東京ミッドタウン


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新国立美術館に訪れた後は、東京ミッドタウンに足を運びました。

六本木の旧防衛庁跡地に今春オープンした複合施設がミッドタウン。商業施設、ホテル、オフィス、マンション、文化施設等が集合していて、この区画がさながらひとつの街のよう。
それが視覚的にもわかり易いひとつのデザインコンセプトで貫かれていて、様々な建物ボリュームが混在しながらも一体感を感じられる、非常に印象深い街区空間になっていると感じました。

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一般の外来者が気軽に立ち寄れるメインの建物は、「ガレリア」というショッピングゾーンでしょう。
一貫して「和」をモチーフとしているデザインは、こういったモール形式のショッピングには今まで無かったのでは?(決して「和風」ではない)
非常にレベルの高いデザインです。ここにしかない独特の空間ですね。

入ってるお店もなかなか面白くて楽しめます。
六本木だし容易く買い物できるようなレベルの店ではない(汗)ですが、それでも表参道ヒルズとかよりは全然マシ。
施設のコンセプトに沿ってそこに入れるお店(テナント)を集めるのはディベロッパーの力の見せ所ですが、ミッドタウンはさすがといった感じ。

また、ミッドタウンの大きな特徴として、街区に緑(公園)を広く設けていることがあります。これがすごく効いている。
ここが六本木とは思えないくらい広い芝生の上からミッドタウンの建築群を見上げるのは壮観です。
ぱっと外に出て、これだけ大きな外部空間が広がっていたら、それだけで安らげるし。

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その公園の隅には、21_21 DESIGN SIGHT という建築があります。
安藤忠雄氏設計で、鋼板を溶接で繋ぎ合わせた屋根面が特徴の、折り紙のような建物。
単純な造形だけど、計算し尽くされた溶接技術が実はメチャクチャ凄い。
これぞ日本が誇る職人技術。まさに「和」の技です。

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敷地内で最も高いミッドランド・タワーは、現在のところ都内で一番背の高い超高層ビル(六本木ヒルズ森タワーや東京都庁舎よりも高い)。
一般庶民には関係のない世界かも?という先入観を持たれがちけど、デザインを楽しむだけなら関係無し。
たまにはクルマから降りて訪れてみるのもいいかもしれません。
2007/11/06(Tue) 11:14:08 | 以前のコメント
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