雄山神社〜芦峅寺
3つの雄山神社のうちの最後の1つは、芦峅寺の集落にある。
岩峅寺(いわくらじ)から更に立山に向かって常願寺川沿いを山間に入った所にある芦峅寺(あしくらじ)は、昔、立山信仰登山が盛んだった頃の、最後の宿坊街だったところである。
信仰登山者は、芦峅寺で全ての準備を整え、案内人を雇って立山へと向かったのだ。
宿坊として栄えた芦峅寺も、今は立山へと続く県道に取り付く普通の集落にしか見えない。
立山博物館の存在が、この集落と立山の関係を唯一表わしているようにも見える。
その立山博物館の隣に、杉木立に覆われた、芦峅寺雄山神社「中宮祈願殿」がある。芦峅寺の立山信仰の拠点だ。
岩峅寺とは異なり、これといって目立つ社殿があるわけではない。
最奥の立山大宮の小さな社殿に続く道が、杉の古木に挟まれていて、独特の厳かな雰囲気を醸し出しているのが特徴的なくらい。
この印象的な杉林の道は、現在も公開中の映画「剱岳〜点の記」で、柴崎芳太郎と宇治長次郎の一行が山へ赴く場面などに使われた場所である。
ロケを行った際の案内板が、一枚のスチール写真とともに神社の入口に立っていた。
その写真は映画には無いカットだったが、芦峅寺雄山神社を背景に、仕事に挑む男達の凛々しい姿を、実にカッコ良く写し出していたのが印象的だった。
それくらいに荘厳で、歴史的な変遷を抱えた場所。それが芦峅寺の雄山神社、なのかもしれない。
2009/08/20(Thu) 00:32:24 | 以前のコメント
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