先週末の日帰りツーリングは、無限マフラーを実質初めて味わう機会でもありました。
街中で低速で走っている分には、性能的な変化ははっきり言ってよくわかりません。音の方が目立っちゃって、心理的に判断つかないって感じ(^ ^;
やっぱり所詮は2リッターのNAエンジン。マフラーくらいで劇的な変化を求めるのは過剰な期待なのかな、と正直思いかけてました。
ところが、高速に乗って初めてレブまで回した時に、そんな懸念は吹っ飛びました!
力強いエキゾーストノートと共にハイカムに切り替わり、それまでに無かったパワー感が車体を前に押し出していく。。
封印されてた何かがパチンと音をたてて弾けたような、そんな感覚を味わいました。
6000rpm付近でハイカムに入りますが、そこからのロケット感覚も増幅されてるカンジ。現代のiVTECへと流れる進化とは全く逆の進化です。まるで初期のVTECエンジンのような古典的スポーツエンジンの側面が強調されてます。
それだけ高回転領域でのパワフル感が加わったということなんでしょうか。
よく低中回転のトルクが太って乗り易くなる、っていうインプレを見ますが、僕の素人的印象では、高回転でのパワー感に尽きます。
ワインディングに入っても、湧き上がるパワー感が爽快で、つい多めにアクセルを踏みたくなります。
エンジンのパワー感が得られたと同時にピックアップも良くなって、コーナー途中の加減速も気持ち良く行える感じ。パワーは感じられるのにコントローラブル。そんな印象。
音は思ったよりも大きいです(汗
無限ってアフターの中でも静かな印象があったけど、その点ではかなり裏切られました(^_^;;
考えてみりゃコレだけの砲弾型なんだから、音もでかくて当然なんでしょうけど。
アイドリングではそれほどでもないけど、加速時の音量はなかなか・・・・アクセルオフ時の音量もかなりデカイです。
逆にどっちでもない、つまり巡航時はほとんど純正と変わらず。(音質だけ変わってる感じ)
また回転数によってもかなり音量に変化があります。
高回転になっていけば音量も大きくなっていくのは直感的にわかりますよね。
エスは高速でも3000rpm以上で巡航することになるローギヤードなクルマなので、ほぼ常に、それなりの音量を保ちながら走るということになります。
ただ、一概にはそうもいえない部分もあって、例えば2600〜2800rpmで一定に保つと、なぜかフッと排気音が消えます。そんな不思議なゾーンがあるんですよね。
音質的には、言われている通り重低音系です。
ボオオォォォっていう音の種類で、高温で乾いたカーーーンっていう音質とは全く無縁です。重低音が特別好きなわけではないんで、最初はちょっと微妙でした。
フェラーリみたいな音を求めてSスペに流れる人が多いのは十分わかる気がしましたね。
ただ、もう結構慣れちゃいました、音量も音質も。
特に僕のエスはブラックなので、視覚的印象と聴覚的印象という意味ではマッチしてるような・・・(笑
純正よりは十分大きな音には変わりないので、始動時やアイドリングには気を使いますね。これは仕方無い。
全体的には満足してます。
心なしかエンジンがスムーズになって運転し易くなったし、高回転でのパワー感が特にたまんねーってカンジです。
音質音量は、まぁヤンチャな頃を思い出してっていう程度に許される範囲かと。。(決して爆音ではないです、念のため)
音は好みの問題ですが、動力性能を向上させていく上では、いい選択だったと思います。
エスのエンジンはどこか遠慮している部分がある。何かが封印されていて、凄さが伝わらない。ひ弱な音でか細い力のエンジンにも感じられることがある。そんな印象をずっと持ち続けていました。
それを劇的に改善するのには実に効果的。
持てる力を発揮できるようにするために、効果的なtune upだったと感じてます。