穂高〜奥穂北穂縦走(2)
涸沢岳から北穂高岳への稜線ルート。登山地図にはコースタイム2時間半とある。
距離にしてさほど長いとも思えないコースだが、それだけ時間がかかるということは、登りがキツいか岩場の登り下りが連続するかのどっちかだ。
標高は奥穂と北穂、そんなに違わないので大したことないだろうと思っていたが、奥穂や涸沢岳から見た感じだと相当のアップダウン、そして険しい岩登りが待ち受けていることは明白だった。
涸沢岳から下る一発目から垂直のクサリ。目もくらむほどの高低差。。
まさにチャレンジング。(いや、チャレンジするようなレベルなら無謀だ。技術的経験的な裏付けがあってこそイケルのだ)
次々と現れるクサリとハシゴ。3点支持を基本に確実に岩を登り、下っていく。
奥穂と比べれば、登山者の数は明らかに少ない。
それでも、すれ違いのためにクサリの前で待つことが多々あった。
北穂方面から来る人は一様にシンドそう。このコース、北穂から奥穂方面の方が多分キツい。上の写真のような絶壁の登りがガンガン連続して現れるのだ。
それが面白いんだけどね。
北穂の南峰である。
涸沢岳からここに来るまで約2時間。ようやくって感じだ。着きそうで着かない北穂高。
しかもこの南峰も、登れると思ったら登山道は頂上の右側を巻く。そして一気に高度を落とす。さすがに道間違えたんじゃないかと地図を確認すると、南峰は登れず北峰に登れる頂上があるらしい。
にしたって、もう着いたと思ったらもう一回下ってやり直しって・・・さすがに萎えるよorz
その下り切った辺りに、北穂のテン場があった。その奥に見えるのが、涸沢カールと前穂高岳。
北穂高のピークに向かって最後の登り。本日歩き始めて既に7時間半。気力を振り絞る。
2010/09/26(Sun) 18:10:13 | Trekking
Re:穂高〜奥穂北穂縦走(2)
体力も精神力もダマシダマシです(-_^;ただ、キツくても乗り越える、当初の目的に沿ってやり遂げることも重要なのかなと。もちろん、無理するのは禁物ですが。
こういうとこで一番コワいのは、むしろ「過信」ですね。あくまで謙虚に攻めることを心掛けてます。
いくつも山登ってるから大丈夫、みたいなパーティーに限って危なっかしかったりするので、そういうの見て自分を戒めております。