リベンジ!三陸縦断DANGANツーリング

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4月末の週末、世間ではGW初日に位置付けられる土曜日。前夜、東北仙台の東に位置する石巻に宿を取っていた。
前日の仙台出張を理由にこっそりと愛車S2000を引っ張り出しており、堅苦しいスーツ姿からいつものツーリングスタイルに気分もろとも切り替えて、2日間をたっぷり東北ツーリングに充てるつもりなのだ。

ちょうど2年前まで仙台に住んでいた(1年半だけだけど)関係で、その頃のツーリングは当然ながら東北が舞台なものに偏っている。当時はまだEK9に乗っていた頃。
時間も今ほど無いわけでもなかったので、結構いろんなツーリングを楽しんでいたもんだったけど、実は東北に心残りが無いわけでもない。

そのうちのひとつが、三陸のリアス式海岸沿いに走るルート。
熱心な読者の方ならおわかりだろう(そんな人がもしいれば、ハナシですが)。2005年の夏休みに「夏の三陸縦断touring」で三陸をテーマにしたツーリングをやってるわけだが、天気は最悪で、断崖からの絶景は全く楽しめず。いずれはリベンジせねばなるまいと思っていた。

今回東北で丸2日ツーリングに時間を充てるというアイデアが浮かんだ時、山の方面がまだ早いという時期的な理由もあって、出会うことのできなかった風景に会うために、もう一度三陸縦断ルートを攻めてみようと決めたのだ。

                                       
石巻を5:30くらいに出発。明るくなったら出発しようと思ってたけど、あっさり寝坊した(汗
国道398号を女川方面へ。まずどこから行くかってゆーと、仙台在住時によく朝っ走りに訪れた、あのワインディングからである。
                                       
牡鹿コバルトライン  
                       

南三陸の南の端、牡鹿半島の尾根筋を走るワインディングロード。元有料道路ってとこがミソで、全長が30km程度はあるにもかかわらず、途中に交差点が無い(ランプ形式の出入口は数カ所ある)。駐車スペースも観光道路の割に少なく、そういった意味ではドライビングを楽しむには打ってつけの道路なのだ。

仙台時代は、休日の朝、利府街道から石巻港を経由して訪れ、当時の相棒EK9のエンジン回して楽しんで、女川のマリンパルでホヤ(大好物)買って帰るというのが定番だった。

 
 

女川側から走ると、最初のうちはロングストレート中心でイキナリ爽快なスピード感が味わえる。

やがてコーナーが連続し、いよいよ、というところで現れるのが大六天駐車場。海に囲まれた小さな半島の尾根筋を走る割には、途中で眺めの良い駐車スペースはここくらいなものなのだ。

朝日で輝く海原をしばし眺める。
時間が時間なので、相客は無し。

コバルトラインのコースの特徴は、果てしなく続くコーナーの連続にあると思う。次から次に現れるコーナーを繋げてリズム良く走るのが楽しく、また難しくもある。
コーナーの曲率はあまりキツくなく、感覚的には一定の円弧ラインを描くように回り込んでいく。かといって一定の曲率が続くわけでもなく、時折角度のキツいコーナーが突然現れたりして気が抜けない。

たまに長めのストレートが出たと思って思いっ切り突っ込んでいくと、肝を冷やす仕掛けが待っている。

右の写真がそのひとつだけど、前方が急激に落ち込んでいるので、完全にブラインドになっている。スピードによっては浮遊感を味わえることも(汗

 

そのジャンピングスポット(!?)を無事クリアしたら、今度は右コーナー。なのだが、このコーナー手前には実は大きく波打ったギャップが潜んでいる(わかるかな?)

ちょうどブレーキングを始める辺りにあるもんだから、見つけるのが遅れると大変コワい。

     

というように、元々有料で必要ない所に無理に作ったことを感じさせる一部レイアウトと、バンピーな路面が特徴なのだ。本来なら非常に走りにくいワインディングのハズなのだが、これがどうしてなかなか面白いコースに感じるから不思議である。

勾配の変化が無い分、クルマのパワーはほとんど関係がない。求められるのはコーナリングの気持ち良さ、路面に追従できるバランスの良さ。ドライバーに必要なのは、クルマの姿勢を支配することとリズム感。
なぜワインディングを走ることが楽しいのか、それに応えてくれる要素がここにはより多く詰まっている、そういうことなのだろうか。

     

御番所公園への分岐を過ぎると、フロントガラスに一面の海原が広がり、金華山が浮かんでいるのが見えてくる。ここまで来ると、半島の稜線を走るワインディング区間は終焉が近い。
コバルトラインを走る際、行き着く先はいつも半島の先にある小さな駐車スペース。丘の上の御番所公園ではなく、より海に近く絶景が堪能できるこの小さな展望スペースが定位置なのである。

金華山側が思いっ切り逆光になってしまったので、絶景の写真はお預け。
左の写真でいうと、エスのノーズが向いている方角に牡鹿半島の先端である黒崎があり、大海原とそこに浮かぶ大きな金華山が見下ろせる。

いつもこの位置に駐車して休憩、睡眠時間が短かった時は、ここで二度寝が定番だった。
エスで訪れているのに、何だかEK9のコックピットに収まっているような錯覚に襲われる。

朝っ走りとは違って長い旅程なので、二度寝はせずに引き上げる。
女川に戻る帰り道もコバルトライン。牡鹿半島には海岸線を走る県道も存在するが、いつもコバルトラインを楽しんでしまうために走ったことがない。それでもついコバルトラインを選んでしまう程に、魅力のあるワインディングロードなのだ。

復路にも手強い路面とリズミカルなコーナーの連続が待っている。
今までEK9でしか走ったことのない道だったから、エスの素直なハンドリングとコーナリングスピードに思わず酔いしれてしまう。クリップからどんどんアクセルを踏んでいくような積極的なドライビングが楽しめるのだ。
2年ぶりで、しかもマシンも異なるという状況だったから、過去との違いがいろんな側面から見ることができたのが面白かった。

結局コバルトラインでは、ほぼ全域クリアラップを取れた。
早朝とは言え、これだけの距離を一気に自分のペースで走れるところが、このワインディングに好感を持つ一因になっている。
今回のツーリングのための準備運動としては十分過ぎるほどに、エスの運動性能を十分堪能した早朝のコバルトラインだった。

                         
国道398号 女川〜志津川

女川に戻って、R398を海岸沿いにトレースするルートに復帰する。ここからは三陸海岸沿いをひたすら北上していく。今日はどこまで行けるのか。天気の良い本日中に、できるだけ三陸の風景を堪能しておきたいところだが。

海岸沿いとは言え、リアス式海岸に沿うので道路は立派にワインディング。道路脇の桜は満開をやや過ぎたくらい。
せっかくのワインディングだけど、ここでは前走車にことごとく引っかかってしまう。

雄勝を過ぎてトンネルを抜けて新北上大橋。
北上川を渡ったら、しばらく堤防上の道路を行く。
大河を望む風景は、休日の朝の時間を感じさせる。

どんどん走って神割崎を過ぎ、やがて国道45号に合流する。単純に仙台から最速で三陸海岸沿いに出ようとするなら、三陸自動車道とこのR45で志津川に出るのが手っ取り早い。

南三陸温泉を過ぎて、志津川の街のセブンイレブンで小休止。

 
国道45号 志津川〜山田

志津川から先は、緩やかなカーブを描きながら、幅広の道路が伸びる爽快なコースが続く。
朝の静かな時間も過ぎ、交通量もそれなりに出てきたので、時折ペースの遅い集団に阻まれる。

見通しの良い直線も多いので、確実な場所でパスし、どんどん距離を稼いでいく。

                     
   
                   
 

やがて気仙沼に入る。市街地はバイパスでパス。

<<< トンネルの上に歓迎の文字

                   
   
 

程なくして岩手県に入る。陸前高田に向かって緩やかな峠を下りていくとこ。

突如ペースアップしてどんどん進んでいるように見えるけど、まさにその通りで、数ある半島のワインディングはかつて訪れたことがあるのでこの際パスして、どんどんR45を北上していっている。

 

ところどころ開通している三陸自動車道(無料共用中)もくまなく使うのだ。今日は三陸海岸の絶景を楽しむために割り切る。そう決めているのだ。

大船渡の市街だって三陸道で通過。風情ある県道9号線による半島巡りも今回はパス。

だけど、大船渡の前後にあるR45の峠越えはしっかり楽しんだ。登坂車線を利用して前を開け、アクセルを踏み込みコーナリングを楽しむ。
ペースはすこぶるイイ具合で進んでいる。

                                 
 

釜石の半島巡りも惹かれるところであるが、勢いに乗って通過してしまった。ちと勿体無かったかな。。

そんな気持ちをややクールダウンするために、吉里吉里のローソンで2度目の休憩。
前回三陸ツーリングで、駅前探索などして散策した吉里吉里の国である。

これから山田を通過して宮古に至るわけだが、ちょっとR45にも飽きてきた。
今日は敢えて先を急ぐことに徹していたのだが。

   

吉里吉里を発って山田を通過している間もどうしようか悩んでたけど、結局山田を過ぎたところで、R45を離れる方向にノーズを向けていた。

県道41号、重茂半島を巡る路線である。
三陸のリアス海岸を形成する半島群の中でも一際大きな半島が、この重茂半島。
けれどその大きさとは裏腹に、半島全体が険しい地形で、周遊する県道も立派な山道狭路なのである。

前回もしっかり通って、その山深さ険しさは体感済み。なのだが、かなり走った印象が色濃く残ってて、本能的にもう一度走ってみたくなったらしい(^ ^;;

               
県道41号 重茂半島  
     

県道に入ってすぐは、港の道路を走っていく。望む山田湾は、養殖の棚(?)で埋め尽くされている感じ。地図にはカキやホタテとある。

海が間近に望めるのはここまで。
この直後から、海沿いとは思えない程の高度で、山肌をしつこく縫う山道へと道路は変貌する。

 

辛うじてガードレールに守られた断崖の山道。幅員は言うまでもなく狭く、対向車の存在はいやがおうにも神経を使うことになる。

久しぶりに走るわけだが、前回とはまるで違う印象だ。
それもそのはず、クルマの違い以前に、訪れた季節が違う。
前回はまさに盛夏。木々の枝葉はこれでもかと生い茂っていて、まるでジャングルの中を走っているような錯覚を覚える程だった。

   
 

それに対して、今回は北東北にしてみたらまだ春の始め。前年落ちた枯れ葉が、路肩を覆っているような状況である。

木々はようやく黄緑色の新芽を付け出したところ。その分夏に走るよりは視界が圧倒的に効いて走り易いわけだが。

>>> 道が繋がってるってのがわかってても、こういう表示に安心感覚えてしまうんだよな

         

道も狭いし路面が良いわけないし、じゃあ凄く走りにくいか、と言うと別にそんなことはなかったりする。
時折上の区間みたいな道幅の広い箇所も出てくるので、ラインを自由に選んでエスの運動性能を楽しむこともできたりする。

地図で見ると相当ヤバそうな感じがするけど、これより酷い国道県道はいくらでもある。
人里離れた奥深く、っていうのともちょっと違って、途中で意外と多くの集落を通過する。
海の近く(というかほとんど海沿い)なのにこの秘境度合いは特筆すべきだけど、案外心細くはならないコースではある。

 
こういう感じで視界がどーんと開けることは稀だ。その分ドライビングに集中できるわけだが。
             

いくら重茂半島に寄り道したとは言え、本州最東端の魹ヶ崎までトレッキングする余裕は無いので姉吉漁港には行くまいと思ってたのに、気が付いたら結局来ていた(笑

EK9で来た時と同じような場所にエスを停めた。その脇では若い漁師の夫婦が作業をしている。

そろそろ陽も高くなって、上着を着ていると汗ばむ。脱いでトランクに入れたら、今度は肌寒い。

 
でもやっぱり魹ヶ崎には行かない(笑
県道41号に戻ると、そこから先は重茂川沿いの緩やかな道になる。道路から見える範囲に建物を認める頻度も格段に増えて、秘境は終わりを告げた感じ。
このルートのハイライトは、前半の山田〜姉吉に集約されている。
 
国道45号 宮古〜
 

R45に戻ると間もなく宮古。三陸海岸沿いではかなり大きな街だから、ここで給油しておくことにした。それでも仙台で入れた際より相当高かったけど。

浄土ヶ浜も無視して、とにかくR45を北上し続ける。宮古を過ぎると、R45も随分牧歌的な風景に変化していくはずだ。

いくつもの丘を越えつつ北上を続ける。

田老の市街地を過ぎた後、道の駅「たろう」で小休止。いつも走ってる時は感じないんだけど、地面に降り立つと小腹が空いてくるので、駐車場に面した軽食コーナーでめかぶうどんを注文してベンチですすった。
磯の香りが強くて美味かった。

     
                           
         
           
   

小本まで快走ワインディングが続く。
海岸近くを走る国道にもかかわらず、大きなアップダウンが連続したりと、装いは立派な峠道である。

小本を過ぎれば、今度は周囲に牧場が広がる風景になって、青空の下を走る爽快さは一層深まっていく。

宮古から40km以上は走っただろうか。
鵜ノ巣断崖への分岐を発見し、迷うこと無くそちらにノーズを向けた。
特に青看は出ないが、道路脇に観光看板みたいなのが立っているので、それを目印に入っていく形になる。

断崖に出るまでは、牧場の中の一本道を直進していく。
折しも桜の季節。桜並木に挟まれた道を突き進んでいく。

             
鵜ノ巣断崖  
     
道は林の中の大きな駐車スペースで突き当たる。ここでエスを降りて、散策の準備。
足触りのいいチップ舗装の遊歩道を進んでいく。
 
                 
 

目の前の地面が途切れ、その先には空ばかりが広がっている。
途切れた地面の先から視線を投げ出すと、素晴らしい地形の造形が目に飛び込んできた。

圧倒的なスケール感を持って存在を主張する台地。反復する地形の突き出しは、徐々に波に削り取られていく過程なのだろうか。

これぞ断崖絶壁の三陸海岸!といった迫力の風景。前回は霧で遮られ、志半ばで立ち去ることになった場所なのだ。

ターコイズブルーの海は透き通り、海面下の岩場も風景のアクセントとなって目を楽しませてくれる。

視覚的な風景だけではなく、余計な雑音が混じることのない音による風景も印象的だ。

 
 

ザーーー・・・・

ただ波が打ち寄せる音が、わずかな風の音に混じって届いてくる。
迫力の造形に相応しいサウンドスケープに身を傾ける・・・

鵜ノ巣断崖の遊歩道や駐車場のそこかしこに、桜の木々があった。
時期的には北東北に桜前線が通過した後ということもあり、わずかに満開は過ぎているものの、まだまだ咲き誇る花々を楽しむことができた。

 

今年は東京では桜を見てなかったので、とりあえず2日間ツーリングしながら思う存分見て楽しんでおいたv

 

鵜ノ巣断崖でゆっくりしたこともあって、この時点で15時前くらい。この調子だと、この先の北山崎と黒崎にも明るいうちに行けそうだ。

R45に戻って再び北上を始める。が、すぐに県道44号との交差点で右折。田野畑村海岸部を走る道路へとルートを変える。この44号は、実際のルートとツーリングマップル(2008年版)とで異なっていた。

海岸に出て港町を通過。・・する前に、コンビニのような商店を島越駅下で見つけたので、今晩のお酒を購入しておく。

その後の県道ワインディングがアグレッシブで楽しかった。
海岸とは言うものの、この辺りはさっきの鵜ノ巣断崖で見た通り、海から断崖が切り立っているようなもので、道路のルートセッティングもそれなりに激しい。
加えて、台地をえぐるように切り込んだ深い谷が東西に走っていて、道路はそれらをトラバースしたりするので、いやがおうにもコーナーが連続し、風景的にも変化に富んだ刺激的な構成になっている。

 
北山崎  
             

コーナリングを楽しんでいると、あっという間に北山崎まで来てしまった。

鵜ノ巣断崖は駐車場と遊歩道くらいしかないシンプルな展望スポットだったけど、北山崎は土産物屋や民宿が軒を並べている。人の数も多い。
と言っても広大な駐車場が埋まるには程遠い(全体の数%程度しか埋まってない)。オンシーズンでこれが埋まるくらい盛況なことってあるんだろうか。。

 
                           
         
                       

完成から間もないと思われる、まだ新しい展望デッキからは、断崖の絶壁と奇岩が織りなす絶景が展開していた。

絶壁の足下に転がる巨岩には、一様にトンネル上の穴があいていた。
それが人工的なものなのか、それとも自然の不可思議の一部なのかは判別がつかない。

前回訪れた際は、鵜ノ巣断崖以上に濃霧で、展望台から先は本当に全く見えない状態だった。
それゆえ、一度訪れたことがありながら、全く初めて見る景色である。

直前に鵜ノ巣に行ってるので比較してしまう。
雄大さ豪快さはあっちの方かな。

   
                   

この他にもいくつか展望台は存在するので、最初よりずっと下の方にある展望台に行ってみることにして、階段を下りていく。
帰りもこの階段を上ってくると思うと、ちょっとぞっとした。

                               
 
       
                                     

下の展望台は、海に突き出た小さな岩山のてっぺんにあった。
見えるのは先程の断崖絶壁の角度を変えた風景。多少奥行きは出たものの、歩いた距離(下りた階段)の割にはあまり変化無いかな。。。

実は更に下に下りることができ、最終的には海岸まで到達できるようになっているようなのだが、体力と所要時間を考えて、さすがにそれはヤメておいた。

遠くまで来て出会えなくて、ようやくリベンジ果たせた三陸海岸の絶景だったはずなのだが、鵜ノ巣断崖で十分堪能してしまったからか、北山崎ではなんとなく冷静に淡々と見て過ごしてしまった。
この後すぐ先の黒崎にも立ち寄って、灯台のある展望台から同じような風景を眺めたけど、感想は同様。ちょっと期待過剰だったか、お腹いっぱいになり過ぎてたか、どっちにしろ、思ってたほど気持ちが沸き上がらなかったのはちょっと意外。。

                                     
黒崎オートキャンプ場  
             

既に16:30を回っていたこともあり、今晩の寝床はこの黒崎にあるオートキャンプ場とすることにした。

のだが、案の定人っ子一人おらず(この季節じゃ当然か)、何とも寂しい限りの敷地内。
しかし、無人の管理人室には、かってにサイトのテントを張ってよし、料金は後で徴収に行く、と張り紙がしてあったので、付近の寂しさには目をつむりつつ、適当な場所を選んでひとまずテントをたてた。

 

テントを設営し終わった頃に、軽トラに乗ったおじさんが見回りにきた。
キャンプしたい旨を伝えると、料金は2000円だという。オートキャンプ場だしサイトはそこそこキレイだし高価なのは仕方ないか、と思ってたら、奥にはフリーサイトもあってそこなら300円だそうな。

しかし既にテントは設営し終えているので安い方に移動のしようも無いと思ってたら、この場所でも料金は300円でいいという。昨日オープンさせたばっかりで案内板も立ててないし、今年最初のお客さんだからということでサービス!だそうだ。
何はともあれラッキー。キレイな林間のキャンプサイトを300円で独り占めなんだから。

無事寝床確保できたので。安心して黒崎の国民宿舎に日帰り入浴に行く。

 

帰ってきてから、ツーリングチェアに座ってしばらくゆっくり地図や本を読んだ。
夕食は久しぶりに米を炊いて、レトルトのカレーと一緒に食べた。

今回持参したテントは、主にソロの際に使用する目的で導入した漆黒のテント「クローカー2」。それに加えて、のんびりしながら思いを巡らせるために導入したリラックスアームチェア。そして相棒S2000と、真っ黒キャンプの出来上がりである(ちなみに僕の格好も黒基調)

ブラックのS2000という存在感を基本にした、キャンプツーリングのカラーコーディネート。
こんなとこにコダワルのもR style流!?
 
2日目 / Touring S2000
 
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