天気の良かった先週末のハナシですが、久しぶりに有峰林道をアタックしてきました。
大規模林道の有峰林道は、奥飛騨から富山平野に抜ける裏道。人造湖である有峰湖の周回路として開かれた全線舗装の道路が、有料で開放されてます。
その通行料1800円と高額だからか、ほとんど走っているクルマもなく。。白山スーパー林道はもっと高額だけど、あちらほどの華やかさもなく、マイナーなヤマ道という印象。
距離がやたらと長く、しかもいろんな路線があってバリエーションが豊富(通行止も多いが)。地図を見ると人里離れた北アルプスの真っ直中に、ぐにゃぐにゃ引かれた有料道路の線がやたらと目立つので、常に気になる存在ではあるのだ。
岐阜側から飛越トンネルを抜けて進入。しばらくは完全2車線のダウンヒルが続くが、湖の周回路に近くなっていくと道路は狭くなり、コーナーも小刻みになってくる。
けれどコース自体は走りやすく、何より森がキレイなのは癒される。特に湖の西側を走る区間は、まるで公園の中を走っているかのよう。(実際、県立の自然公園内なのだが)
テクニカルなワインディングロードと深い森(クマが出るので要注意)の静寂を味わえる、秀逸なコースだと再確認。
ところで、この有峰林道の岐阜県側の入口である、上宝〜飛越トンネルの間の山里を結ぶ道は、隠れた良道。ツーリングマップルでも地味にオススメルートになってたりするのだが、これが本当に素晴らしい道です。
ちょうど北アルプスの奥地へと続く登山口へ至るルートでもあるので、バスや登山者のクルマが走ってますが、全線2車線が確保されているのが大きい。(センターラインは消えかけてるけど)
有峰林道とは全く異なった特徴のワインディングなので、セットで走ると満足感もひとしお。お腹いっぱい走りたい時のオススメルートです。
さらにもう1ヶ所、北信州の有名ワイナリーを訪問。小布施ワイナリーである。
非常に見つけにくい場所にあるのがこの小布施ワイナリー。運良く見つけられれば幸せ。というのも、ごく普通の住宅地の中に、そのワイナリーがあるからだ。
駐車場にGTを停めると、目指すワイナリーはこの先50mとある。
どう考えてもワインを作っている所なんてなさそうな、何の変哲もない住宅街があるのみなのだが・・・
え、これ??
せいぜい町の工場か、良くて酒蔵である。まぁ酒蔵には間違いないのだが、この奥に本当にワイナリーがあるんだろうか。。
恐る恐る建物に入っていくと、すぐに中庭が。
鬱蒼としていて、ますます怪しげ。
見つけてくれてありがとう、だって。
ホントに。見つけた人はエライよ。
中庭の奥には立派な蔵があって、ますますワインには似つかわしくない空間が続く。
しかし、蔵の重厚な大扉を開けると・・・・驚きの光景が。。
イキナリこの変化。森の中で、目指していた秘宝に突如巡り会えたかのよう。
小布施ワイナリーは、家族経営の小さなワイナリーなので、この立地もある意味必然的。そしてワインに対する並々ならぬ気合いが感じられる。さすがに生産本数は少ないのか、小布施周辺以外ではほとんど見たことがない。
ゆっくり味わいたいという欲望に従い、白ワイン「小布施ブラン」を購入。
やっぱワイナリー巡りは楽しいですなぁ。
その北信州のワイナリーのひとつ、飯綱町にあるサンクゼールの丘。
なだらかな丘に、ぶどう畑と雰囲気のいいカフェやレストラン、そしてワイナリーが佇んでいた。
シンボルアーチをくぐった先に広がるガーデン。
夏の陽光に照らされた緑が眩しい。そしてあっつい。
ワイナリーは見学ツアーもあるみたいだったが、あいにく時間が合わず。
直営店で早速ワインを物色。シャルドネの白が自慢のワイナリーみたいだったが、プレミア付きの看板ワインはちとお高め過ぎたので、「長野ルージュ」という地元長野産のぶどうを使用した赤ワインを選ぶ。
物色が済んだら、ガーデンに面したテラスでジェラートを味わう。
長閑な夏の休日の朝。
あっついけど(笑
北信州がお気に入りな点がもうひとつ。雰囲気のいいワイナリーが点在してるところ。
ぶどう畑にアルファGT。その景色はまるで南欧の風景、か?(笑
実はワインがとても好きなワタクシ。
蔵元で至高の1本を吟味するのは、密かな楽しみだったりします。
夏の北信州の田園の中で。
いかにも日本的な風景にイタリアンGTの組み合わせはいかに。
思えば北信州ってそんなに訪れる回数が多いエリアではないので気が付かなかったけど、これがなかなか他ではあまりないような景色揃いで楽しめるエリアでした。
広大な流域の千曲川の風景とか、小さな丘が連続し、それが折り重なって見えるちょっと日本離れした風景とか。
ひとっ走り行く価値はアリです。