NGK Racing Plug #8


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エアクリ、エキマニ、マフラー、ビッグスロットルの給排気システムの構築によって燃焼効率が上がり、トドメにスポーツECUへの交換で更に効率化することで、エンジン内部の燃焼状態はかなりHOTなことになっている、と思われます。

そう想像する以前に、ECU交換で燃焼状態が変化するので、街乗りでもプラグは8番に番手アップするようアドバイスがありました。
推奨プラグは、NGKレーシングプラグ8番。信頼のNGK、スポーツ走行に特化した特性のイリジウムプラグです。

実はずっと前からたまたまこのプラグを、15000kmを超えるごとに交換して使っていました。
だから換えなくても仕様には合ってたんですが、タイミング良く?交換時期だったので、ECU交換と同時に新品に交換することに。

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ECU交換ついでにプラグ交換をするの図。お隣のタイプSは、最終モデルで走行3000kmのバリバリ新車。FD2からの乗り換えだそう。「S2000は今買わないともう乗れないから」買い替えたとか。

プラグひとつでも、エンジンの回り方は変わります。シックで滑らか〜になる感じ。
パワーを上げるパーツではないですが、エンジンの健康状態を保つには重要な消耗品。オイル同様、定期的な状態チェックと交換時期には気を使いたいところ。

プラグの状態を見る時は、焼け色はともかく、4本均等に焼けてるかどうかを見るようにしてます。
・・・なんて言いつつ、最近あんまりチェックしてないなぁ(汗

そうそう、エスはプラグが緩みやすいという持病があるので、定期的な増し締めがトラブルを未然に防ぎます。
・・・ってそれもサボり気味なんですけど(爆

こんなとこも変わるECU交換


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変化その三。リミッター。

回転リミッターが、9000rpmから9300rpmに変更されてます。
ただ、エンジンそのものの内部強化を行ったわけではないので、個人的にはあくまでバッファーとしての300回転と捉えてます。

例えば、2速9000rpm付近でアプローチするようなコーナーでは、手前で3速に上げるかどうか迷うことが結構あります。そんな時、あと300rpmが有効になるんではないかと。
ただ常用はやっぱ禁物で、例えば一発のタイムアタック時だけとかに限定しないと、エンジン壊すことになりかねません。

あと、速度リミッター。これは無くなります。
サーキットでしか恩恵に与れない(?)ですが(^ ^;


変化その四。燃費。

燃費が変わるらしいです。
普通に考えたら、パワーが出るんだから燃費は悪化しそうですが、実はその反対とか。

元々エスは燃調が濃い目らしく、それを回転域によって薄くする方向になるので、結果的に燃料消費が抑えられることになるのだとか。
ただし、比較的高回転に限るらしいので、街乗りではあまり変化は無いかも。でも、トルクが出ることによってアクセルを踏む量が少なくなったら、普段乗りでも燃費は良くなるんでわ・・・(楽しくて踏み過ぎて変わんない、てことになるでしょうが(笑)

本当にそうなのか、ツーリング時にでも検証してみよっと^ ^

クルマが変わるECU交換


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ECU交換によって変化するのは、何もエンジンパワーだけに限ったことではありません。

変化その一。VTECが切り替わる回転数。

DOHC VTECを採用するS2000のF20Cですが、ハイカムに5000回転台後半で切り替わるのが、GENROMでは5000回転台前半に変化します。
メーター表示にズレがあるので、厳密にはわからないですが、一応仕様的には5300rpmで切り替わるとあります。(純正状態は確か5800rpm)

VTECの切り替わり回転数って、それだけ下げても意味が無いと思ってますが、エンジン制御を最適化した場合にはハイカムが効果的な回転数も変化してもおかしくないので、アリだと思います。
2速から3速にラフにアップしても、ハイカムを外さないのが利点ですね。


その二。排気音。

元々低音系の音が厚い無限マフラーですが、アイドリング時から発進加速時まで、一層重厚なサウンドに変化したような気がします。気がするだけで変わってないかもしれません(笑
微妙な変化です(^ ^;

元々決して静かとは言えない(かといってウルサイわけでもない)無限マフラーですが、、経年劣化と吸気関係の仕様変更で、当初より音量が増えてるような気がしないでもない。音量を計ったことがあるわけではないんですが。

それがますますオトコらしい筋肉質な音に・・・(汗
西伊豆のコースにあるトンネル内で響く排気音は、まさにホンダレーシングって感じでシビレた〜^ ^

ますます汗臭い(色気のカケラも無い)オープンカーになってしまいました(爆

西伊豆GP in 2010


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土曜日のECU交換の効果のほどを体感しに、次の日早速ワインディングへと繰り出しました。
行き先は西伊豆。夏(春秋)のビーナスラインに対して、冬のテストコース、西伊豆スカイラインです。

目的地までは、自宅から約3時間。意外なことにビーナスラインと同じくらいアプローチに時間がかかりますが、季節的な条件と、満足に走れるコースレイアウトが揃う中でベストなのはここ。
早朝の朝練にはモッテコイなのです^ ^

前日に交換したECUにより、中回転域から高回転域が一層元気を増しているR style S2000。ビッグスロットルの効果とも相まって、これまでの感覚でアクセル踏んでると知らず知らずのうちに速度が出ちゃってることもしばしば。
西伊豆に向かうまでの高速走行でも、クルマが速くなってるのがわかります。体感的なものかもしれないけど、でもたぶん本当に速い。スピードが乗る時間が短くなっているというか・・・それはつまり、特定回転域のトルクが増しているということなのかもしれませんが。。

オダアツ、箱根新道、伊豆スカイラインと繋いで、修善寺を通過して西伊豆スカイラインへ。路面凍結に注意を払いながら、ワインディング走行を開始。
元々過激なVTECハイカムゾーン、高回転を常用するワインディングでは、ECUによる明らかなパワーアップという感覚は、甲高いホンダミュージックにかき消されそう。それでも既にここに到達するまでに、明らかな変化がありましたヨ。

高速道路でもワインディングでも、走っている最中の中回転域は相対的にトルクが薄く、踏み込んだ際のレスポンスに少なからず影響があったけど、ECU交換によりどこで踏んでもレスポンス良くトルクが付いてくるカンジがします。

いわゆるVTECの谷間というのが少なからずF20Cにも存在しますが、それが上手いこと消えていて、エンジンが拭け上がっていくにつれてトルクが落ち込むことなく吐き出されていく感じ。スピードを上昇させながら、あっという間にハイカムゾーンに切り替わり上り詰めていく。「待ち」は低回転域だけで、ある程度車速が乗って回転も上がっている状態なら、どこからでも加速できるような状態。ビンビンレスポンスのNAエンジンが、見違えるほどに筋肉質になったように感じます。

ECUを交換しただけでもそれなりの効果は体感できるような気はしますが、給排気システムの効率化で得られた性能を、その仕様を前提にプログラムされたECUによって解き放つという側面があったことで、より体感の度合いが大きかったような気がしますね。
これまで揃えてきた各種の給排気系パーツは、装着するだけでも性能が上がりましたが、その効果をより引き出す、より大きなものにするために、ECUを交換したと言えます。

西伊豆スカイラインから仁科峠まで、各車速域のワインディングを何本も連続して走りましたが、エンジン回転の上昇にトルクが付いてくるので、凄く乗り易く感じました。これは街乗りでも高速でも一緒。最初に言った通り、体感的にクルマが速くなった。率直にそう感じます(^ ^;

昔からNAにはコンピューター交換が効くって言われてますが、それをようやく体感した次第。
エスが生まれつき持っている性能を解き放つ。またひとつ、エスが目覚めたような気がします(^ ^)

ECU交換


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冬山から一転、エスの話題です。忘れちゃいけませんが、こっちが本業(^ ^;

年末にビッグスロットルを入れましたが、その一環として、ECUセッティングに着手しましたv

一通り給排気に手を入れたので、純正時と比べると、かなりエンジンの燃焼効率も上がっていると思われます。
純正ECUでもある程度対応できると思いますが、ブラッシュアップした現在の仕様に最適な制御を行うには、それなりのセッティングをするのがベターだと判断。
そのためのECUセッティング。一般的にはコンピューター交換って言われるチューニングですね。(昔からチューニングって言葉がいまひとつ好きになれないので、表現を変えてます。まわりくどくてスミマセン)

現代のクルマは様々な機構をコンピューター制御しています。
S2000の特にAP1は、今のクルマ(て言っても前世紀のクルマなので新しくはないですが)としては機械的な部分が多く、ブラックボックス的な電気制御は最小限。エンジン制御もシンプルなので、割とイジりやすいと言えるかも。

電子制御の脳ミソ部分とも言えるECUのエンジン制御、つまり点火時期や燃調といった部分を最適化するのが今回のセッティング。
R style S2000の仕様は給排気がほぼ無限製で、割と一般的な内容なので、現車セッティングまでは必要無く、交換製品の標準セッティングに十分マッチすると判断。(ショップからのアドバイスもあり)
よって方法としては、ショップからリリースされているスポーツECUへの交換になりました。

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交換するECUは、大分のG.T WORKS製のGENROMです。(画像はショップHPから拝借)
数値的なスペックではなく、実際に走らせて楽しい、速いと感じるセッティングを、耐久性に対する安全マージンを確保した上で実現しているという点にホレました。
以前実際に試乗した際にかなり好感触だったので、ある程度効果がわかっている上での導入です。

一旦純正のECUを外して、その中のチップを書き換えられたフラッシュタイプのMPUに置き換える作業、が行われた模様。(←実際に見てないから聞いた話)
箱ごと下取り出して置き換える、というのが僕の知ってるECU交換でしたが、AP1-130以降はイモビがあるので、そう簡単にはいかないみたい。
GENROMはイモビ対応なのはもちろん、何度も書き換え可能なフラッシュなので、アップデートも対応可能なところがポイント。(やろうと思えば、純正に戻すこともできるのです)

ECU交換によってどんな感じに乗り味が変わるのか!?
徐々にインプレッションしてみます(^ ^)

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