標高2000m、静寂なる雪原へ
久しぶりに書きます。余裕の無い毎日を過ごしておりました。
はたと気が付けばいつの間にか3月ではないか。。
イマイチ春めいてこないんで、実感無いんですけど。
そんなこんなでエス君は、先週東伊豆に行ったっきり大人しくしてます。
最近どうも放ったらかしのように感じてしまうのはナゼ?
昨年の今頃は、車高調入れたりタイヤ替えたりハンクラ行ったりってブレイクしてた反動かなぁ。
それはともかく、ようやく開放された感のある週末に、延期していた雪山トレッキングに再び行ってきました。
行き先は浅間山の西側の辺りで、高峰温泉近辺。
ツーリングマニアな諸氏にはチェリーパークラインを登り切った辺りって言った方がわかりやすいかも。
そこから冬期通行止の湯の丸林道を歩き、池の平湿原に至る予定で歩き出す。
林道歩きが思いのほか長く、しかも単調で飽きかけたけど、池の平に着いて休憩しているうちに天気が回復!
急峻な山肌を縫う湯ノ丸林道沿いに突如として広がる高層湿原が、池の平。
湿原は当然ながら一面真っ白の雪原と化しているが、これが日常では絶対に出会えない景色で、そのただ中を散策することができたのだ。
目の前に広がる手付かずの雪原を自由気侭に散策する。これが興奮せずにいられようか。
雪原を歩き回った後は、周囲を取り囲む尾根筋に登って、池の平湿原を見下ろしながらトレッキングを続ける。
時折吹く心地良い風に煽られて降り注ぐ細かな雪が、陽の光を反射してキラキラと輝いている。
やがて遠方にそびえるピークもその姿を現してきた。
本来であればそのピーク(東篭ノ登山)に登る予定だったんだけど、いつまでたっても雲の中で景色も期待できそうになかったので、池の平周遊にスイッチしたのだ。
結果的にはそれがビンゴで、池の平は終始好天で、美しい景色をじっくり味わいながら楽しむことができたのだった。
ほとんど人に会うことのない静かなトレッキング。唯一テレマーカーが一人、雲上の丘から湿原に向かって気持ち良さそうに滑り降りていくのに遭遇したのみ。
トレースも無いに等しい状態だったけど、ルートファインディングはしっかり行って、比較的想定通りのルートを歩いて林道へと戻ってきた。
その後はまた、単調な林道歩きをして高峰のスキー場へと戻ってきた。
総歩行距離は約11km。スノーシュートは言え、深雪では雪の抵抗を受けるので、かなりの筋力を使った。鈍ってる身体には十分過ぎる刺激だ。。
しかし、幻想的な雪の世界をじっくり体感できて大満足な週末だったのである。
2008/03/04(Tue) 00:00:01 | 以前のコメント
Re:標高2000m、静寂なる雪原へ
茂麻呂さんこんばんは。僕もですね、ウィンタースポーツにはあまりいいイメージはなかったんです。
昔札幌に住んでた時でさえ、ほとんどスキーとかやってないですからね。
ただ幸いなことに、自然と触れ合いつつ、かつかなりの運動が可能な夏山登山に楽しみを見出してたこと、更に同じ趣向を持つ仲間がいたことが、苦手意識のあったウィンターアクティビティたるスノーシューのデビューに繋がっています。
簡単とはいえ冬山には違いないし、初期投資もそれなりにかかるので、自分一人ではなかなか踏み出せないでいたんですがね。仲間の存在が大きいです。
スノーシューの面白さは、とにかくどこでも歩けてしまうという自由度にあると思います。
夏山だと樹木やヤブに阻まれて、ほぼ登山道歩きとなってしまうものですが、スノーシューにはそういった制約がほとんどありません。
自分でルートを見つけながら自由に徘徊し、素晴らしい景色を堪能できる。これに尽きると思います。
ぜひ挑戦してみてください。
茂麻呂さんならハマれると思いますよ(^-^)