紫陽花ブルー


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ジメジメ蒸し暑い日が続いてますね。
梅雨らしくアジサイの花を撮ってみました。

前川邸カルテット


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内部も自由に見学することができる前川邸。
外観からしても気になるサロンは、ぐっと高い天井高の開放的な空間になっている。

床はブナ無垢材のフローリング、壁は真っ白な漆喰壁。天井からはイサム・ノグチのAkariがぶら下がっている。
昼間しか訪れることはできないが、できるものなら夜の時間をほんのり灯ったAkariの下、ゆったりと流れる音楽でも聴きながらくつろいでみたい。。

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そのサロンでは、普段置かれている家具は一時撤去され、ミニ演奏会の準備が整っていた。
まったく知らないで来たのだが、本日は弦楽四重奏のコンサートを、この名建築のサロンで味わうことができる貴重な日だったのだ。
聴衆先着30名程度の小さな演奏会だったが、この空間で生のカルテットに耳を傾けることができるなんて素晴らし過ぎる。迷わず聴衆に名乗りを上げる。

弦楽器の旋律が、実に程良くサロンの空間に響き渡る。
木造の大空間だから、弦楽器との相性は抜群、とボランティアの学芸員さんは冗談半分で言っていたが、公共施設のホールを多数手掛けた前川だけに、何となくうなずいてしまうハナシではある。

1時間ほどの演奏会をじっくりゆったり堪能。
普段なら体感することのできない、素晴らしい空間体験をすることができた。

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今日はサロンがコンサート会場になっていたが、いつもは自由に見て佇んで味わうことができる前川邸。
住宅が間取りというステレオタイプに支配され商品化している現在、伝統と創造的発想が調和したこの小さな住宅は、現在でも決して古めかしいわけではなく、むしろ多くの示唆をいまだに提供しているような気すらするのだ。

何の変哲も無い小さな古い住宅だが、つくること、住むこと、感じること、そういった多くのことを考えさせてくれる貴重な存在。
感性を揺るがす数少ない建築のうちのひとつなのである。

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■前川國男邸
 東京都小金井市桜町3-7-1
 都立小金井公園内 江戸東京たてもの園
 入園料400円 駐車場有(五日市街道側)
 前川邸以外にも移築保存建築多数有り

※テレビ東京「美の巨人たち」で、前川邸が取り上げられます!
 放映日時:2009/8/22(Sat) 22:00〜22:30
 必見!(関東近県に限られますが・・)

前川國男邸


定点観測の次の日のハナシになりますが、、久しぶりにお気に入りの住宅建築を見学してきました。
家からクルマで40分くらいの所にあるんですが、初めて見た時から非常に心に残っている建築のひとつ。

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建築家前川國男の自邸(1942年築)です。

前川はル・コルビュジエの弟子で、日本でモダニズムを展開した先駆者の一人。
そんな彼が、自身の家を日本の民家を彷彿とさせるデザインとしていたという事実に惹かれます。

大きな屋根の勾配に支配されたプロポーション。それは北陸や飛騨などで散見する民家のそれに通じるものがあるんですよね〜。
柿渋に墨を混ぜた塗料で塗られた檜の板で覆われた外壁は、燻された木材のように深く落ち着いて、何とも言えぬ郷愁感が漂ってます。

この完璧なスタイリングと、風景に溶け込む控えめながらも深い色調が、一見して惚れ込んだまず第一の理由ですね。

サロンと呼ばれるリビングを中心に、書斎と寝室が両脇に並んでいる平面形状。
サロンの大きな開口部は、庭に向かって大きく開放できる硝子戸と、上部の格子の建具が、絶妙のバランスで建築に表情を与えてます。
両脇の窓も、一見しただけでは理解し切れないほどに、様々な仕掛けや工夫がされてます。本当にきめ細かにデザインされてるんです。

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建築のファサードを形成するこれらのエレメントは、徹底的にシンメトリック(左右対称)になるようデザインされているのも凄いところ。
唯一サロンの雨戸だけが左右対称からは外れているんですが、これも戦時中の資材統制によって泣く泣くこうせざるを得なかったとか。
それでもあくまで拘りを維持し、破綻の無いデザインに仕上げているのはさすがとしか言いようがありません。

寸法的なバランスがこれほど身体感覚に馴染む住宅建築は、そうそう無いと思います。
どこから見ても、そのプロポーションには酔わされてしまう。それは何故なのか。。

この家には、開口部や内部の寸法も含めて、黄金比や1:√2の比率が意図的に仕組まれているんですよね。
極めて日本的な民家の容姿をしている建築ですが、寸法や開口、内部空間の雰囲気は、ずっと近代的な目線で構成されている気がします。
そういった意味では、この家だってモダニズムの具現化なのかも。

ただそれも、単に新しい様式を取り入れるのではなく、民家という伝統を受け継いで、その上に付加していくという思想を垣間見ることができます。

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(つづきます)

鉄道最高地点


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野辺山には、鉄道の最高地点というのがある。
JR小海線の野辺山〜清里間に存在し、その周囲にはモニュメントのみならず、レストハウスや、果ては「鉄道神社」なるものまであり、ちょっとした観光地になっている。

周囲の状況見てると、すぐそばに国道141号が普通に通過してたり、まるっきり平坦な風景が広がっていたりするので、ここが日本一高い所を通る線路だなんてちょっと信じられない。
ここより高い所なんて、他にたくさんあるような気がするんだけど・・・意外と鉄道って高所には走ってないんだね。。

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あいにく僕はてっちゃんではないので、鉄道神社への参拝もそこそこに、レストハウスのソフトクリームを頂くことにした。
いまいち雰囲気の無い鉄道最高地点を見下ろすデッキで、ソフトクリーム舐めながら眺めていると、踏切が鳴り出した。

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通過する電車とエスを写真に収めて、ようやく帰路へ。
八ヶ岳高原ライン経由で小淵沢ICから中央道で帰京。
ビーナスライン後のオプションがちょっと長過ぎて、結局帰宅は夕方前になってしまった。
こういうピンポイントで訪れる朝走りは、昼頃帰るのが理想なんだけどね。。

八ヶ岳不在の平沢峠


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LTCレポに影響されて、野辺山の平沢峠にも足を伸ばしてしまった。
この日は間近の八ヶ岳ですら眺望が利かないというのに、この展望台に来て一体何を拝むというのか。。

案の定、眼前に裾を広げているはずの八ツは、うっすらその影が見えるか見えないかという・・・
雲は多いものの、晴れてることは晴れてるのにな。。暑い季節特有のモヤッた景色。

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フツーはこんな感じなんだそうだ(- -;)

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平沢峠の脇には獅子岩があって、ゴロゴロした溶岩のような岩山を簡単によじ上ることができる。
そのてっぺんに立つと、周囲に遮るもののない大パノラマ。隠れていた八ツもどことなく輪郭が見えてきたような。

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それにしても八ヶ岳ってカッコいい山だ。
個人的に大好きなヤマのうちのひとつなのである。

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