Prologue・・・

 

ツーリングの世界では聖地として崇められるエリア、北海道。
R styleでは、この地に足を踏み入れたことは、これまで一度もない。ツーリングをするには真っ先に思い浮かびそうなエリアを放置しているのはナゼか?

これは僕自身の経歴に起因している。

20代前半の6年間を札幌で過ごし、その間に運転免許の取得、クルマに目覚めて最初の愛車EG4を購入。現在のツーリングという旅の形態の原形となるドライブを、幾度と無く重ねてきたのが北海道なのだ。
当時、お金は無くとも時間は(今に比べれば)ある状態だったので、道内はほとんど回り尽くしてしまう。
その後東京に移り、EK9へとスイッチ、しばらくしてR styleを立ち上げる。だからツーレポに取り扱われることもなかったし、EK9では遂に一度も走ることはなかった。

そんな経緯があるので、今更走っても新鮮な驚きやヨロコビを感じられないような気がしてならなかった。
それで、意図的に北海道にツーリングすることは避けてきたのだ。

 

それが今回、北海道へのツーリングを決行することになったのは・・・?

ここんとこのロングツーリングは毎年九州だし、夏だからわざわざ極端に暑そうなところに行くこともないし。
だったらそろそろ北海道に行ってもいいんじゃないか。以前とは違う見方で旅ができるかもしれないし。
それにオープンカーで走ったら気持ちイイに違いない。

そんな何てことない理由であっさり方向転換し、いざ北海道へ向かわん!てな勢いで。
正直新鮮味は薄いかもしれないけど、当時とは違うクルマ、スタイルで走れば、違う何かが見えるかもしれない。。そんな淡い期待を抱いて北の大地へと向かうことにしたのだ。

 

さてさて、今回のツーリングに費やせる日数は8日。会社の連続休暇制度の賜物。
北海道に向かうだけで丸1日はかかっちゃうので、実質は6日間だろう。その間にどれだけ走ることができるかだ。

今回の旅のテーマは、Hello again, HOKKAIDO で、かつて自分が訪れて想い出深かった地を巡ることを軸にすることとした。今のクルマ旅の原形となる当時のドライブの記憶を辿りながら、現在のツーリングスタイルを楽しもうというわけだ。言い方を変えれば、R styleのルーツを探る旅、ということになるかもしれない。

大まかにではあるが、簡単にルート設定。後の日になればなるほど曖昧で、結局はなるようにしかならないからとりあえず行きましょっていうレベル。まぁ以前はよく走った土地だし、勝手は知れてる・・・・・とタカを括っていたのだが、やはりブランクは大きく・・・・!?

・・・いろいろとありますが、まーそれは本編で。

 

R style始まって以来の北海道ツーリング、久しぶりに訪れる懐かしの大地へと向け、梅雨空が続く東京練馬から出発です。

 
     
1日目
 

・・・・・・  Hello again, Hokkaido index ・・・・・・

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