クルマが本来持っている性能を引き出して走りを楽しむことを大切にしたいと考えている私としては、何かのパーツを新たに付けて速さを得るよりも、すでにクルマを構成しているパーツを正常な状態にしてやってコンディションを保つことが重要だと考えています。

スパークプラグはエンジンの点火を行うという非常に重要な役割を担っています。走行距離が増えるにつれて電極が消耗していくので、定期的な交換をしていかないとエンジンの本来の性能を引き出すことはできません。
EK9は新車出荷時から白金プラグを装着しているため、その気になればメーカーの言う通り10万km無交換でも大丈夫でしょう。しかし、性能を引き出すためにはやはり、定期的な交換が必要になると思います。
耐久性を重視するなら白金を選べばいいんですが、やはり私としては性能重視、ということで、イリジウムプラグを選んでみました。
最近流行りのイリジウムは、融点が高いため電極部分を細くできるので、着火性能に優れています。耐久性は普通のレジスタープラグ並みですが、確実な着火性能によるエンジン内混合気の完全燃焼を期待して、少し奮発しました。

付けてみると、それはもう駐車場から出る時点で全然違いました。低速からトルクがもりもり出ます。それまでの感覚でアクセルを踏んでいると、あっという間にエラい速度になってしまいます。
高いギヤからの加速もスムーズになり、街中での扱いやすさがグンとアップしました。エンジンノイズも若干静かになったような感じもします。さらにムダにアクセルを開けることが少なくなったのか、燃費まで良くなりました。いいことずくめです。
プラグは以前からこまめに換えていた方でしたが、今回のこのイリジウムは予想外の効果にびっくりです。改めてプラグ管理の重要性を痛感してしまいました。

今回交換したのは、DENSO製の24番。NGKの8番にあたるので、熱価を1番上げていることになります。これはワインディングやサーキットでの高回転の使用をにらんでの選択でしたが、街乗りも比較的多いので、今後どういった焼け方をするかをしっかりチェックしなければなりません。

というわけで、ちょっと距離を走ったクルマには、プラグ交換おすすめです。見違えるほどエンジンが元気になりますよ。

SPOON RACING PLUG
(DENSO IK24)
 

NGKのIRIWAY(イリウェイ)熱価8番に交換。
メーカーを変えただけなので基本的な性能は大差ないと思うけど、マッチングというか相性の良し悪しということも考えられるので、今後様子を見ていきたいと思います。
とりあえず冬場はちょっとカブリ気味。8番はサーキット走行をにらんでの選択ですが、街乗りが続くとちょっとつらいかなぁ。

(2004/11追記)
とか言いつつ、その後もイリウェイ8番を使い続けてます。ワインディングからサーキットまで、VTECを使い切りながら普段の町乗りもこなすには、8番くらいがやっぱり安心かなってことで。焼け具合も適正だし(以前より回すことが多くなってる証拠か!?)。
15000km程度走ったらトルクが薄れてくるので、早め早めに交換するようにしてます。

NGK IRIWAY 8
 
プラグ交換の方法をまとめてみたので、メンテ時の参考にどうぞ。→プラグ交換
 
 

プラグとセットでプラグコードも。ということでお次はケーブルも交換してみました。

プラグコードを換えるなんて話はあまり聞いたことないかもしれませんが、エンジンのパワー感に直結する上、意外と劣化するパーツなので、距離を走ったクルマには特に効果的なメンテになります。
アフターパーツとしてのプラグコードは、NGK、永井電子、ノロジー、スピリットファイア、ブリッツなんかがありますが、単に着火性能で言えばノロジーが最高です。それはもう火花が強過ぎてプラグの電極が溶けてしまうほどらしいです。でもそれではプラグ代がかかって仕方ないし、だいたい高過ぎるのでパス。プラグコードメーカーとして多分もっとも知名度のあるのが永井電子ですが、こちらはEG4のとき装着していました。性能は申し分なく、10000円代のパーツとしては満足のいく製品でした。
それと同じでは芸がないので、今回はNGKのパワーケーブルにしてみました。永井電子と同等程度に価格が安く、その上世界トップクラスのプラグメーカーのノウハウがつまってそうな気がしたからです。
また、明るい青の色彩がエンジンルームをグッと引き締めてくれるのも大きなポイント。永井電子は明るい赤なので、赤ヘッドのB16Bと赤いタワーバーを装着するEK9につけると赤だらけでイマイチたるんだ印象になってしまうような感じがしたから。こんな見た目も意外と気にしたりして。

交換作業は工具もまったく必要なくめちゃくちゃ簡単ですが、気を付けなければならないのは1本1本交換するということ。というのは、デスビ側の取り付け口とプラグ側の取り付け口がそれぞれきちんと決まっているからです。間違えて違う口をつないでしまうとエンジンがバラついてブッ壊れます。よって知識と記憶力に自信がない限り、1本ずつ交換するのが安全です。

走り出しての印象としては、プラグを交換したときほどの変化はありませんでした。特に低速域ではさほど体感できません。高速で100km/hから120km/hで巡航している時のエンジンのざらつきが少々軽減されたかなという印象はあります。それほど交換前の純正コードのヘタリがなかったのかなという結論かな。

プラグとコードを換えて一応点火系は完成です。エンジンの性能を引き出すためには、できるだけたくさん空気を吸い込ませて確実に着火する。これが重要なので、エンジンの状態を健康にするという意味でのこれらのメンテは必須かと思います。

NGK POWER CABLE
 
   
 
 

話題のアーシングを自作してみました。詳しくは別ページで紹介しています↓↓↓

アーシング

安価で簡単な工作なので、これを参考にトライしてみてはいかが!?

EARTHING
 
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