■礼文島プチドライブ
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まずは、香深から島の西海岸へと続く道道765号に向かった。 県道は香深から急勾配を登り、トンネルを経て西海岸へと至る。 トンネルを抜けた直後、強い海風に煽られる。霧雨がフロントガラスを覆う。 |
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道道を海岸線まで下り、北へと向かう。 海岸線をしばらく走ると元地の集落があり、そこを通過すると、やがて道は途切れた。 |
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地蔵岩 刃物で一刀両断されたかのように、垂直に割れた巨岩がそそり立っている。 |
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地蔵岩をひとしきり堪能した後、元地の集落へと戻る。 ここで本日の朝食。佐藤売店という休憩所のような小さな食堂で、再びウニ丼を食すのだ。 |
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佐藤売店 こんなとてつもない辺境にあり、しかもこんななりの店ながら、ある筋ではかなり有名なお店。海の家みたいな簡素過ぎる客席には多くの色紙、写真の他に、「食べログ」の認定証まで飾ってあった。 |
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この店を有名たらしめている絶品のウニ丼がコレ! 礼文島ではバフンウニという品種のウニが水揚げ後直後に食べられるという、産地ならではのメリットがある。普通、本州の居酒屋とかで食べるのはムラサキウニだし、保存のためにミョウバンに漬かっている場合がほとんどらしい。 |
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産地の礼文ではわざわざ保存液に浸す必要がなく、希少なバフンウニが新鮮なままいくらでも頂けるのである。 しかもこの佐藤売店、目の前が収穫したウニの加工場っぽい。 おそらく今そこで剥かれたであろうウニを、惜しげもなくご飯の上に乗せて食べさせてもらえると思えばなお至福の時。 そんな新鮮極まりないウニは、まさに海の味。今までに食べたことのない濃厚かつ自然の味がした。(昨日のウニ丼と比べても、だ) |
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元地海岸を戻り、ユースホステルに続く道にあった展望台へと立ち寄る。 桃岩、猫岩と呼ばれる奇岩を眺めることができる場所らしいが。。。 |
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猫岩。 まぁ言われてみれば。。 |
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桃岩。 終わり。寒いので撤収(マジ寒いんだってば) |
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香深まで戻って、海岸線を行く道道40号を今度は更に南下する。 礼文島最南端までそれほど距離はなく、海沿いの集落の中を走っていると、民宿が密集している辺りで突如道は途切れる。 |
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一応最南端なのだが、岬らしい地形ではないので、これといったビューポイントでもなく。。。 礼文島を走破したという満足感だけ得て、すぐに引き返すことに。 |
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ってな具合で、あっさりと礼文島周遊は終わってしまった。何せ走れる道が少ないので仕方がない。 香深に戻ってきたが、予約している稚内行きのフェリー出航は3時間も先。余裕あり過ぎ。 |
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その後、近くのホテルの1階で見つけたカフェでコーヒータイム。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
カフェの窓越しにフェリーターミナル。稚内から到着したフェリーから乗客が降りてくる。 その手前に林野庁のHR-Vが。 |
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コーヒー休憩が終わっても1時間くらい余ってしまったので、最後にもう一度、スコトン岬までドライブすることにした。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
スコトン岬 スコトン岬はこれで3回目。毎日訪れている(笑 スコトンの番屋のような小さな土産物店は、実はかなりしっかりしていて、品物も店員の数も充実している。もしかしたら、礼文島土産はここで揃えるのが一番確実なのかもしれない。 |
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友人向けにトド肉の缶詰を購入。土産をじっくり物色しただけで、再び香深にとんぼ返り。 フェリー乗船のために並ぶには、ちょうどいい時間になっていた。 |
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フェリーの乗船待ち。乗船するクルマは結構多い。
それでも今回は横になることはできたので、寝転びながら本を読んで過ごす。天気の回復だけが気になるところだった。 |
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14:30頃、稚内フェリーターミナル到着。 国道40号を走り、2日目と同じスタンドで給油。 |
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R40を豊富まで南下。 この辺りは必ずと言っていいほどサロベツ原野側を走るので、マトモにR40を走ると新鮮。 |
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豊富の市街地に入る直前で、広域農道に左折。 農地帯をおおらかに巡る気持ちのイイ道路が多いので入ってみたわけだが、この落合広域農道は今ひとつだった。(天気も良くないし・・) 写真を撮るポイントを探してるうちに、道道に吸収されて終了。諦めて温泉へと向かう。 |
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豊富温泉 道北の温泉の中でも、ずっと注目してて行きたかった温泉にようやく訪問。 豊富温泉は、北海道では珍しい湯治場っぽい温泉場。ふれあいセンターという日帰り入浴施設が道道84号沿いにある。 |
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濃厚な湯治浴室と、薄めの日帰り入浴用浴室があり、気分的には濃厚な方に行きたかったが、湯治客に遠慮して一般的な方で入浴。 土色のお湯に油膜が張る温泉は、超個性的だった。満足。 |
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温泉を出発する時、時刻は既に16:40だった。もうそろそろ今晩の宿が気になるところ。 幸い道北には、大きなキャンプ場がいくつも思い当たったが、ここまで来たら今回もクッチャロ湖の湖畔でキマリ!って気分になっていた。 しかし、クッチャロ湖はオホーツク海に面する浜頓別町にある。今はまだ、どっちかっていうと日本海が近い豊富町。 |
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道道84号 という不安とは裏腹に、ルートは至極単純である。豊富から道道84号を真っ直ぐ東へ向かえば浜頓別に至ることを地図が示している。 |
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予想通り整備された2車線路で、完全なる一人旅。快適極まりない高速クルージング。 ・・・だったが、人里離れるにつれ、道もまた怪しくなってきた。路肩線はなくなり、幅員が狭まる。と同時に、路面はバンピーに。 |
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猿払村に入った後も、うねるワインディングは延々と続く。ずっと遮る者なく、喜々として走り続けていると、突然工事区間が現れた。 舗装を剥がれた砂利道は、それまでの元気は何だったかのような極低速で通過(^ ^; |
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そして残り18kmの表示の所で、浜頓別町に入った。 そこからはもう、広大な原野だか牧草地だかわかんないけど、ただひたすら広い景色の中をズバーンと下りていく。
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クッチャロ湖畔キャンプ場 クッチャロ湖は既に薄暗くなり始めていて、さらに霧雨が舞っていた。前回は美しい夕陽を眺めることができた湖面の景色も暗く沈んでいる。 素早くテントを立てて、霧雨の中、夕食タイム。利尻や礼文でのキャンプよりさらに寒く、そそくさとテントに撤収。 せっかくのクッチャロ湖畔キャンプは楽しめそうにないのが残念だったが、明日は何日かぶりに思いっきりエスを駆る行程になるので、その期待に胸膨らませつつ寝袋にくるまった。 |
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