三渓園「聴秋閣」


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横浜の中心地から程近い本牧という所に、「三渓園」という古建築が集積したお庭があります。
明治大正期の資産家だった原三渓という人がシュミで作った建築園で、無機質な港湾地区からごく近い場所に、よくこれだけの私的な庭園が残ってるものだと感心しちゃいますね。
 
この庭園、入園料を払えば誰でも楽しむことができます。
開園当時から一般公開することが前提だったそう。志高いですね〜。
 
先週末訪れたわけですが、横浜はちょうど紅葉時期だったってこともあり、色とりどりの木々と古建築のコラボが楽しめました。

中でも印象的だったのが、写真の「聴秋閣」という小さな楼閣。
元々、徳川家光が二条城内に造営したものを、原三渓が移築させたものらしい。

いわゆる書院造の様式が基本形になっているようだけど、書院造というイメージから連想する堅苦しさがない。むしろ軽妙で粋な感覚が漂ってます。
様式を美的趣味によって再解釈した数寄屋建築のニオイ豊かな建築でしたね。
2008/12/12(Fri) 01:18:22 | 以前のコメント
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