9日目 nineth day

福岡の日曜の朝。休日の空いている中州、天神を通過してシーサイドももちを目指す。

この旅は今日が最終日。初日同様、一気に東京まで走り切る予定だが、高速道路の深夜割引が欲しいため、昼頃福岡出発を予定。それまで市内を軽く散策することにしたのだ。

百道に向かったのには特段理由は無い。ただ何となく。
ちょうどシェルのセルフスタンドがあったので、対馬走行分の給油を行う。2日前に博多で入れてから369.6km。いつの間にか結構走ってたな。

海浜公園の駐車場にエスを停めて海岸を散策。目の前には福岡タワーがそびえ立っている。

 

砂浜ではビーチバレー、散策路ではジョギング大会が催されていて賑やかだった。

 
               
   

福岡は暑かった。対馬は天気がイマイチだっただけに、また夏が戻ってきたカンジだった。

海浜公園のお店がオープンするにはまだ時間が早いらしく、照りつける太陽の下では時間を潰す術も無かった。
そのまま百道を後にして、都心に戻ることにした。

 
                         
  市街地の中心に戻って、キャナルシティ博多に訪れる。久しぶりに来たなぁココ。たぶん10年ぶりくらい。トロピカルなデザインは健在だ。
中のお店を散策し、ラーメンスタジアムで博多ラーメンを食する。うん、並んだ甲斐あり。これで思い残すこと無し。
 
                         
 

お昼を回ったところで、満を持していよいよ大移動開始。都市高速下の国道201号を走って、福岡ICから九州自動車道へ。

北九州までとりあえず走って、めかりPAで九州にお別れの挨拶。

   

挨拶ついでに、この先の給油計画を立てる。
エスの燃費では、東京まで少なくとも計2回を高速上で入れることになる。
ガソリンの料金やスタンドの種類から最適なポイントを割り出し、今後の休憩計画もついでに立てておく。

そして関門橋を渡って九州にサヨウナラ〜。

                         
 

中国自動車道に入ったら、周りのクルマの数は激減したが、先を急ぐことなく速度一定で淡々と走り続ける。
高速道路を常に一定の速度で走る操作と感覚を磨くのは、結構いい練習だと思う。

途中、アウディR8を載せた積載車を発見!存在感抜群。やっぱりスーパーカーだなぁ。

往路は中国道だったので、復路は山陽道と決めていた。
山口JCTから山陽道へ。その後は単調な直線路主体で、退屈しながらも順調に距離を稼いでいく。

   
                         
   

福岡から300km超走ったところで最初の給油。

広島と福山の間の小谷SA。連休中日、夕方前の時間帯で、サービスエリア内は大混雑。
中には美味しそうなパン屋が入っていたが、激混みだったので、小腹の足しにはいつも通りのフランクフルトで済ませた。

高速上は混んでないけど、単調な山陽道、知らぬ間に疲労は蓄積していく。。

 

そんな単調さからくる退屈な気分を紛らわしてくれるのは、偶然出会うスポーツカーだ(笑

福山辺りで追い抜いていった997カレラ。同じブラックだし(??)、ちょっと遊んでもらおうとついていってみた。

100馬力以上も向こうの方が上手でついていけるはずもないのだが、向こうも向こうで速度落として並びかけたり加速してみたりと、ランデブーに付き合ってくれた。

結構長い距離一緒に走ったカレラ。岡山辺りで急に交通量が多くなって離別してしまった。

   

この後が結構タイヘン、というか、体力を消耗した。
瀬戸中央自動車道辺りから流入してきた大量の交通量で、山間のトンネル区間がひたすら続く山陽道岡山〜神戸区間は混雑状態が続く。車間が取りづらく、速度の安定しない状態が、疲労を増やしてくれる。

神戸JCTで中国道への合流地点。夕方を過ぎ、周囲は既に暗くなった時間ではいつものことだが、渋滞(- -;
以後宝塚までギッチリ。(それもいつものこと)
ここらで更に時間と体力を消耗し、名神に入って桂川PAで予定外の休憩を入れた。ついでに夕食も。

   
 

京都を通過し、草津JCTから新名神へ。新しく広く交通量もまだまだ少ない新名神は超快適。

亀山JCTから東名阪。鈴鹿付近でやや渋滞したが、伊勢湾岸道に入れば再び快適。

刈谷SAで予定給油。小谷SAから456km。残すは東名高速のみ。。

   

わかってはいたのだが、夜の東名高速が曲者だったのだ。トラックと乗用車入り乱れてパンク寸前の東名高速。
それだけならいつものことなのだが、山陽道で必要以上に体力消耗してしまった後の身としてはちょっとツライ。

結局、富士川SAで再度休憩を入れるハメになった。日本の大動脈である東名の交通状況がコレでいいのか?
と思うが、今回の場合、山陽道の前半の退屈さと後半の混雑状態がボディブローのように効いてしまったようだ。往路は中国道で、結構楽しんでドライビングしただけに、中国地方はやっぱり中国道に限る!と強く思うのであった。

       

富士川SAのスタバも既に閉店済みで、さほど休憩にはならなかった。

しかし気合いを入れ直して東京まで一気に走り切る。
結局、福岡IC通過時からちょうどピッタリ12時間後に東京料金所を通過。深夜割引はしっかりget。

家に着いたのはそれから更に30分後だった。

       
8日目 / エピローグ