35回目の誕生日に思うこと


ここ最近書き込みを休止してたのは、仕事が忙しかったからというのもあります。
忙しいのは前から普通に忙しいのですが、最近ちょっと違うのは、仕事が「手について」きた感覚から来る忙しさだったりします。
何年も同じ業界で仕事しといて今更なんやねん、って感じですが、、ようやく自分の手中に収まる感じが出てきたというか・・

自分の本職は設計屋ですが、この職種って単純に図面引いていればいいものでもなく、技術的な部分はもちろん、経営や営業のスキル、幅広い見識や組織を引っ張るリーダーシップの能力など、求められるものが非常に多いように感じます。もちろんこの職に限ったことではないと思いますけど。

どれも中途半端で自信がない時、時間の流れが重く感じます。
それに対し、持ってるスキルがバランス良く発揮されて、上手く事が運んでいる時って、密度の濃い時間がテンポ良く過ぎ去っていく感覚に。
そんな感覚が、最近になってより多く感じられるようになってきたわけです。

そんな時って、仕事を進めることで見えてくる世界が待ち遠しくなります。
上手くいかないことが大半ですが、それでもなんとかハンドリングして進めていくことに充実感を感じます。
経験と勉強の不足でおっかなびっくりだったものが、いろんなものの蓄積を経て、多少は全体を把握しながらできるようになってきたような。


10年やってきて、ようやくそう思えるようになりつつあるってこと。
ここ最近、思考の大半がそういう「手についた」仕事に関することに占領されていて、何となくR styleは意識の外だったのでした。

・・・っていうのは体のいい言い訳か(^ ^;;

はやぶさ帰還


世の中W杯で話題は持ち切りでしょうけど、自分的にはこの話題だなぁ。

7年もの旅を終えて、帰還した小惑星探査機はやぶさ。
小惑星イトカワに着陸後、その惑星の岩石を採集して地球に持って帰るという前代未聞の任務を任された小さな機械が、予定より3年遅れて地球に帰ってきた。

旅の途中で12機全ての化学エンジンが故障。
イトカワに着陸成功するものの、姿勢を乱して地球との交信を断絶。
そして頼みの綱のイオンエンジンが4機中3機故障。
地球帰還の軌道に乗れず、当初予定より3年も長く周回し、昨日夜、遂に地球へ戻ってきた。

しかし、はやぶさ本体は地球には戻れない。
小惑星で採取されたかもしれない物質の入ったカプセルを地球に向けて放出後、自らは大気圏に突入して燃え尽きてしまう運命にあるからだ。

旅の過程で様々なトラブルによる苦難に直面しながらも、地球から指示を健気にこなし、決してあきらめることなく辿り着いた旅のクライマックス。
与えられた任務の成果だけを地球に戻し、自らは散っていく。。

はやぶさは、どんな日本人よりも、ずっと日本的な美徳を感じさせる存在だった。

カプセル放出後、最期を迎えるその直前に、地球から最後の指令。はやぶさは最後の力を振り絞り、たった1機残ったイオンエンジンを噴射。姿勢を変えてカメラを地球に向けた。

7年間頑張ったはやぶさに、最後に地球の姿を見せてやりたかったとか。。

life_1146.jpg

こんなストーリー、こんな結末が現実にあるんだな。

・・・・感動しました(涙

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