
向瀧のウリは何と言ってもその旅館建築が生み出す風情。
明治大正期から建築と改築を繰り返し、昭和初期の大増築を経て現在の姿に至っている。
山の急斜面に沿って広がる庭園を、時代折々の木造建築が取り囲んでいる。

荘厳な玄関部分を入ると、板張りの廊下が奥まで続いている。
丹念に磨かれ艶を放つ床板を踏み締めながら、庭園に沿って雁行する広縁状の廊下を奥の奥へ。
玄関から最も遠くにあるのが、昭和10年の増築部。忠実に山の斜面に沿って建つ複雑な木造建築の姿が庭園越しに現れるのだ。

今回取った部屋は、この昭和増築の一番下の小さな部屋だった。
8畳一間ではあるが、その分庭にはどの部屋よりも近い。こたつに入りながら、雪見障子越しに歴史風情溢れる庭園と建築を眺めるのは、この上ない贅沢のように思える。
この宿には同じ部屋がひとつたりとも存在しない。
全ての部屋に趣向を凝らした特徴がある。宿のホームページを見れば、その全ての部屋を疑似体験できてしまう。(凝り過ぎなくらいアグレッシブなHPで、実際の宿のイメージとは程遠いのはご愛嬌(笑)
そこから好きな部屋を指定して予約ができるのが、温泉好き建築好きには堪らないのだ。

伝統ある建築の様式は書院造りを基本としながらも、定まった様式を敢えて崩し、粋な装飾をセンス良く取り入れた数寄屋の風情がたっぷりと盛り込まれている。
当時の棟梁を筆頭に、職人が持てる技を結集して、ひとつの世界を後世に遺していることに感動する。
それを今日までこんなに状態良くキレイに維持している、宿に関わる歴代の人々の精神に敬意を感じずにはいられなかった。


会津の続き。
さざえ堂は確かに会津を訪れた目的のひとつでしたが、メインはこちらの温泉旅館。
会津若松の奥座敷、東山温泉の老舗、向瀧(むかいたき)。
歴史ある温泉街の中でも、別格の風格を持つ名旅館です。
東山温泉って正直、どの地方に行ってもよくある寂れた歓楽街的温泉街って感じで、団体旅行客向けのコンクリート造の旅館が寂しく立ち並んでるようなとこ。
そんな温泉街ってどうしたって足なんか向かないのだけれども、そんな環境にありながらもこの旅館だけは凄く良いらしく、地味にチェックしていた温泉宿だった。
廃れたビルのような旅館に囲まれた向瀧の建物を見付けた時、そのミスマッチな風景に思わずたじろいでしまう。
この旅館こそが東山温泉の老舗で、自然豊かな温泉地に次々と建てられたホテルに取り囲まれてしまった、というのが実際のところだろう。
見るからに温泉旅館の王道をゆく風格ある佇まい。
クルマを付けるなり、番頭さんはじめ従業員が飛び出てきて熱烈歓迎を受ける(笑
それがちっともイヤラシくないのは、清々しい笑顔の接客のせいかな。
見た目の風格ほど高価な宿じゃないのだが、丁寧さと明るさを兼ね備えた接客が心に残る。なんだか凄く芯の通った気持ちのイイ宿。どこか温泉にマンネリしてたけど、久しぶりに感動してしまった。
R style的に気に入った宿の佇まいを、ちょっとずつ紹介していきます(^ ^)

今日は今年に入って初めての洗車をしました(^ ^;
雨が降るってわかってはいたし、浅間山の火山灰は前回ほど酷くはないし、汚れるほど遠出もしてないんだけど、無性に洗いたくなってしまったわけで。
走りに行くヒマがなくても、触れてるだけでも楽しいわけで。
早く思いっ切り走りに行きたいなぁ。
洗車とは全くカンケー無いですが、、、
このサイトを置いてるサーバーから、PHPのバージョンアップ(4→5)を迫られてたことを思い出して仕様変更しました。
このブログっぽい Rstyle in the life のページはPHPで動いているんですが、何せ古いプログラムなので、PHP5で不具合が起こらないとも限りません。
変更後動かなくなって一瞬焦りましたが、ガチャガチャやって一応今んとこ以前と同じように動くようにはなってます。。
全然知識のないまま適当に運営してますので(滝汗)、不具合があった場合はご容赦ください...(できればお知らせくださると助かります・・)
m(_ _)m

会津若松と言えば白虎隊!飯盛山!、という人はたくさん(ほとんど?)いるでしょうが、、今回の大きな目的のひとつは、確かに飯盛山ではありますが、その中腹に立つ「さざえ堂」に訪れることでした。
やはり僕的には、このテの古建築はハズせないのです(^ ^;
さざえ堂ってのは通称ですが、その特徴を表わすにはまさに言い得て妙で、螺旋状に渦巻いてるのが外観からもよくわかる。
お堂に入ればすぐさま螺旋の通路。段状にこそなってないものの、かなりの上り勾配を保ったままぐるぐると回っていく。

頂上に着いたらすぐに今度は下り勾配。同じようにぐるぐると回って下りていって、やがて地上で外に出る。
言葉にすると他愛も無いけど、今言った参拝経路は、入口から出口まで完全一方通行で、同じ道を通ることなくお堂の中を上下に移動できる空間構成になっているところが、他に類を見ない特徴なのだ。

つまりは二重螺旋なわけで、ショッピングセンターの立体駐車場の車路スロープによくあるアレだ。DNA(!)もそうか。その二重螺旋を、筒状の木造建築で造ってるってのが珍しい。
ちなみに江戸時代の建物である。曲面立体空間を木造で実現するために何とか構築しようとして苦労してるディテールが垣間見れる。「世界唯一」という売り文句は大袈裟だと思うけど、ちょっと他には無い空間体験ができることは確かだ。

じっくり見て体感しないと、ものの1分程度で通り抜けてしまう。
木造寺社建築の精神性ってのとはちょっと趣を異にした変わり種だけど、そういうのばかりじゃない建築が創る空間の不思議ってのを体感できるかも。。。ね(^ ^)

週末は会津に行ってきました。
高速を降りて、最初に向かったのが猪苗代湖。天気がすごく良くて、雪を被った磐梯山もはっきり眺めることができました。山頂付近には多少雲はあるけど、昨年スノートレッキングに訪れた時と比べれば雲泥の差だ。。。
それにしても雪が少なかったなー。
冬の東北なので、冬タイヤのないエスは当然出さなかったんだけど、会津地方に行って周遊するのに冬タイヤが必要な路面ていうのは皆無でしたね。
まったく降ってないわけではないので、実際にエスで訪れるってことはあり得ないけど、街中はもちろん猪苗代湖の湖畔もご覧の通りで、全然厳冬期って感じがしない。。
実際、今年は全然雪降らないって地元の人も言ってました。

冬の猪苗代湖には白鳥ともうひとつ、「しぶき氷」とかいう風物詩があります。
それを見に天神浜に訪れてみたんですが、ご覧の暖冬の影響で氷の方も・・・
湖畔を歩いてようやく見つけたものの、まぁ気温も高いこともあり、こんな程度でした。
本来の姿は見たこと無いんで比較のしようにないんですが、例年ならもうちっと寒々しくも美しげな景観になる、、んだよな・・(^ ^;;
