はやぶさ帰還
世の中W杯で話題は持ち切りでしょうけど、自分的にはこの話題だなぁ。
7年もの旅を終えて、帰還した小惑星探査機はやぶさ。
小惑星イトカワに着陸後、その惑星の岩石を採集して地球に持って帰るという前代未聞の任務を任された小さな機械が、予定より3年遅れて地球に帰ってきた。
旅の途中で12機全ての化学エンジンが故障。
イトカワに着陸成功するものの、姿勢を乱して地球との交信を断絶。
そして頼みの綱のイオンエンジンが4機中3機故障。
地球帰還の軌道に乗れず、当初予定より3年も長く周回し、昨日夜、遂に地球へ戻ってきた。
しかし、はやぶさ本体は地球には戻れない。
小惑星で採取されたかもしれない物質の入ったカプセルを地球に向けて放出後、自らは大気圏に突入して燃え尽きてしまう運命にあるからだ。
旅の過程で様々なトラブルによる苦難に直面しながらも、地球から指示を健気にこなし、決してあきらめることなく辿り着いた旅のクライマックス。
与えられた任務の成果だけを地球に戻し、自らは散っていく。。
はやぶさは、どんな日本人よりも、ずっと日本的な美徳を感じさせる存在だった。
カプセル放出後、最期を迎えるその直前に、地球から最後の指令。はやぶさは最後の力を振り絞り、たった1機残ったイオンエンジンを噴射。姿勢を変えてカメラを地球に向けた。
7年間頑張ったはやぶさに、最後に地球の姿を見せてやりたかったとか。。
こんなストーリー、こんな結末が現実にあるんだな。
・・・・感動しました(涙
2010/06/14(Mon) 23:03:26 | 日常
Re:はやぶさ帰還
>TSUYOSHIさんちょっとツーレポのエンディング風に書いてみました(^ ^;
最初は突拍子もない計画でも、それを技術と情熱で達成した時に、本当の進歩、それも劇的な進歩があるんですよね。
常識にとらわれないでチャレンジする精神。絶望的でも諦めないで知恵を出して解決の糸口を見つける大切さ。
はやぶさプロジェクトには、いろんなことを改めて教えられたような気がします。