Real World of sports car
とある自動車雑誌の記事にあった、某スポーツカーオーナーのコメント。
「△△△(以前乗ってたスポーツカー)は快適で応接間に座って動いているという感じでしたが、○○○(現在乗ってる某スポーツカー)は戦闘機でした。でも最初から運転しやすかったら、こんなに長く付き合わなかったかもしれません。ちゃんと使えば高性能を発揮してくれるんですけど、誰に対してもその性能を出してくれるわけではないというクルマに乗っている満足感は得がたいものがあるんです。やっぱり、それが自分だけのクルマという感じにさせてくれますから」
うーん、まっったく同感だ。。
手なずけるのに労力を要しない、つまり誰でも簡単にドライブできるスポーツカーは、ある意味フレンドリーで万人受けはいいんだろうけど、どこかで攻略する難しさというものが残っていてこそのスポーツカーなんでは?と思う。
簡単なのが悪いわけではない。ドライバーにもっと上を目指すことを促してくれるようなクルマが、良いスポーツカーだと思うのだ。
フツーに適当に乗ってもある程度転がせてしまうのが、今日の高性能車のトレンドだろう。電子制御満載のラインナップを見ていれば明らかだ。
しかし、本来の性能は確かなテクニックによって初めて引き出され、そこでそのクルマが持つ最大のパフォーマンスを発揮できるのではないかと。
何も考えない運転でも何事もなく走ってしまうが、いざドライバーに信念が生まれて技術が伴うと、本領を発揮する。
そしてその本領の世界こそ、そのクルマの「本当の世界」なのだ。
一流のスポーツカーには、信念と技術が伴う限られた人にしか体感できない世界があるんだと思う。S2000にはそれがあると思っている。
決して万人を許容しない特性。過敏なレスポンスは鋭さとなり、操作の連続性と正確性をドライバーに要求する。
動作がシンクロし、機械としてのクルマと波長が合った時、初めてエスはその本領を発揮し、ドライバーに感動を与えてくれる。
きっとそうに違いない。それを追求していくのが、ドライビングの目的でありプレジャーなのだと思っている。
その世界をわずかばかりでも垣間見た時に、このスポーツカーを所有する満足感を大きく感じるのだ。
自分の身体の一部になったかのように動く車体。そんな時に自分だけのクルマに乗っているという充足感を得ることができる。
クルマとの一体感を常に求めながら、唯一無二の相棒と共に走る、そんな関係を目指すのだ。
ってことを改めて考えたコメントでした。
・・・これって女性に置き換えても意味深だったりして(爆
2008/07/04(Fri) 02:14:23 | 以前のコメント
Re:Real World of sports car
>TSUYOSHIさんご無沙汰です。
一昔前のボーイズレーサーには、てめぇの腕上げろ!的なヤンチャ感があって面白かったんですよね〜
あぁいう軽量な小排気量のクルマは、性能を使い切って振り回せるという利点があると思います。
駆動方式を変えると、やはりドライビングにも幅ができますね。FFとFR、どっちが良い悪いという問題ではなく、クルマの特性に合わせた運転を心がけられるようになるというか。
オレを操ってみろ!っていう挑戦を敢えて受けてるようなスタンスは、やっぱり「M」かも!?
女性に関しては誰が見てるかわからないので、個人的な真相は伏せときます(爆
>アノマロさん
どうもです〜
エスは征服のし甲斐があるクルマですよね〜
普段街乗りで、それこそ交差点ひとつ曲がるのも楽しいクルマなんですが、ひとたびワインディングでリズム良く速く走ろうとすると、凄くチャレンジングな気持ちにさせてくれるクルマだと思います。
本当の性能を引き出すためには相応の努力が必要で、なんとか技術を磨いて高いレベルに到達し、一体になる感覚で走りたい、そう思ってドライビングを楽しむことができるクルマだと思います(^ ^)
最近のホンダのラインナップを見ていると、そんなクルマが充実してたのは過去の話と言われても仕方ありませんね。。
スポーツカーのホンダと言われていたのも今は昔。僕らの世代くらいが限界じゃないですかね。(下の世代はたぶん「ミニバンのホンダ」でしょう)
中古車も選べるわけですから、懐古主義に浸るのも悪いことではないと思います。
が、ホンダに10年以上も付き合ってるわけですから、現状を見てると正直寂しいですよ。
今のホンダのままだったら、次は未練無く他メーカーに行ってしまうでしょうね。
言葉だけじゃなくスポーツカーのホンダ再来に密かに期待します。
「ちょうどいい」ミニバンなんて作ってる場合じゃないです。(もう食傷気味もいいとこだ)
ギラギラしたホンダは帰ってくるのか・・・