ツインリンクもてぎ南コースで行われる「山野哲也ハンドリングクラブ」に行ってきました。
暦の上では大寒の当日、かなり寒くなる予報が出てたけど、茂木は寒いは寒いにしても一応晴れてはくれました。
集合時間になってみると、結構な参加者の数。これはかなり多い方だそうな。
中でも圧倒的に多いのはS2000。やはり山野選手のスクールだからでしょうかね。
南コースは「コース」と言っても、見た目はただのだだっ広い舗装された広場。
ここにコースを表す白線が引いてあり、ポイントごとにパイロンが置いてある。
このコースを1台ずつ間隔を置いてスタートする形式。
これによって、スピンしようがコースオフしようが全く気にせず思いっ切りクルマを振り回せるって案配です。
朝イチの1ヒート目は、気温も路面温度も低く、タイヤが全くグリップせず。
それでなくとも、もう山が無くなりかけている純正タイヤ。
ほとんどのコーナーでオーバーステアで、まるで氷の上でも走ってるかのよう。
2ヒート目はタイヤの空気圧を若干落としてある程度のコントロール性を確保した上で攻めてみる。
限界域の挙動を体感するのが目的だったので、荷重次第でアンダーからオーバーに移っていく感覚を体感できたのは良かった。
各走行枠では、山野選手に同乗走行をお願いできるので、是非参考にと乗ってもらいましたが、これがメチャクチャ凄い。凄過ぎて参考になりません(爆
ギュオーン、ギャッ、ギョギョギョギョギョギョッッッ、ギョエエエッ、ギュオーーーー、ってカンジ(謎
ほとんどクルマが進行方向向いてないじゃないか。。でも強烈に速い・・・これが全日本ジムカーナ&SGTチャンピオンのテクニック、壮絶です。。。
昼食後、山野選手のブレーキングとトラクションに関する話を聴いた後、前から疑問に思ってたことを質問してみた。
その内容は別の機会として、、その意外な回答&技術論を頭に焼き付けて3、4ヒートを走ってみる。
午前とは打って変わってスムーズに速く、かつライン取りも意識しながら走ることができた。(相変わらずスピンはしまくったが(滝汗)
ただ力任せに振り回しているようなドライビングから一歩進んで、冷静になってできるだけ速くスムーズに走ることを考えながら走れたのが午後の走行枠だった。
そんなカンジで、エスのサーキットデビューは無事終了。
当初の目的だったFRであるS2000の挙動把握というとこは達成できたかな。(コントロールできるかどうかは全く別の話ですが・・・)
それにしてもS2000面白い!
あらゆる操作系を使って、常に積極的に攻めることができる楽しさがあります。
シビックに比べて純粋に速く、動きが非常にナチュラル。積極的な姿勢変化で操る楽しみがある反面、かなりデリケートな操作を要求しますね。
S2000は限界域がピーキーと言われますが、今日振り回した印象では、オーバーステアに移行してく過程は結構わかりやすいと感じました。
限界が低いわけじゃないけど、リアが発散していく一瞬がマイルドなので、むしろコントローラブルだと僕は感じます。04モデル以降のセッティングだからでしょうね。
課題はいっぱいあるけど、まずカウンターステア。。。それはまた次の機会に。
帰り際、山野選手としばらくおしゃべりさせてもらいました。写真は僕のエスと山野選手のM5(すげーカッコイイ・・)。
黒のS2000は山野選手でも珍しいらしく、同乗の時に「黒のS2000、×××でイイね〜」(×××の部分は走行音で聞き取れず)、とお褒め(?)の言葉を頂き、昼間の質問もあって覚えてくれていた雰囲気。
S2000のことなら誰より知ってるから何でも聞いてよ、と次回に向けて嬉しい言葉を頂きました!
お言葉に甘えて、今度また練習しに行こうと思います。
というわけで、ハンクラ。
ドライビングテクニック向上にはかなり効果アリと見ました。
タイムを計らないので、いろんな挙動が試せて、冷静にアタマ使って腕を磨くことができます。
ストイックに技術向上目指すならもってこいじゃないでしょうか。