HOTなうちに剱岳


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先週、剱岳に登った際のレポートをアップしました。
ツーリングではないですが、ツーレポ同等扱いです。最近そういうの多いですが、ご勘弁ください(^ ^;

剱岳。何がHOTかと申しますと、、今夏、映画「劔岳 点の記」が公開され、それがちょっとしたスマッシュヒットになったんですよね。
地味な測量を題材にした映画、って言ったら元も子もないですが、、この映画の凄いのは、CGを一切使わずに、現地で史実(原作)に従って撮影したというところです。
監督でありカメラマンの木村大作氏のコダワリと信念の結晶ですが、それについてきた出演者もスタッフも凄い。登るだけで大変な剱岳をはじめとする北アルプスの山々で、映画を撮ったのだから。
フィルムに収まった現地の厳しく美しい風景は、作られたものではなく、本当にそこにあった風景。自分自身、今回現地に身を置いて、改めてフィルムの中でも出会った風景の美しさを実感できました。

派手な演出もないし、淡々と物語が進んでいく映画(人も死なないし色恋沙汰もない)ですが、究極のリアリティが見せる一種の説得力には迫力があります。
僕は元々原作を読んでいたので剱岳に憧れの念はありましたが、映画を見るうちに剱にはどうしても登りたいという意識が芽生えて、今年自然と足が向いたのかもしれません。
もうやってないかもしれませんが、機会があったら是非観てみてください。


さて。
9月はポンポンと山ばかり登ってましたので、そろそろエスでツーリングに出掛けたいとこですね。
そういう時に限って本業が忙しくなるんですが。。(ここ一週間はキツいぞきっと)

10月になれば各地で紅葉が始まり、オープンドライブに適した季節になるので、あちこちに出没したいと思ってます。

early autumn colors


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シルバーウィークの剱岳山行では、日本一早い(かもしれない)紅葉に遭遇。
剱岳はほとんど岩山なので、正確には室堂一帯の紅葉です。
滞在した3日間の間にも、かなり色付きが進んだ様子。雲上の別天地で観る紅葉は、カラフルな色彩のコントラストが美しい。

誰よりも一足お先に、今年の紅葉を楽しんじゃいました♪

尊い犠牲


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連休始めに登った剱岳。
あまりに険しい岩登りに耐え切れず、愛用のトレッキングシューズが殉職してしまいした(T_T)

度重なるテント泊で、さすがに負担が大き過ぎたのかもしれないし、そもそも経年劣化で寿命が近かったかもしれないところに、これまでにないハードな山でトドメを刺した形になってしまったようで。。
これまで数々の山登りを共にしてきて、すっかり自分の足に馴染んだお気に入りの一足でしたが、ソールが剥がれ、ちぎれ飛んでしまっては使い物になりません。
愛着があるけれど、現役引退は仕方ないですね。

またイチから靴慣らしをし直さなきゃなんないのが困りモノです。。(このハイシーズンに)

エスと休日


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最近エスが出演しておらず、どうしたものかと思われている方もいらっしゃることでしょうけど、、、ただいま充電中です(^ ^;

山登り強化月間中(?)ですので、それが過ぎたらちょっと大きな旅ができたらな、なんて思案してます。

それまで静かに待機中。けれどメンテナンスは忘れずに。
今日はエンジンルームとタイヤの空気圧チェック、ワイパーブレード交換をした後、ちょっと都心にドライブと、ちまちま手をかけてました。
(写真は全然違う日のです一応)

孤高の霊峰


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史上初のシルバーウィークなる大型連休で、各地の観光地は大賑わい(大渋滞)かと思われますが、、その合間をかい潜り、再びヤマへ。(3週連続・・・)

今回アタックした山は、僕の故郷の山であり、地元ではその孤高の頂きに誰もが畏敬の念を持つ特別な山です。

別名「岩と雪の殿堂」。

この山容からわかるように、盛り上がった大地というより、鋭く尖った「岩」って表現した方が正しいかも。
数多く存在する急峻極まりない雪渓には、この時期でもたっぷりと雪が残っています。

その孤高の山との闘い。そうそれはまさに闘い(^ ^;;
記録せにゃならんよなぁ(笑


北アルプス孤高の霊峰、剱岳
サイコーにオトコらしい山でした(^ ^)

雨上がりのtrail


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ズブ濡れの森。
木霊の声を聞きながら、穏やかなピークを目指して歩いていく。。


先週末も山を歩いていました。
その前が南八ヶ岳縦走だったので、その次は北八ヶ岳。
と言っても昨年訪れた天狗岳のような大きな山ではなく、縞枯山と茶臼山という八ヶ岳の中でも相当マイナーな小さな山です。
半日だけの気軽なハイキング。相変わらず荷物はテント付きのトレーニング装備ですが(笑

前日の本格的な雨で、登山道は水浸し。水たまりの中を歩いてるようなもんでした。
ただ、こういう濡れた森っていうのは、却って趣あるんですよね。
木々が話しかけてきそうな、そんな空気感が漂っています。

Japanese MINKA designed by R style


ここ最近、R styleでは建築探訪やら町並み散策やらが流行って(!?)ましたが、それには理由がありまして。。

実は先頃、好きが高じて!?、ある住宅の改修を設計・デザインしちゃいました(^ ^;)v

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前々から思い描いていたことだったんですが、、実際やると決めた後に細々と計画していたものを、今年始め辺りからようやく気合入れてやって、盆前に何とか竣工した次第。

MINKA=民家とゆうてますが、実のところ改修したのは自分の実家です。
家がある場所は、富山県のとある海沿いの町。

別になんてことの無いただの古い家ですが、生まれてから幼少期に過ごした家でもあるので、個人的にはかなり思い入れのある家です。
築後75年を過ぎ、古くて住みにくいのを両親が手を入れたいと言うので、僕が改修をやらせていただいたという感じで。
大枚はたいて息子に任せてくれた両親には、とても感謝しています。

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見てもらえばわかる通り、いわゆる「リフォーム」という言葉から連想される改修とは異なり、古い民家のデザイン要素を踏襲した改修内容としています。
この国特有の地理的気候的特性や文化で培われた住宅のデザインは、それなりの理由があるから形成されてきたと思うわけで、その積み重ねの上に現代のデザインがあることが重要だと思っています。
何もかもを壊して新しくすることもできたけど、代々引き継がれてきた家の空間には、家族の記憶とか想い出がぎっしり詰まっている。
それを残しつつも、住みやすくて豊かな気持ちになれる空間を創るにはどうしたらよいのか、ということを追い求めたつもりです。

なんだかエラソーなことを言ってますけど(笑)、、要は元の雰囲気を極力残して、必要十分な快適性を付加した、ってことです(^ ^;

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これまでツーリングで、様々な風景に触れ、町に訪れ、建築を訪ねて、居心地の良い場所とは?ということを感じてきました。
それをぶつけるには、自分の実家ってこともあって絶好のチャンスでした。
言わば、R styleの感性が乗り移った民家の改修、なんて言い過ぎかな(^ ^;

図面作成はもちろん模型製作や業者選定に工事監理まで、一通りやるべきことはやりました。
本業が設計屋なので全くわからない世界ではなかったんだけど、普段の仕事とはカンケーのないプライベートのことだけに時間的制約はあったし、限られた工事費用の調整もタイヘン。けど、すごく良い経験になったなぁ。
こうやって自分が思い描いていた理想を具現化できるなんて、ホントに幸せなことです。

日付が999の本日、三十ウン回目の誕生日を迎えましたが、そんな日に自分の中ではメモリアルとなったこの経験を、この場で紹介できることに感謝したいと思います。

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硫黄岳


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横岳からは一部クサリ場とハシゴがあるだけで、基本的には緩い下り道。
登り坂になる前に、硫黄岳山荘がある。

看板に立てかけたザックは、今回デビューのグレゴリーZ55。
最近流行りの超軽量ザックはいかに!?

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硫黄岳の南斜面は、7つのケルンを頼りになだらかに登っていく。
なんだか雲行きが怪しくなってきてしまったが、雨が来そうってほどでもない。

時間が遅くなってきたためか、硫黄岳では数えるほどしか人に会わず。

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景色も急激に変わって、今歩いてきた赤岳から横岳の峰も、すっかり白い煙の中に埋もれてしまった。

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雲から突き出る大同心。

すっかり曇ってしまった天気に、硫黄岳は頂上から早々に撤収。
南西斜面を赤岳鉱泉に向かって下りていく。
硫黄岳から所要時間約1時間弱。それまで歩き尽くめだった身体には、下りと言えど堪えた。

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赤岳鉱泉でテント泊。

縦走するならここか行者小屋にテントを置いて登るのが普通かもしれないけど、トレーニングなので担いだまま歩いていた。
幕営に1000円、温泉に1000円、缶ビール2缶で1000円、麓の駐車場2日分で2000円。
カネのかかる山だな(- -;

その日の晩は、縦走の満足感からぐっすり眠り、翌早朝、赤岳鉱泉から北沢登山道で美濃戸に戻った。
その日の午前中に家に着く山行は、ホント理想的だ。

短い縦走だったけど、充足感ある山歩きでした(^ ^)

横岳


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赤岳から北面の斜面を稜線沿いに下りていく。
眼下には赤岳天望荘。稜線を境にして、東面には雲が沈み、西面には全く遮るものがない。

これから赤岳を極めようとする多くの登山者とすれ違う。最後の急な登りで、みな息も切れ切れ。
それにしても、すれ違う登山者に若者が多いのには驚く。
昔は自分以外はほとんど中高年なんじゃないか、ってほど年齢層の高いスポーツだったもんだけど・・・
若い世代に登山ブームって本当なのかも。

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稜線に散在する岩の存在感が印象的だ。
同時に稜線直下の斜面を覆うハイマツの絨毯も、森林限界を超えた高山への登山というテンションを高めてくれる。

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次に目指すピークは横岳。しばらくは下り坂が続いて順調に歩を進めていくが、地蔵尾根の分岐を過ぎると再び岩に張り付くような登り斜面が始まる。

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横岳は、赤岳のように明確な主峰がはっきりせず、いくつもの岩山の集合体といった感じ。
登り詰めても登り詰めても、次の岩峰が現れる。期待してはまた登り直しの繰り返しになり、ちょっと気分が重くなってしまう。

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しかし、一度見下ろせば、素晴らしい絶景が広がっている。
遠く富士見高原まで見渡す光景に幾度となく見入ってしまうのだった。

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ようやく横岳最高峰に立ち、次なる稜線と硫黄岳を眺める。
足元には空中に突き出す大舞台、大同心。麓から見るのとは全く異なる形と存在感。
まるで空中を歩いているかのような景色が、絶え間なく続いていく。

赤岳


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南八ヶ岳縦走日記。
まず最初に目指したのは、最高峰の赤岳。
美濃戸登山口から行者小屋を経て赤岳へ登るオーソドックスなルートを選択した。

赤岳に登るのは初めてではなく、かなり昔、山歩きを始めた当初に一度だけ挑戦したことがある。
その時は重い荷物と不確かな知識にヤラレて、2日かけてヘナヘナになりながら登った。
あの時目の前に立ち塞がった赤岳のシルエットは、またしても自分を退けようとせんが如くの偉容だ。

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月日は経て、ある程度の経験と知識が、今の自分にはある。
かつてはこの行者小屋に辿り着くだけでバテバテだったのが、今回はあっさり到着。
なんでこんな平坦な道でバテてたのか、自分でも不思議(笑

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行者小屋から文三郎尾根の登山道で赤岳を目指すが、これが胸を突く急登。
久々の山歩きで身体が思うように上がらず、足の筋肉が悲鳴を上げた。
どういうわけか、右足ばかりがツリそうになる。歩き方に変なクセでもがあるんだろうか?

中岳のコルで、阿弥陀岳を眺めながら小休止。
ここから本格的に赤岳に取り付くが、ほとんど岩登りでクサリを伝って身体を引き上げていく。
悲鳴を上げている右足をかばいながらの岩登り。

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赤岳山頂、標高2899m。美濃戸からの標高差は約1200m。
頂上の広場で腰を下ろして湯を沸かし、体力回復のためにラーメンをすする。食後のコーヒーは、インスタントながら格別の味だ。

大変なように書いてますが、それは僕に体力が無いだけ(滝汗)で、赤岳ピストンなら割とラクに楽しめる高山です(^ ^;;

ヤマの季節


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朝夕はめっきり涼しくなり、季節は秋へとまっしぐらな感じですね。

秋になると無性にやりたくなるのが山歩き。
どういうわけか、例年秋になると不思議と山へと足が向きます。
長い冬に入って登れなくなる今のうちに、って無意識に思うのかな。
紅葉した風景を間近に感じることができるのも、理由のうちのひとつでしょうけど。

てなわけで、本格的な秋にはちょっと早い感じですけど、とりあえず今シーズンの手始めに、八ヶ岳に行ってきました。
昨年は天狗岳中心の北八ツ方面だったので、今回は南八ツに向かい、赤岳、横岳、硫黄岳と稜線を縦走。

写真は八ヶ岳の最高峰、赤岳頂上から眺めた硫黄岳、天狗岳とその山麓、と夏の雲。
来るべきお山のシーズンに向けて、良いトレーニングになりました(^ ^)

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