本日もエスに愛情を


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久しぶりに、内装のお掃除をしました。

オープンで走ることが圧倒的に多いので、内装は普通のクルマの比じゃないほど汚れます。
特別良い素材を使っているわけでもないので、汚れや紫外線に対する気遣いには、多少神経質な程度の方がいいのかも!?

以前紹介したことがありましたが、内装のお掃除用ケミカルは、オートグリムを使ってます。
高価な部類のケミカルですが、一度買ってしまえば何年も使えるくらい容量はあるので、コストパフォーマンスはそれほど悪くはないかと。。

ダッシュボードやドアパネルなど、プラスチックやビニル系、そしてモールのゴム部分にはビニル&ラバーケア、本革部分にはレザーケアクリーム、ファブリックのシートや幌にはカーインテリアシャンプーと使い分けてます。
2シーターで室内も狭いので、そんなに大変ではないですが、それでもじっくり小1時間ほどかけてフキフキ。久しぶりに艶やかな内装が戻ってきました♪

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エンジンルームもついでに軽く拭き掃除。
こっちはウェスで吹き上げ+プレクサスでつや出しといったカンジです。
購入当初はまだ新品同様でしたが、さすがに年数も走行距離も重ねてきて、相応の汚れが目立ってきてます(汗
エスのエンジンルームは機械室として美しいと思うので、できるだけキレイな状態を保っておきたいな。

お粧しもバッチリで、明日は久しぶりに複数台でのツーリング。
行き先はコレまた久しぶりに房総半島の予定ですが、お天気は下り坂のようで・・・(- -;

真冬のビーナスライン


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時間は遡りますが、冬の北八ヶ岳を登った際、雪のビーナスラインを初めて走りました。
もちろんエスではなく、2号車で、です(^ ^;(エスは夏道専用ですので)

意外と知られてないみたいですが、真冬でも八島ヶ原湿原までは通行が可能。
2号車が停まっているのは、富士見台の駐車スペースです。車山のスキー客はもちろん、ドライブしてる?クルマも結構いました。

この日は車山に登りましたが、曇天で、北横岳と比べるとかなり写真が見劣りするので、レポートは無しです(^ ^;;

NGK Racing Plug #8


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エアクリ、エキマニ、マフラー、ビッグスロットルの給排気システムの構築によって燃焼効率が上がり、トドメにスポーツECUへの交換で更に効率化することで、エンジン内部の燃焼状態はかなりHOTなことになっている、と思われます。

そう想像する以前に、ECU交換で燃焼状態が変化するので、街乗りでもプラグは8番に番手アップするようアドバイスがありました。
推奨プラグは、NGKレーシングプラグ8番。信頼のNGK、スポーツ走行に特化した特性のイリジウムプラグです。

実はずっと前からたまたまこのプラグを、15000kmを超えるごとに交換して使っていました。
だから換えなくても仕様には合ってたんですが、タイミング良く?交換時期だったので、ECU交換と同時に新品に交換することに。

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ECU交換ついでにプラグ交換をするの図。お隣のタイプSは、最終モデルで走行3000kmのバリバリ新車。FD2からの乗り換えだそう。「S2000は今買わないともう乗れないから」買い替えたとか。

プラグひとつでも、エンジンの回り方は変わります。シックで滑らか〜になる感じ。
パワーを上げるパーツではないですが、エンジンの健康状態を保つには重要な消耗品。オイル同様、定期的な状態チェックと交換時期には気を使いたいところ。

プラグの状態を見る時は、焼け色はともかく、4本均等に焼けてるかどうかを見るようにしてます。
・・・なんて言いつつ、最近あんまりチェックしてないなぁ(汗

そうそう、エスはプラグが緩みやすいという持病があるので、定期的な増し締めがトラブルを未然に防ぎます。
・・・ってそれもサボり気味なんですけど(爆

こんなとこも変わるECU交換


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変化その三。リミッター。

回転リミッターが、9000rpmから9300rpmに変更されてます。
ただ、エンジンそのものの内部強化を行ったわけではないので、個人的にはあくまでバッファーとしての300回転と捉えてます。

例えば、2速9000rpm付近でアプローチするようなコーナーでは、手前で3速に上げるかどうか迷うことが結構あります。そんな時、あと300rpmが有効になるんではないかと。
ただ常用はやっぱ禁物で、例えば一発のタイムアタック時だけとかに限定しないと、エンジン壊すことになりかねません。

あと、速度リミッター。これは無くなります。
サーキットでしか恩恵に与れない(?)ですが(^ ^;


変化その四。燃費。

燃費が変わるらしいです。
普通に考えたら、パワーが出るんだから燃費は悪化しそうですが、実はその反対とか。

元々エスは燃調が濃い目らしく、それを回転域によって薄くする方向になるので、結果的に燃料消費が抑えられることになるのだとか。
ただし、比較的高回転に限るらしいので、街乗りではあまり変化は無いかも。でも、トルクが出ることによってアクセルを踏む量が少なくなったら、普段乗りでも燃費は良くなるんでわ・・・(楽しくて踏み過ぎて変わんない、てことになるでしょうが(笑)

本当にそうなのか、ツーリング時にでも検証してみよっと^ ^

クルマが変わるECU交換


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ECU交換によって変化するのは、何もエンジンパワーだけに限ったことではありません。

変化その一。VTECが切り替わる回転数。

DOHC VTECを採用するS2000のF20Cですが、ハイカムに5000回転台後半で切り替わるのが、GENROMでは5000回転台前半に変化します。
メーター表示にズレがあるので、厳密にはわからないですが、一応仕様的には5300rpmで切り替わるとあります。(純正状態は確か5800rpm)

VTECの切り替わり回転数って、それだけ下げても意味が無いと思ってますが、エンジン制御を最適化した場合にはハイカムが効果的な回転数も変化してもおかしくないので、アリだと思います。
2速から3速にラフにアップしても、ハイカムを外さないのが利点ですね。


その二。排気音。

元々低音系の音が厚い無限マフラーですが、アイドリング時から発進加速時まで、一層重厚なサウンドに変化したような気がします。気がするだけで変わってないかもしれません(笑
微妙な変化です(^ ^;

元々決して静かとは言えない(かといってウルサイわけでもない)無限マフラーですが、、経年劣化と吸気関係の仕様変更で、当初より音量が増えてるような気がしないでもない。音量を計ったことがあるわけではないんですが。

それがますますオトコらしい筋肉質な音に・・・(汗
西伊豆のコースにあるトンネル内で響く排気音は、まさにホンダレーシングって感じでシビレた〜^ ^

ますます汗臭い(色気のカケラも無い)オープンカーになってしまいました(爆

西伊豆GP in 2010


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土曜日のECU交換の効果のほどを体感しに、次の日早速ワインディングへと繰り出しました。
行き先は西伊豆。夏(春秋)のビーナスラインに対して、冬のテストコース、西伊豆スカイラインです。

目的地までは、自宅から約3時間。意外なことにビーナスラインと同じくらいアプローチに時間がかかりますが、季節的な条件と、満足に走れるコースレイアウトが揃う中でベストなのはここ。
早朝の朝練にはモッテコイなのです^ ^

前日に交換したECUにより、中回転域から高回転域が一層元気を増しているR style S2000。ビッグスロットルの効果とも相まって、これまでの感覚でアクセル踏んでると知らず知らずのうちに速度が出ちゃってることもしばしば。
西伊豆に向かうまでの高速走行でも、クルマが速くなってるのがわかります。体感的なものかもしれないけど、でもたぶん本当に速い。スピードが乗る時間が短くなっているというか・・・それはつまり、特定回転域のトルクが増しているということなのかもしれませんが。。

オダアツ、箱根新道、伊豆スカイラインと繋いで、修善寺を通過して西伊豆スカイラインへ。路面凍結に注意を払いながら、ワインディング走行を開始。
元々過激なVTECハイカムゾーン、高回転を常用するワインディングでは、ECUによる明らかなパワーアップという感覚は、甲高いホンダミュージックにかき消されそう。それでも既にここに到達するまでに、明らかな変化がありましたヨ。

高速道路でもワインディングでも、走っている最中の中回転域は相対的にトルクが薄く、踏み込んだ際のレスポンスに少なからず影響があったけど、ECU交換によりどこで踏んでもレスポンス良くトルクが付いてくるカンジがします。

いわゆるVTECの谷間というのが少なからずF20Cにも存在しますが、それが上手いこと消えていて、エンジンが拭け上がっていくにつれてトルクが落ち込むことなく吐き出されていく感じ。スピードを上昇させながら、あっという間にハイカムゾーンに切り替わり上り詰めていく。「待ち」は低回転域だけで、ある程度車速が乗って回転も上がっている状態なら、どこからでも加速できるような状態。ビンビンレスポンスのNAエンジンが、見違えるほどに筋肉質になったように感じます。

ECUを交換しただけでもそれなりの効果は体感できるような気はしますが、給排気システムの効率化で得られた性能を、その仕様を前提にプログラムされたECUによって解き放つという側面があったことで、より体感の度合いが大きかったような気がしますね。
これまで揃えてきた各種の給排気系パーツは、装着するだけでも性能が上がりましたが、その効果をより引き出す、より大きなものにするために、ECUを交換したと言えます。

西伊豆スカイラインから仁科峠まで、各車速域のワインディングを何本も連続して走りましたが、エンジン回転の上昇にトルクが付いてくるので、凄く乗り易く感じました。これは街乗りでも高速でも一緒。最初に言った通り、体感的にクルマが速くなった。率直にそう感じます(^ ^;

昔からNAにはコンピューター交換が効くって言われてますが、それをようやく体感した次第。
エスが生まれつき持っている性能を解き放つ。またひとつ、エスが目覚めたような気がします(^ ^)

ECU交換


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冬山から一転、エスの話題です。忘れちゃいけませんが、こっちが本業(^ ^;

年末にビッグスロットルを入れましたが、その一環として、ECUセッティングに着手しましたv

一通り給排気に手を入れたので、純正時と比べると、かなりエンジンの燃焼効率も上がっていると思われます。
純正ECUでもある程度対応できると思いますが、ブラッシュアップした現在の仕様に最適な制御を行うには、それなりのセッティングをするのがベターだと判断。
そのためのECUセッティング。一般的にはコンピューター交換って言われるチューニングですね。(昔からチューニングって言葉がいまひとつ好きになれないので、表現を変えてます。まわりくどくてスミマセン)

現代のクルマは様々な機構をコンピューター制御しています。
S2000の特にAP1は、今のクルマ(て言っても前世紀のクルマなので新しくはないですが)としては機械的な部分が多く、ブラックボックス的な電気制御は最小限。エンジン制御もシンプルなので、割とイジりやすいと言えるかも。

電子制御の脳ミソ部分とも言えるECUのエンジン制御、つまり点火時期や燃調といった部分を最適化するのが今回のセッティング。
R style S2000の仕様は給排気がほぼ無限製で、割と一般的な内容なので、現車セッティングまでは必要無く、交換製品の標準セッティングに十分マッチすると判断。(ショップからのアドバイスもあり)
よって方法としては、ショップからリリースされているスポーツECUへの交換になりました。

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交換するECUは、大分のG.T WORKS製のGENROMです。(画像はショップHPから拝借)
数値的なスペックではなく、実際に走らせて楽しい、速いと感じるセッティングを、耐久性に対する安全マージンを確保した上で実現しているという点にホレました。
以前実際に試乗した際にかなり好感触だったので、ある程度効果がわかっている上での導入です。

一旦純正のECUを外して、その中のチップを書き換えられたフラッシュタイプのMPUに置き換える作業、が行われた模様。(←実際に見てないから聞いた話)
箱ごと下取り出して置き換える、というのが僕の知ってるECU交換でしたが、AP1-130以降はイモビがあるので、そう簡単にはいかないみたい。
GENROMはイモビ対応なのはもちろん、何度も書き換え可能なフラッシュなので、アップデートも対応可能なところがポイント。(やろうと思えば、純正に戻すこともできるのです)

ECU交換によってどんな感じに乗り味が変わるのか!?
徐々にインプレッションしてみます(^ ^)

青と白の世界


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三ッ岳登頂後は、一旦下って雨池山に登ることになる。
この下り坂が思いのほか急坂だった。
地形図である程度想像はしていたのだが、急坂というよりは急斜面で、スノーシューで歩いて下りることなど到底無理なほどだった。

そこで、下り斜面を座って滑り降りる、いわゆる「シリ(尻)セード」で下りることに。
最初は調子良かったものの、一度に滑り降りる高低差がどんどん大きくなり、途中飛び出した岩で尻を打ったり、滑り落ちる途中で急旋回が必要だったり。
まるで何かのアトラクションのようで面白かったけど、さすがにコレってちょっと違わねーか??と感じてしまった(^ ^;(その写真がないのは実に惜しい)

シリセードのおかげ?で、三ッ岳はあっという間に下り切り、雨池山の登り坂に差し掛かる。
これをせっせと登って、頂上付近で小休止。その際のワンカットが最初の上の写真。
この日は午後の方が空が澄んでいた。午前中は山から雲が離れなかったのだ。冬山の天気は、夏のそれとはまるで違うんだなぁ。

雨池山を下りると、縞枯山と雨池に向かう登山道との十字路である雨池峠へと到着。
ちなみに、北横岳ヒュッテ直後の分岐から雨池峠までは、夏のタイムで2時間程度。冬なのにそれよりずっと速いタイムで歩いてしまった。下りを大半滑ってしまったのが要因だと思われ(笑

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峠からロープウェイの駅までは、ほぼ平坦な道だ。途中に縞枯山荘があり、北横岳を遠望する。

帰りもロープウェイを使って、麓の駐車場に下りるつもりだった。
ロープウェイの運行時間は限られているので、雨池峠までの道で時間がかかるとちょっと微妙なところだったが、幸いなことに?想定より早く下りてきたので、のんびり最後のハイキングを楽しめた。

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名残惜しむように、周囲の風景にレンズを向けて歩いた。
縞枯山は、昨年の初秋に登っている。冬の今回は眺めるだけだったが、この次は登ってみたいな。

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冬の北横岳は素晴らしい天候に恵まれ、心に残る景色がいくつも見られた山行になった。
行ってみてわかったことだけど、北横岳はスノーシューよりどっちかってゆーとアイゼンが向いている。スノーシューでも楽しめないことはないけれど。(後半の三ッ岳と雨池山は完全にアイゼン向き)

北横岳スノーハイクの連載は、一応今回で終了。
長々とお付き合いありがとうございました(^ ^)

三ッ岳


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岩石が積み重なったような突起が、北横岳の東隣の小ピーク、三ッ岳だった。

雨池峠に向かうには、このピークを越えていかなければならないのだが、岩登りに近いこの斜面をスノーシューを履いたまま越えるのはどうかなと思ったのだが。。

岩と岩の間の切れ間は、落ちたら這い上がってくることさえ不可能なほど深く危険だったが、足跡を確実に辿ることで、スノーシューでも登れてしまった。狭い足場に大きなスノーシューを置くので、歩きづらいことは確かだが。。

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こういった岩場の登山は、スノーシュートレッキングには不似合いだ。アイゼンを履いて楽しむ場所だろな。
でも山頂からの眺めはやっぱり最高だ。ここからは北八ヶ岳の東斜面も眺めることができた。雲と風向きの関係か、東側斜面の森の樹木にはほとんど着雪がなかった。

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所々で目を楽しませてくれる雪模様。
岩肌に取り付く冬限定の白い苔絨毯のように、柔らかく斜面を覆っていた。

雪原の寄り道


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北横岳ヒュッテを過ぎた後、そのまま来た道を引き返して坪庭に降りることもできたけど、多少登り足りないという気持ちもあったし、仲間と相談して途中の分岐で雨池峠へと続く山道を選択することにした。
地形図からするとかなりアップダウンが激しそうだが、眺望が良く方角を見失う可能性も低そうだったので、寄り道的に歩いてみるのだ。

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正面に岩峰を見据えて、比較的平坦な雪道を歩いていく。
坪庭から北横岳のように頻繁に歩かれているわけではないということが、足跡の付き方で判別できた。
しかし途切れることなく続く足跡があるのは、正直頼もしい。

足跡はあっても一応進む方角を確認し、視界に入るピークなどを確認するため、所々で地図を確認しながら歩いている。スノーシュートレッキングでは、行こうと思えばどんなルートでも取れてしまうので、危険回避のため地図読みは重要になるのだ。

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振り返ると、今しがた登った北横岳が青空に浮かんでいた。

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目指すは、見るからに険しい岩峰の三ッ岳。
果たしてスノーシューでアプローチできるのか!?

白銀の樹海ロード


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北横岳ヒュッテへと戻る雪道は、さながら白い樹海ロード。
積雪期でなかったら、そんな印象は受けなかったかもしれない。木々に覆われた地表から、樹木の枝の1本1本まで、くまなく白銀の衣に包まれた世界が、そういった印象を与えるのである。

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樹氷と呼んでいいかどうかは各々の判断に任せるとして、群れをなす樹木はスノーモンスターと呼ぶに相応しいと感じた。

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ヒュッテに戻ると、まだ多くの登山者が休憩していた。
仲間がヒュッテの玄関の前で「七ツ池」への分岐を見つけた。
夏の北横岳なら外せない景勝地だったかもしれないが、今は氷結した小さな池に雪原が広がるだけだった。

この季節に限って言えば、森の中で自然の造形を様々な角度から眺め鑑賞することが一番楽しいような気がする。

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ミクロの観察にも事欠かない。

ただ、写真に記録しようにも、相変わらずの標準ズーム1本ヤリなので、寄るにもこの程度が限界。マクロ写真っぽくごまかしながら撮ってみる(^ ^;

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深く澄んだ青空に輝くSnow Monsterたちを間近に感じて森の中に佇む。
豪快な景色を眺めることだけでなく、こういった空間体験も山の魅力のひとつなのだ。

南峰から再び


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昼食後、南峰に戻ると、南八ヶ岳の雲が上空へと移動し、その山容が露になっていた。

天狗岳、硫黄岳、横岳、赤岳。
幾度か登ったことのある(一方的に)身近に感じる山でも、真冬の今は、遥か遠くでヨソヨソしくこちらを睨んでいた。

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雪を被った樹海の文様に、再びシャッターを切る。
白い衣を着せられた森の、頂上から見た景色に何故か魅せられてしまった。

極寒ランチ


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せっかく雲も晴れたことだし、ピークで昼食を、と算段したが、頂上では極寒の風が吹き付けてくる。
できるだけ穏やかな気流の場所を求め、北峰と南峰の間の平らな場所でランチとすることにした。

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いくら景色がキレイでも、真冬の山ランチは寒さとの闘いが先に立つ。
歩いている時は汗もかかず寒くもない丁度良い感じのウェアリングでも、停滞の最中は寒くて仕方がない。昼食時は停滞用に持参する中綿のジャケットをアウターの上から着込む。
でも手先足先は冷たいまま。せめて身体には暖かいものをということで、サーモスで持参した湯で暖かいものを食べ、食後にはコーヒーを入れた。

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空はすっかりと晴天になり、ピーク周辺の雪の森も光り輝いていた。
3年連続で1月の連休はスノーハイクをしていることになるが、間違いなく今回は、今までの中でも抜群に天気がいい。

前回のスノーハイクが、昨年2月の志賀草津道路なので、これで一応2連勝。
裏磐梯で吹雪の中を歩いたのが、既に若かりし頃の遠い過去のようで懐かしい(^ ^;

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昼食後、北峰と南峰を結ぶ足跡に戻ると、それなりに往来があった道に人影がなくなっていた。
時間は正午を回っていたが、今ひとつ登り足りない。
そんな不完全燃焼な気持ちを抱きながら頂上に背を向ける。とりあえずはヒュッテまで、来た道を引き返すことにした。

北横岳/北峰


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実は北横岳には2つのピークがあり、それぞれ北峰、南峰と呼ばれている。
地形図によれば、南峰が標高2471.6m、北峰が標高2480m。
すっかり2つのピークの存在を忘れていたが、わずかに高い北峰へと繋がる足跡を発見して、早速もうひとつの絶頂へと向かった。

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北峰も南峰と同様、遮るもののない絶景の舞台だった。
運良く雲が晴れ、キラキラと輝く白い世界を見下ろす極上の景色を楽しむ。
雲ひとつでドラマチックに移り変わる冬山の景色には、一瞬一瞬にその時しか見られない表情がある。

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蓼科山も、南峰で眺めるよりさらに間近に迫って見えた。

記念撮影をしてるのは、毎年スノーハイクを共に楽しんでいる仲間の一人。
元々温泉クラブと称して、温泉に浸かるためにドライブしていた集まりが、ここ2、3年でなぜか登山部に・・・でも下山後の温泉には相変わらずコダワリが(^ ^;

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北横岳/南峰


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森の中に突如現れたのは、北横岳頂上に最も近い山小屋「北横岳ヒュッテ」だ。
八ヶ岳には数多くの山小屋が営業していて、多くが冬期も営業しているのだが、このヒュッテもその例に漏れず営業中だった。煙突の煙から連想する暖かそうな室内が、冷たい身体には恨めしい。

立ったままの小休止後、再び山頂に向けて歩き出す。ここまで来れば、あと少しでピークだ。
ヒュッテからの登山道は、更に勾配を増した。スノーシューのクランポンを斜面に蹴り込んで身体を引き上げていく。
ピークへと至る斜面は、頂上に立つための最後の試練に相応しい勾配が続いた。

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北横岳頂上へは、歩き始めから約1時間20分ほどで到達した。
遮るモノが何も無い、吹きっさらしのピークには強風が吹き荒れていた。

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噂に違わぬ超絶景。吹きっさらしなだけに、眺望もこれ以上無い迫力だ。
空の雲は勢いよく流れ、日陰と日向が交互に訪れる。陽の差す瞬間を待ってシャッターを切ろうとするが、風が強く冷たく、じっとカメラを構えることも難しいので、とりあえず見たまんま、シャッターチャンスは無視して記録に勤しんだ。

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北側には一際目立つ整形の山、蓼科山が間近に鎮座していた。
その間に広がる深い雪を身に着けた樹海は、規則的でいて複雑な文様のように見えてくる。

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そして南側の展望は、南八ヶ岳。
手前の縞枯山と茶臼山の遥か向こうに、天狗岳と思わしき山容が見えた。その奥にあるはずの硫黄岳、横岳、最高峰の赤岳は雲に隠れて見えない。

今立っている北横岳も八ヶ岳の一部。雲で隠れている峰の集合体もまた、八ヶ岳の一部。八ヶ岳山域の巨大さが実感できる眺めだ。
これで雲が晴れてくれれば、いうことなしなのだが。。

森の登山道を行く


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急激に高度を上げていく登山道を、スノーシューで踏み締めながら歩いていると、徐々に雲の切れ間が大きくなっていくのを感じた。
陽の光が差し、青空が視界を覆うようになると、着雪した森は一層の輝きを放つ。
その美しさには目を奪われるばかりだった。

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再び森の中の道となり、深い雪の樹海を泳ぐようにして進んでいく。
道は相変わらず明瞭で踏み固められている。

ここまで明らかな道をトレースするのであれば、スノーシューはあまり意味が無い。
まったく不要というわけではないのだが、どちらかというとアイゼンを着けて登る道のようである。他の登山者は皆、一様にアイゼン装着だった。

少数派のスノーシューで、森の中をどんどん進んでいくと、やがて森の奥に趣のあるヒュッテの建物が見えてきた。

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スノーシューで「登山」


先週末に登った北八ヶ岳。
北八ツと言ってもエリアは広大。今回のルートは、蓼科高原からロープウェイで一気に2200m超まで登って、そこから北横岳を目指すというもの。
まずは「ピラタス蓼科ロープウェイ」に乗って、ラクして高度を稼ぐのである(^ ^;

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ロープウェイを降りると「坪庭」と呼ばれる高地平原に出る。
ロープウェイはスキー客で満員だった。坪庭の看板とともに写っているのは、大多数がスキーヤー。その中に僅かながら登山客の姿も見えた。

スノーシューを装着し、いざ出発。目指すは絶頂での好展望が期待できる北横岳だ。

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しばらくは坪庭の平原の中についた足跡に沿って進む。
雪が積もっているとはいえ、その下の植生を痛めないよう、登山道と思わしき道は外れないように歩いていく。

坪庭にいる時点では、上空は雲に覆われていた。
八ヶ岳の上空だけに、大きな雲が浮かんでいる。高山に気流がぶつかり、次々と雲が発生しては流れていっているような感じだ。

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坪庭の端に到達し、森の中に入っていく。
と同時に上り勾配となり、本格的な山道が始まる。
道には足跡が明瞭についていて、足を取られることはない。
その代わり、どんどんと高度を上げていく道は、雪道ながら登山道そのものだった。

思えば、スノーシューを履いたスノートレッキングで、これほど本格的な登山道を歩くのは初めてのことかもしれない。
これまで平坦な道や、なだらかな斜面を歩くことが多く、これほどはっきりと、登る道を歩くことは今までなかったような気がする。

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木々の隙間から、今歩いてきた坪庭の広大な平原と、その向こうに鎮座する縞枯山を望む。
雲に陽の光は閉ざされ、薄暗く陰った景色だったが、徐々に雲が切れ、陽の光に輝く景色が現れようとしていた。

iPhone


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ようやくiPhoneユーザーになりました。

今まで使ってた携帯の調子が悪くなった(単なるバッテリーの寿命ですが)のを期に買い替え。キャリアの変更には思い切りが必要でしたが、iPhoneにするには良い機会だったので。(今なら実質本体費用かかんないし)

ずっとMacユーザーであり、iPod touchも使用してたので、特別抵抗無く入れるかなと思ったけど、電話とメールの操作は一般的なケータイのそれとは随分趣が異なるので、ケータイとしての用途に慣れるにはしばらく時間がかかりそうな気がするなァ(^ ^;

北八ヶ岳スノーハイク


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毎年の恒例になりつつありますが、、1月の連休はスノートレッキングを楽しんできました。

歩いてきたのは、北横岳を中心とした北八ヶ岳エリア。蓼科高原を麓に見下ろす2000m級の高山地帯です。
この周辺は夏場はビーナスラインツーリングで幾度となく訪れてるけど、こんな真冬に訪れるのは初めてのこと。

今年は雪が多い上に、厳冬期だから当然ですが、さみーのなんの。
でも幸運ながら天気が良く、とっても気分のいい最高のトレッキングになりました。

面白い絵も多少は撮れたので、こちらでちょっとずつ紹介していこうと思います。
体感温度マイナス20℃の世界を、お茶の間でお楽しみくださいませ(^ ^)

お年玉企画!?


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EK9の時代に愛用していたエンジンオイル、SUNOCO X-POWER 7.5W-30です。
今はモデルチェンジしてしまい、別の名前になってしまってますが、エステルベースの高性能オイルには違いありません。

EK9時代は、このオイルを5000kmごとに交換してました。サーキットも何度も走行しました。
柔らかめですが、サーキットでエンジン回しても極端にヘタることはなく、個人的にはモチュールと遜色ない性能を持っていると思ってます。(言い過ぎ!?)

箱買いしてたもんだから、エスに乗り換えて使わなくなった後、未開封の4缶がまるまる残って納戸の肥やしになってます(^ ^;
ちょっと年数経ってますが、密封状態なので品質的には問題無いはず。
使う機会あるかなーと思って持ってましたが、どうも近々ではなさそうなので。。


もし欲しいという方には、4リッター×4缶セット、10,000円でお譲りします。
ただし、以下の条件付で。

 ・ばら売りはナシ。
 ・缶は未開封。冷暗所(納戸)に4年くらい保管してました。
 ・100%化学合成油。グレード表記は無いです。
 ・定価は1缶8000円くらいだったかなぁ。
 ・凹んでる缶がありますが、見た目サビとかは無いです。
 ・古いの承知で使ってくれる人に限ります。
 ・万が一オイルのせいで何かあっても、自己責任でお願いします。何もないとは思うけど。
 ・入金確認後、着払いでお送りします。
 ・万が一複数の希望があった場合は、先着優先とします。

小排気量のNAエンジンには特にイイと思いますよ。
自分でオイル交換できる環境にある方、いかがでしょうか。
興味ある方は、プロフィールのページにあるアドレスにメールください(^ ^)


こういうのって探すと結構出てくるんですよね。。怪しい添加剤とか(笑

S2000 Garage 更新中


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トップページには少し前から載せていましたが、S2000 Garageのページをちょっとだけ更新してます。

昨年、じゃない一昨年前に着けたまま更新せず放置してた(汗)無限エアクリ&ボックスと、先日着けたビッグスロットル。あとはブレーキパッドなど。
基本的に、このin the lifeでレビューした記述の再編集版ですが、エアクリは特に時間も経ったことだし、今一度振り返るには良いかと(^ ^;

このS2000 Garage、まだ作ってすらいないページもあるし(滝汗
少し手かけるかな。たまにチェックしてみてください(^ ^)

謹賀新年2010


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大変遅くなり恐縮ですが、、、

新年あけましておめでとうございます。

今年の正月も帰省地で過ごしていました。
帰省ピークの渋滞を抜けて帰京。明日からの仕事に備える最後の休日です。

R styleはこの1月で8周年を迎えます。
大した内容でなくとも、継続すれば財産になると信じて続けてきました。
その間、個人が発進する情報はブログが主流になり、オリジナルの個人HPは少なくなりました。専門知識も無いままHPを常に新しい状態で維持していくのは、正直結構シンドイです。より簡単なソースが現れて、世の中がそちらに流れていくのはとても理解できます。
何となく時流に合ってないなと常々思うのですが、あと少し続けていくつもりです。できればお付き合いください。


さて、当サイトの主役であるS2000は、5月に二度目の車検を迎え、いよいよ5年目に突入します。

給排気と足回り、ボディ補強を行った今の状態が、当初に必要と考え想定した仕様にかなり近くなっていることもあり、5年目だろうと全然飽きることがありません。今でもステアリングを握るのが楽しくて仕方が無い。
幌が破れたり内装のビビり音が酷くなったり、いろいろ不具合もあることはあるのですが、その辺りもひっくるめて溺愛中です(^ ^)


2010年の今年は10年代始まりの年ってこともあり、何かを始めたり変えたりするのには区切りのいい時なのかもしれないですね。

クルマ以外にも今年はいろいろありそうなので、常に走り回っているという楽しみ方は困難ですが、現実的な生活の中でもツーリングを楽しむというスタイルを紹介できればと思っています。

本年もヨロシクお願いします。

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