〜」っていうカンジの温泉です。こんな刺激の強い泉質は、日本中探してもたぶんここだけ。それだけに、効能は素晴らしいものがあるそうです(末期ガンが治る人もいるとか)。ここに関しては、気持ちいいから入る温泉なのではなく、重い病気でワラにもすがりたい人が入るような温泉なんだろうな。


玉川温泉でぴりぴりした後は、国道341号をさらに南下します。

この道路は、秋田県のかなり山奥を南北に縦断しているにも関わらず、かなりのハイペースで駆け抜けることができるルート。ワインディングというより山岳ハイウェイと呼んだ方があってるかも。
それだけにスピードレンジも高くなりがちなので、刈り入れ時のGW中であることを考慮して、少し押さえ気味に走っていく。


田沢湖湖畔。日本一深い湖ですね。その湖底は海面より低いとか。ちょっと想像し難いです。


国道105号で角館へ。
今回相方の希望で桜満開の角館を旅程に組み込んだんですが、考えることはみんな一緒。数km前から大渋滞にはまってしまう。こんな田舎道で渋滞に遭うとは。。。

結局1時間以上かけてようやく渋滞を抜け出して角館町内へ。

クルマを停めて、武家屋敷が並ぶ町並みへと繰り出します。

武家屋敷の枝垂れ桜は見頃とはいきませんでしたが、河川敷の桜は見事に満開。絶景でした。

GWの角館は、桜の開花が重なることもあって大変な人出(ディズニーランドより多いらしい)。もう少し静かなときの方がいいかな。


角館を出発する頃にはもうかなり日が傾いてました。
今日中に秋田県は抜けてしまおうかなと思ってたけど、ちょっとムリそう。ま、行ける所まで行ってみるか。

そう考えながら、国道13号をひたすら南下。
辺りが暗くなった頃、宮城県境の鬼首峠手前の道の駅「おがち」で車中泊することに。

この道の駅、車中泊して下さいと言わんばかりの駐車スペースがあって、かなりポイント高いです。
夕食にレストランで食べた石焼きビビンバがかなり本格的で美味。お腹いっぱい満足して、本日は就寝です。。




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