ツーリングではないツーレポ


今年の年始に京都を旅してきたので、その内容を2008年最初のツーリングレポートとしてアップしました。

最初に断っておかなきゃならないんですが、、ツーリング、と言いつつ、クルマはほとんど登場しません。
エスで行ってはいるんですが、メインの目的が京都の寺院とか町並み探訪だったので、今回ばかりは効率重視でバスや徒歩が移動手段になってるんです。
そんなのツーリングじゃねぇ!と思われちゃいそうですが、、京都という特殊な舞台の「風景」を楽しむと考えれば、ツーリングの楽しみに共通する部分も多いと考え、ツーレポとして公開することにしました。

でもまぁ、これまでのツーリングのレポートとは全然趣が異なっていることには違いない。その辺は確信犯的に作成してますので。。
完全に自己満足な内容であり、自分のための旅行記録という意味合いが強いです。(元々このサイト自体、自己満なんだけどさ)

修学旅行にでも行った気分で見てください(^ ^;;;

休日はやっぱりS2000


life_485.jpg

久しぶりの投稿&久しぶりにS2000です。
もしかしてエスは今年に入って初めてじゃないか!?

昨日やっとこさエンジンオイル交換しました。
以前ここにも書いたHIROKOのオイル。そのフィーリングはずっと使い続けてきていることにも表れているように素晴らしいものがありますが、今回8000km程度走行後の交換だったので、尚更その感触にはニヤケちゃったなぁ。

ストレス無くハイカムゾーンまで吹け上がる爽快感。エンジン内部のフリクションが極端に少なくなったような感じで、アクセル操作に一層機敏に反応してくれます。
それに伴い心無しかマフラーの排気音も雑味が無くなって、一段とレーシーに聞こえる気が。。(それは多分気のせい(笑)

life_486.jpg

実はエスに乗るのは年始以来。
これだけ間を開けてしまうということはほとんどなく、それだけ乗ってないと余計にエスの良さが増幅されて感じられちゃったかも。

けど、そんな条件を差し引いても、やっぱりエスは気持ちイイ!、と改めて感じましたね。ひとつひとつの操作にレスポンス良く応えてくれる車体と、オープンドライブによる比類無き爽快感。

ドライブすることそのものが楽しい!と感じられるクルマが、僕にとっては最高のクルマです。エスはその要求に見事に応えてくれている。それどころか、僕がエスの能力に追いつかなきゃならない部分がまだまだたくさんあるような気がします。

近所のバイパスを意味もなく往復してきただけだけど、凄く充実した時間でした(^ ^)

ジェットボイル


life_484.jpg

スノートレッキング時に持参したジェットボイル。今回初見参です。

お湯を沸かすクッカーとコンロのセットなんだけど、熱効率を高める仕掛けが施してあって、普通のキャンプ用コンロよりずっと早く沸騰させることができるというシロモノ。
これまで登山の最中なんかは特に、お湯が沸くのを待ってる時間というのが異様に長く感じられたので、ようやく導入できたというカンジです。

その性能はというと、売り文句通り断然早かった。
雪の上でしかも外気温も低かったこともあって能力が低下し、あっという間に沸いた!というわけにはいかなかったけど、それでもこれまでとはエライ差です。

これまでお湯が沸くまでの時間が勿体無いがために、敬遠しがちだった入れたてのコーヒーなんかも楽しめそうな予感。
実際、今回オプションのコーヒープレスで入れてみたけど、結構マトモに入りました。片付けタイヘンでしたが、まぁまぁ使えるかな。

ちょっとした日帰りツーリングでも、持っていってコーヒーでも入れてみようか、という気になるイカしたツールに出会いました。

目指せ!イエローフォール


五色沼スノーシュートレッキングの疲れを、大のお気に入りである新野地温泉相模屋旅館で癒した次の日、今度は少しレベルを上げて、磐梯山の山麓のイエローフォールを目指すトレッキングに出発。

裏磐梯スキー場のリフトを利用してゲレンデの最頂部に上がってから、スノーシューを装着。再度ルート確認。
今回同行した温泉クラブメンバーの友人2人も僕も、2日目にして歩き慣れた様子で歩を進めていく。

スノーシューの良いところは、特別な技術を全く要しないところ。
その分どこでも行けてしまうわけで、雪山を歩くという行為の重大さをよーーく認識した上で準備万端で望むという心構えと自制心が必要なわけなのだが。。

life_477.jpg

すぐに銅沼という沼に出るが、完全氷結で真っ白な平原が広がるのみ。一部水面を歩いて目指す方角へと進んでいく。
当然ながら普段こんな環境に身を置くことはあり得ないわけで、現実離れした状況に圧倒されつつも、冒険心を奮い立たせて向かっていく。

life_478.jpg

銅沼を渡り切った辺りで、振り返って記念撮影。後方から別パーティが向かってくる。
出発前にお互いのルートを確認したところによると、ほぼ同じコースで周遊するみたいだ。

沼の後は巨岩が無数に転がる緩やかな登り。それを登り切ると、足跡ひとつ無い広大な平原に出て、その先に目指すイエローフォールらしきものが見えた。
地形図で確認したところ、間違いないようで直線的に目指す。
全ては深雪に覆われているので、夏場のように草木をかい潜る必要が無いスノーシュートレッキング。ただ、スノーシューを持ってしても新雪はややラッセル状態で、体力を使いつつも目的地に到着。

life_479.jpg

磐梯山という火山の硫黄分を含んだ滝が氷結したのがイエローフォール。
なのだが、時期が早過ぎてまだまだこれから大きくなる過程にあるようだ。
景観的にはイマイチだけど、ある程度想像してたので、まぁ予定通り辿り着いたってことで満足。

イエローフォールの麓の木陰でランチタイム。
ところが、ちょうどここが風の通り道らしく、時折吹き荒れる突風に苦しめられた。
この日も元々天候は良くなく、雪よりもとにかく風が強い。平地でも寒い日だったので、標高も高い場所ではとにかく寒かった。氷点下十数度。防寒が不十分だった顔や指先が凍える。暑がりな自分でも、この状況はキツイ。

早々に食事を終え退散。別ルートでスキー場の下を目指す。
歩き始めて間もなく、凄まじいスピードで流れていく厚い雲が途切れて、青空が顔を出してきた。

life_480.jpg

磐梯山の麓の稜線が陽の光を受けて、僕らの目の前に浮かび上がる。
荒々しい岩肌は却って神々しく、感動的な風景に何度も歩を停めることになった。

life_481.jpg

その後のルートファインディングが難しかった。
起伏のある地形の樹林帯をひたすらに進んでいく。
当然登山道など判別できないので自分たちで方角を確認して進んでいくわけだが、スノーシューは案外どこでも歩けてしまうので、あまり無茶な地形を選択しない限りは思う方向に進んでいくことができた。

life_482.jpg

トレースでできるルートも無く、深雪はラッセルを余儀なくされたけど、体力の余裕を見て時間をかけて下山。
トレッキング時間およそ4時間と、ゆっくり確実に初心者なりに進めたスノーシュートレッキングは大成功。
この達成感が堪んないんだよなぁ。


life_483.jpg

今回の裏磐梯スノーシューに駆り出された2号車HR-V。
3ドアだと3人分の荷物で一杯だけど、高い車高と4WDの走破性は想像以上だった。
普段は前輪しか駆動してない4WDなので、初めてその恩恵に与るドライブだったけど、確かにこりゃラクだわ。すげー安定してます。

裏磐梯スノートレッキング


この週末を利用して、裏磐梯へ行ってきました。
冬の裏磐梯に何をしに?スキー?イヤイヤ、冬山歩きですよ。
素人へなちょこ登山をごくたまに楽しむ程度の僕が、普通冬山なんぞ行けるわけないんですが、最近はスノーシューという便利なものがありまして、今シーズンはそれに手を染めてみようというわけです。

life_472.jpg

これがそのスノーシュー。平たく言えば、洋式のカンジキです。
浮力を利用して、深雪の上でもサクサク歩くことができるというシロモノ。
足下にはクランポン(刃)が付いていて、平坦路はもちろん登りでも結構グリップするので、想像以上にフツーに歩くことができるものでした。

life_473.jpg

こんなのを履いて散策。初心者用に最初に選んだコースは、五色沼周遊。
夏は有名な観光コースですが、冬はひっそりとしています。
大小の沼は様々な色で、氷結していたりそうでなかったり。様々な表情が歩を進める度に展開していくので飽きません。

life_474.jpg

これまで真冬にこんな自然のただ中へ入り込む経験が無かったので、目に映る景色は凄く新鮮。
真冬の自然の威風に圧倒されつつも、初めてその胸元に入り込んだとこによる親密さを覚えながら歩いてました。

life_476.jpg

途中、湖を眺めながらコーヒーを入れてみたり。
天候は悪く、降りしきる雪に耐えながらでしたが。。

life_475.jpg

普段目にすることのない真冬の自然の景色を目の当たりにしながら歩く快感は、クセになりそな予感が。。。

エンジンオイル注文


実は昨年の夏にオイル交換して以来、交換していません。

その間の走行距離は8000km以上。距離的な交換時期を過ぎる頃でも、あまり極端な劣化を感じないのがHIROKOのオイルの特長。もう少しイケるかな?と思いつつ、ここまで引っ張ってしまった。。

life_470.jpg

いい加減替えなきゃ(さすがにフィーリングは変化しちゃってるし)なので、いつものようにメーカーに直接ネットで注文。
広島から送られてくる箱には、毎回わざわざステッカーが貼られている。
小さなメーカーなので梱包もその都度手作業なんでしょね。緩衝材に至っちゃ新聞紙だし(笑

life_471.jpg

これも毎回同封されてくるカードとステッカー。毎回写真が異なってて芸が細かい。
何度も注文してるので、ステッカーは溜まる一方(^ ^;

ところが今回ちょっとしたトラブル発生。
5本注文したはずが、送られてきたのは4本。伝票には5本と書かれているのに。
クレームを入れたら、翌日すぐにお詫びのメールが来ていた。そしてすぐに不足分が送られてきた。迅速な対応は、やっぱり小さな企業だから成せる技?

お詫びに1本余分に送られてきてラッキー♪と思ってるっていうのは内緒なのだ(笑


その広島高潤のホームページはコチラ → http://www.kz-hiroko.com/

但馬の山上遺跡


life_464.jpg

竹田城って知ってます?
荒城の月で有名な豊後竹田の城じゃないですよ。
兵庫県の和田山町(現朝来市)にある16世紀くらいの城の遺跡です。
岩井温泉の帰りにたまたま案内板を見かけて寄ったんですが、これが結構興味深いスポットだったんで紹介します。

life_465.jpg

何が興味深いって、古城山という独立した標高353mの山の山頂部が城郭になってるってとこ。
城の建物自体は何一つ残ってないんですが、頂上部にみっちりと積み上げられている石垣が圧巻なのです。

当時の天守閣のあった石垣を中心に、何重にも積層する石垣の折り重なる迫力。
それが周囲を遮るものが無い山頂に展開しているのだから凄い。

life_467.jpg

それほど高くはない山だけど、見下ろせば下界の様子は一目瞭然。戦国時代の要塞として、ここに城が築かれた理由はよくわかるけど、それにしてもよくこんなとこにこれだけの石を積み上げて城を造ったもんだと思わずにいられない。。その存在は神秘的ですらあります。

life_466.jpg

実際に山頂の遺跡上で写真を撮っているので、写真ではその迫力はさっぱり伝わってこないのが残念。
「日本のマチュピチュ」というキャッチフレーズは言い過ぎ(笑)ですが、結構面白いです。

life_468.jpg

全然目立たない隠れスポットだけど、関西から鳥取方面に向かう交通の要所に位置するので、山陰に向かう折に訪ねてみるのもいいかも。

life_469.jpg
竹田城跡:播但連絡道路 和田山ICすぐ(現在は北近畿豊岡自動車道が舞鶴道から分岐して和田山まで延びているので、関西方面からはこのルートが速くてオススメ)

岩井温泉 岩井屋


life_459.jpg

岩井温泉で取った宿は、鄙びた小さな温泉街の中心に位置する老舗「岩井屋」でした。
伝統的な木造旅館でありながら、その洗練された内装と隅々にまで行き渡った小粋な装飾が非常に心に残る、雰囲気のいい宿でした。

日本の大部分を覆った寒波には、近代的設備を設けているにしても、木造で単層のサッシを多用している建物ではさすがに底冷えします。
宿の内部全体が畳敷きで素足の感触も最高に良いんだけど、この気候ではちょっと辛かったかも。

life_460.jpg

それでも非常に細かな部分まで目の行き届いた装飾や家具が目を楽しませてくれて、滞在している時間をとても豊かなものにしてくれます。
これ見よがしに豪華さを強調しないささやかさが、ほっこりとした安堵感を醸し出してくれる、そんな感じ。

life_461.jpg

お風呂は石膏泉で、無色透明ながらも鉱物成分が多く含まれている感触があります。
特筆すべきは、内湯の浴槽の足下から源泉が湧いているという最高ランクの湧出状況にあるということ。温泉成分がこの上なく新鮮な状態で楽しめるこの形態は、全国を探してもそうそう見当たるもんではありません。

life_462.jpg

とにかく、宿泊客の目にとまる部分には徹底して目を配り体裁を整えているのがこの宿の凄いところ。全体でも15部屋しかないという適切な規模がそれを可能にしているんでしょう。

加えて温泉そのものも非常に新鮮で楽しめます。
山陰には良い温泉が非常に多い。ずっと前の山陰ツーリングでそれは認識してましたが、改めてその凄さを再認識した年末の温泉の旅でした。

life_463.jpg

山陰道の名湯へ


life_455.jpg

年も押し迫ったある日、エスではないフツーのクルマで鳥取砂丘に足を運んでいました。ツーリングじゃないので、行程は省略しちゃいます。
折しもこの冬イチバンの寒波が日本列島を襲うと予報されていた日。
砂の丘の向こう側は、真っ昼間とは思えないほど真っ暗な空が・・・

life_456.jpg

丘に登ろうとした途端、猛烈な風。大粒の雪に視界を奪われる。
雪だけならまだしも、巻き上げられた湿った砂が容赦なく全身を叩き付けてくる。イタイ。
荒れ狂う日本海の高波と猛吹雪の砂丘というなかなか得難い組み合わせではあったけど、ジッとしてたら雪だるまより砂ダルマになってしまいそうだったから、ほんの一瞬で退散してしまった。。

鳥取砂丘が目的だったとしたらあまりに寂し過ぎる展開だけど、今回山陰に訪れた目的は別にあるのでオーケーなのだ。
それがココ。

life_457.jpg

砂丘近くの国道9号沿いにある岩井温泉。
知名度ははっきり言って無いに等しいけど、実は山陰最古とも言われている名湯で、山陰道沿いに小さな温泉街を形成している。と言うより、大昔から温泉があったからここに山陰道が通った、と解釈した方が正しいかもしれない。

life_458.jpg

(つづく)

謹賀新年 2008


life_454.jpg

今更ながらですが、、あけましておめでとうございます。

長らく不在にしておりましたが、ようやく帰ってまいりました。
年末の多くのご挨拶、ありがとうございます。
読者の皆様も、良い年を迎えられたことと思います。

年末年始は帰省していましたが、あまり休んだという気がしてません・・・
あっちこっちへ落ち着き無く移動しまくっていたからでしょうが。。
だけど贅沢言っちゃイケナイですね。それだけ人のつながりとか求めているモノがあるってのがシアワセなんですから。
その贅沢病の仕打ちか、年始早々マフラーをブツけ、レンズを壊したのには相当凹みましたorz

幸先良いスタートを切ったとは言えないワタクシですが、、、本年もどうぞヨロシクお願いしますm(_ _)m

New Entries

Comment

Categories

Archives(764)

Link

Search