四国2009 〜四国西部・山河海街を走り尽くす旅

 
 

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2009年のGWは、久々の四国ツーリング!
前回にして唯一の四国ツーリングは、遡ること6年前、2003年の3月にレポートとして残っている。R style初期のロングツーリングとして、他を圧倒するボリュームを誇った懐かしいツーリングだ。内容も若々しく、3月なのに全て軽装の車中泊(本当に寒かった)、今読んでもこっぱずかしいだけの稚拙な文章(しかもこの時のレポは唯一、走り回ったその夜ごとに車内でノートパソコンで作成(爆)という少々甘酸っぱいツーリングなのだが。(この時期のはどれもそうですが)

それ以来、四国をテーマにした旅をしてこなかったのは、ちょっと意外な感じがする。
と言うのは、四国に上陸すること自体は、実は毎年のようにあって、特に香川県には親類の関係上よく訪れているのだ。
その他にも、九州をテーマにしたツーリングでは帰り道に通過するルートとして四国が登場している。
そんなだから、ここのところ四国と言えば「業務連絡?で行く所」か「通り道」くらいの、あまりランクの高くない位置付けを余儀なくされていた、というのが実際のところだった。

でもよくよく考えてみると、通り道にするったって、愛媛、香川の瀬戸内沿岸に限られるわけで、高知や瀬戸内以外の沿岸地域には、既に6年以上もご無沙汰していることになる。
それならば、久々に走ることで新たな発見と楽しみがあるのでは?、という気になって、GWを利用したロングツーリングの候補として急浮上したわけだ。

そんな背景があるので、今回のツーリングは「四国ツーリング」を謳ってるけど、実際には6年間足を踏み入れていなかった高知県と、愛媛県の未踏の地域がテーマになっている。敢えて言えば、四国西部を中心に走り回った記録、ということになるだろうか。

ツーリングに充てた日数は6日間。GWの連休部分の前に、1日だけ有休を加えた戦略的休暇(笑
よって出発は通常の平日。戦略的と言うからには、これにはこれでちゃんとした理由があるわけで。

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1日目 first day

初日のスタートは、ツーリングとしてはちょっと遅めの6時過ぎの出発だった。
平日故に、環八は通常通りの朝の渋滞。それも休日の午前中の渋滞に比べれば大したことはなく、40分程度で東名へ。

GW中とは言え、平日ということだけあって、東名は混雑とは全く無縁だった。走り始めから全く渋滞もなく快適そのもの。どんどん距離を稼いでいくことができた。

 

今年の3月より始まった、いわゆる「1000円高速」。土日祝に限り高速道路通行料金が一律1000円になるという一昔前では考えられない制度が急遽始まって最初の連休になるわけだが、凄まじい渋滞になることが予測されていた。

渋滞は当然ながら、通行料金が1000円になる明日からに集中するだろうから、敢えて平日であるこの日に、目的の四国まで一気に行ってしまっておこうと企んだのだ。

当然ながら、高速料金は通常料金となる。しかし、渋滞にハマってイライラしながら時間を無駄にして疲れ果ててしまうよりも、多少お金を払ってでも気分良く効率的に時間を使うことを選択したのだ。
限られた時間でツーリングを楽しまなければならないサラリーマンツアラーには、これはこれでひとつの有効な策だと思っている。

果たしてその読みは的中で、いつもは混雑している富士川SAもかなりガラガラ。
東名で西に走る際は、ここで最初の休憩を入れるのが定番になっている。スタバがあるから(^ ^;(たぶん日本一眺めがいいスタバ)

         

その先も順調。順調過ぎて書くこともあんまり無い(笑

豊田から伊勢湾岸道、四日市で東名阪。いつもは混むここもあっけなく通過して、亀山で新名神。

新名神の土山SAで最初の給油。ここで給油するのも、新名神が開通した後の定番コース。練馬から約420kmで、給油に丁度良い。しかもセルフだし。
ついでに軽く腹ごしらえして再出発。

草津で名神、京滋バイパスは利用せずに名神直進で京都通過。名神が混んでなければ、いつも何となく名神で京都を通過する。無意識の内に、京都に惹かれているのか!?

吹田で中国道。神戸で山陽道。三木で淡路島方面へ。
いつもながらに、山陽道のこの辺りは神戸近郊にもかかわらず、ほとんどクルマが走っていない。

明石海峡大橋を渡って、淡路SAに来てみた。

この日唯一の景観的イベントと言っていいであろう明石海峡大橋の写真を撮る。

10年ほど前に、このSAで車中泊したことを思い出す。あの時、淡路島を巡って香川に渡ったのが、初めての四国体験だった。

淡路SAは平日ながら観光地ちっくに混雑していた。
橋を撮ること以外、特にすることもなかったので、ゆるキャラのぬいぐるみを撮るくらいの観光はしておきつつ、またまた走り出す。

淡路島を縦断する神戸淡路鳴門自動車道。やっぱガラガラ。

鳴門大橋を渡る前に、ルーフを開けた。ここからが四国オープンドライブの始まりだ。

鳴門ICで遂に高速を降りて、国道11号へ。
ここまでの高速料金12,500円(だったはず)。時間をお金で買ったと思えば。これでも正規料金より安いし(橋の部分で何らかの割引があった模様)

徳島市で国道55号。市街を抜けて、阿南方面へとひた走る。
阿南のバイパスに入ると、まるっきりクルマがいなくなってしまった。周りに何にも無い直線路が続く。
道の駅に寄って小休憩。その先にあったスーパーで、今晩のキャンプに向けて早めの食材買い出し。

その後、国道195号にスイッチして、日が落ちつつある川沿いの集落を繋いで走っていく。

6年前、1日目の宿となった道の駅「わじき」を通過し、さらに走って、国道と川を挟んで対岸にある「わじきライン林間キャンプ場」へとやって来た。ここをこの日のキャンプ地にするつもり。管理人はいなかったが、電話すると後で来るからテント張っとけと言うので、適当に張った。サイトが固くてペグが入らず一苦労。

 

無事寝床が確保できたところで、汗を流しに温泉へ。キャンプ場の近くに、わじき温泉という小さな施設があった。
ちょっと古めの入浴施設だが、他に入ってる人もいないし、鷲敷ラインの眺めもなかなかで、快適に入浴。

風呂から上がった後はサイトに戻って夕食。焼肉で景気付けをして、翌日の旅に備えた。

初日は時間的にかなり余裕のある行程だったが、翌日からの四国を満喫するための序章には相応しかったかな。

 
2日目 / Touring S2000