最後の鈴鹿


いよいよ明日から開幕ですね日本GP。
尻上がりに異様な程の盛り上げを見せている今年の鈴鹿。
例年以上に注目してる人も多いんじゃないでしょうか。

まずチャンピオン争いがもつれまくってること。
そしてミハエルの引退。セナ亡き後のF1界に君臨し続けた皇帝の最後の走り。
そしてさらに、今年で20年目にして最後の鈴鹿。
その他にも見所満載なのだが、ミハエルと鈴鹿が今年で最後というのがやはり寂しい。

特に鈴鹿。

鈴鹿に越してきたその年、F1も初めて鈴鹿にやってきて、僕は生まれて初めてレースというものを生で見た。

当時まだ自由席だった1コーナー手前のホームストレートエンドで、背伸びしながら300km/h超のF1マシンの圧力を体感したのが1回目。中嶋悟のデビュー年で、初期のホンダターボが折檻した年でもあった。
この時、観客席のどこかには僕のひとつ年下の佐藤琢磨少年がいて、僕が見たのと同じレースに感化され、後にF1ドライバーまで昇り詰めた。

2度目はS字で観戦。ウィリアムズルノー+マンセルの最強パッケージがセナを陥落させた年だった。
そして3度目は、台風が襲来した一昨年、BARがフェラーリに次ぐ活躍を見せ、初年の鈴鹿で同じレースを見た琢磨が表彰台に乗っちゃうんじゃないかという期待の中、超高速の130Rで声援を送った。

life_156.jpg

いつもどこか身近でドラマがあった鈴鹿が今年で最後。寂しいことこの上ない。
来年以降も日本GPは存続するけど、やはり鈴鹿は僕にとって聖地であり、簡単には受け入れられないというのが本心だ。
直接サーキットに見に行かずとも、数km離れた実家まで聞こえたエキゾーストノートともサヨナラなのだ。

何はともあれ、最後の鈴鹿が始まる。
一体どんなドラマが待っているのか。
今年は離れた地で時間差で観戦というのがますます残念だ。
2006/10/06(Fri) 02:14:01 | 以前のコメント
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