雪見灯籠と数寄屋の共演


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東山温泉のある谷筋が夜の帳に支配され出す頃、明かりの灯る客室を中庭越しに見る。
斜面に忠実に建てられた数寄屋建築が、絶妙のパースペクティブで、実に絵になる風景を見せてくれている。

暗くなるとともにその風情が一層増してくる。
そこに中庭に据えられた竹筒の灯りによるライトアップが始まる。

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細工が施された竹筒から漏れるロウソクの明かりが、雪面に滲み出している。
ところ狭しと据えられた竹筒灯籠は、その数70本以上とか。。
最初は数本から始まって、好評を博すうちにここまでになったとか。
モノが竹なので、あまり長い時間灯すことができず、ものの1時間ほどのショータイム。まるで天体観測でもしてるかのような儚さだ。

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この旅館の最大の資産である建築を借景としているからこその、魅力ある冬限定の演出だ。
2009/02/16(Mon) 22:53:53 | 以前のコメント
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