続いて新メンバー、アルファGTのプラグ交換。当然初めてです。
記録簿にも残っていないし、走行距離も短いので、GTにとってはおそらく生涯最初のプラグ交換と思われます。
ボンネットを開けると、大きなプラスチックカバーに覆われ、エンジン本体は見えません。
それにしても配管(ホース)類の多いこと。。しかも結構ぐちゃぐちゃに引かれてます(汗
見えないとこには労力をかけないのがイタリア流なんだろうか。。。
エンジンカバーを外してエンジンヘッドとご対面。なんともまぁ見た目に事務的なエンジンだこと。。とても新車価格400万以上のクルマとは思えん(笑
BOSCH製のダイレクトイグニッションシステムを外す。ここまではほとんどエスと作業的には一緒。ただ横置きエンジンはやっぱり作業性がいい。縦置きのエスは腰が痛くなりそうなのだ(^ ^;
コイルを外すと、コイル周りに砂埃が堆積しているのを発見。。(- -;
強烈に固着したプラグを外すと、見事なまでに真っ黒。でもこれ、カブっているとかそういうものではなく、燃焼室がススまみれになりがちな直噴エンジン独特の症状。
こりゃプラグ管理大変そうだ。。
しかも、前面から見ていちばん右側の気筒のプラグにサビが・・・
エンジンヘッドとコイルの形状からして、いつ水が入り込んでもおかしくないような仕組みになっていました。
それに比べたら、こういうトラブルリスクを当然のように回避する設計になっているホンダのエンジンは、やはり真面目に作られてますね。同じ排気量の4発エンジンだけど、設計思想やらメンテナンス性やら、よくよく対比すると面白いです。
交換する新しいプラグはDENSO製を選びました。
エスでは一貫してNGKなのに、アルファでDENSOを選んだワケは、単に「直噴用」イリジウムプラグがラインナップされていたから。
直噴用って、何が違うかというと・・・
電極が何と3本。純正(NGK製)でも電極2本だったのには驚きでしたが、DENSOの直噴用は3本です。
なぜに3本も生えてるかというと、前述したようにススが付きやすく失火しやすいので、他の電極が働かなくてもその他の電極でカバーしようという思想だから。2本よりも3本。そういうことらしいです(^ ^;
プラグを締め込んでコイルを戻す。最後にカバーを軽く磨いて復旧。エンジンルームのほとんどの面積を占めるだけに、かなりスッキリとした印象になりました。
交換後に走行してみると、おぉーと思うほど低速域が力強くなった感じ。
アイドリングも安定しました。ぼぼぼぼっぼぼっぼぼぼぼっぼぼぼ、ていうのがぼぼぼぼぼぼぼーーって(^ ^;;
直噴って当然初めてなんだけど、オイルも汚れやすいしプラグもこの通りで、結構メンテナンスの忙しいエンジンっぽいです。
旧2号車は放ったらかしでした(今考えると、不調の一端はプラグにあったような気もする)が、エンジンフードを開ける頻度が増えそうだなぁ(汗