高山の民家


富山から国道41号で約2時間。古い街並みが観光スポットとして賑わう飛騨高山には、かつての町衆の文化を今に伝える町家が現存しています。
中には公開されている貴重な文化財の町家もあり、久しぶりに見学に訪れてきました。

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国指定の重要文化財になっている2つの民家は、陣屋等がある中心部から少し離れた場所で隣り合って佇んでいる。
「日下部民藝館」と「吉島家住宅」。明治時代の名工の手による2つの住宅建築には、時代の技と質実な空間美が溢れています。

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住宅の中に踏み込むと、まずもってしてイキナリ小屋裏まで吹き抜けた大空間が来客者を迎える。
その吹き抜けは、梁と束の立体格子に占領され・・・大迫力。
下部の土間にはハレの生活空間が広がり、畳の間が何層にも折り重なって奥の奥まで続いている。

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吹き抜けの上部には今で言うトップライトが設けられていて、降り注ぐ外光によって内部は意外なほどの明るさを保っている。
しかしそこは日本の伝統的民家。必要以上の明るさは無く、光と影をコントロールし楽しむ空間に仕立て上げられているのだ。。。
2007/12/27(Thu) 02:34:33 | 以前のコメント
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