出動待機中


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こんな情勢なので、エスも休眠状態。
このボタンで目覚める時を、静かに待ってます。

今日帰ってきたら、ボディにうっすら雪が積もっててビックリ。
春分過ぎたというのに。そろそろサクラの季節だというのに。

あの日以降

東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方へ心からお見舞い申し上げます。

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2011年3月11日から一週間以上が経ちました。
ここ東京は平穏ですが、影響は各所に残っています。今後もいろいろな面でパラダイムシフトが起こる、そんな予感がしています。

あの日、震度5弱の地震に、勤務中に会社のビル内で遭遇しました。
その後、テレビで流れる衝撃的な映像の数々。。巨大な津波になす術もなく流されていく家や車。町というか国土そのものがメチャクチャに破壊されていくのをリアルタイムで目の当たりにして、とんでもないことになったと思いました。

各地で仕事をしていた社員、仙台在住の社員、全ての安否が確認できた頃に帰宅。しかし、その日は東京の交通はマヒしていたので、人と車で大渋滞している中、3時間かけて歩いて帰りました。
次の日以降は休日返上で地震対応。通常業務もちょうど忙しいさなかだったので、先週はへとへとでした。

しかしそれは現地で被災された方に比べれば、まったく大したことではありません。
亡くなられた方の数は日を追うごとに増え、未だ行方のわかっていない方も多数おられます。正直、阪神大震災より大きな災害が起こることはないだろうと思い込んでいましたが、まったく認識不足でした。
建物や町をつくることに関わる仕事をしている以上、教訓は少なくありません。しかし、どうしようもない無力感も同時に感じます。

地震、津波に起因する、原発事故。これを抑えることは国家的試練で、何としてでも乗り越えなければなりません。
いま、この時間も現地で戦っている方達を応援することしかできませんが、原発にエネルギーを頼れなくなったその後について、この国はどうしていくのかを真剣に考えていかなければならないと感じています。

被災された方に少しでも物資が届くよう、自分が買う食料は必要な分か少なめに、クルマに乗ることも控えています。
世の中そう考えない人も多いようですが、今一人一人が考えて、小さなことから行動して大きな輪を広げることが大切なような気がします。
今回の電力不足で、とにかく世の中が一丸となって節電した結果、大幅に消費電力が減って、大規模な停電が起こらずに済んでいるのは素晴らしいことだと思います。この例のように、国家レベルで何とかしなければという機運がもっと高まることを期待してます。

災害と同時に瞬間的に経済が落ち込むのは仕方ないですが、今後は意図的に活性化させていかなければなりません。
あまり引きこもり過ぎて消費が落ち込むのは、復興に対して逆効果だと思います。
必要以上に自粛するのではなく、元気を出して活動していくことが重要ですね。


何となく今思ってることをつらつらと書いてしまいました。
個人的な想いとしては、仙台在住時代や三陸ツーリングで特に想い出のある町、石巻、女川、牡鹿半島、志津川、気仙沼、陸前高田、大船渡、山田、宮古・・・・・あの美しい町並みやワインディングに会うために、いつになってもいいから、また必ず訪れたい。
その想いを忘れず、明日からも頑張ろうと思っています。

紅梅咲く


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今日はS90を持って近所をお散歩。
ぽかぽか陽気で気持ちイイ。クシャミ連発だけど(><)

明日は雨。その後は緩やかに春が続く。
コートを着るかどうか迷う季節。

夜洗車


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休日出勤から戻った後に、久しぶりに洗車。1ヶ月以上洗ってませんでした(汗
あまり出歩いてもいなかったのでドロドロってわけでもなかったのですが、、さすがに長期間埃(花粉)まみれにしておくのはエスに申し訳なく。。

洗車とはカンケー無いですが、、最近白黒の写真が多いのは、GR DIGITAL IIIのせいです。
GRの機能として後から追加された「ハイコントラスト白黒」モードが妙に楽しい。あと「クロスプロセス」モードも。
5DM2を使ってる身としては、フツーに撮った絵はそりゃどこか物足りない気がするわけで・・・
そんなわけで、GR使う時はまるでノーマルに撮らない今日この頃です(^ ^;;

凍れる音楽

奈良紀行の続き。
唐招提寺から数百m南に下った所に薬師寺がある。西ノ京エリアで唐招提寺と双璧を為す古刹。
必見は何と言っても三重塔だろう。

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薬師寺東塔。建築は西暦730年。天平真っ盛りの頃だ。
黒ずんだ塔体が歴史を物語る。薬師寺は東棟以外のほとんどの堂宇が最近の再建なので、この東塔の貫禄は圧倒的だ。

一見したら六重なのに、なぜ三重塔なのか。疑問に思っている人も多いはず。

その答えはこう。下から数えて奇数番目の庇は「裳階(もこし)」と呼ばれ、屋根として数えない部位だからだ。
この時代の塔は、軒の出方が非常に深く、後に構造的な補強が必要になった。法隆寺五重塔の最下段の裳階がその最たるもので、後から補強のために付け足したものだ。

薬師寺東塔の場合でも、裳階が構造的補強であることには変わらないのだが、法隆寺と違い、最初から建物の一部として造られているのだ。なので、裳階を加えて初めて塔全体のバランスが保たれ、デザイン的にも成立しているような印象を受ける。

地に根差した力強い安定感を印象付ける法隆寺五重塔に対して、端正で優美、女性的な美しさを醸し出す薬師寺三重塔。重なる軒のリズム。「凍れる音楽」の異名に相応しい塔だ。


ちなみにこの東塔は、解体修理でこれから数年間見ることができなくなる。
てっきりもう仮囲いされて解体始まってるもんだと思ってたら、まだ地盤調査中の段階だった。ギリギリ見れてラッキーvでした。

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