3月 152016
 

2016 03 15 01

今の仕事を続けて何年にもなりますが、この1年は相当に厳しい。
尋常ではない仕事量を、どうこなしていくか。周囲に例がないほどの、未踏の領域に差し掛かっています。

休日出勤も日常化しつつある中、ストレス発散はやっぱりドライブ!
が基本なわけですが、、先週末はちょっと趣向を変えて、台湾にショートトリップ。週末なんで、行き先は台北オンリー。
何の前知識もなく、ただひたすら歩いて食らう旅だったけど、異文化の街並みを見て感じることは、最良のカンフル剤。

こんなにリフレッシュできるんなら、これからは気軽に行ってもいいかもね。

 Posted by at 11:52 PM
7月 142015
 

2015 07 14 01

マレーシアの旅では、クアラルンプールのほか、ペナン(ジョージタウン)、マラッカという世界遺産の街(ただし田舎)にも訪れました。
都会も田舎もひっくるめた全体的なクルマ事情のイメージでは、国産車が2割、日本車が4割、韓国車2割、欧州車が2割、ってとこでしょうか。

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マレーシアにはプロトン(Proton)という自動車メーカーがあります。
1980年代にマハティール首相が推し進めた国産車構想によって設立されたのがプロトン。
歴史は浅いですが、マレーシアの急激な発展に伴って成長を続けていて、今はほとんど自社開発自社生産のメーカーらしいです。
日本じゃ見たことないですが、実はCUSCOブランドで有名なキャロッセが輸入してます。
あ、それとロータスの親会社ってのも忘れちゃいけない。

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そのプロトンの、特に3ドアハッチバックのモデルが非常に多く走ってます。
これがまたいい音出していて、存在感はまさしくホットハッチのそれ。
プロトンに限らず日本車でもそうなんですが、軽量ホイール、マフラー、ボンネット、各種エアロパーツでドレスアップしたクルマの多いこと多いこと。
そのイジり具合が、90年代の日本の流行を彷彿させるところがまた泣かせます。

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もうひとつ、プロドゥア(Perodua)ってメーカーもありました。
こっちは今回訪れるまで全く知らず、現地の方に教えてもらったのですが、ダイハツと提携しているメーカーだそうです。
なので、ダイハツっぽいクルマを見たら、それがプロドゥア、って感じ。

国産以外ではやはり日本車、その中でもっとも多く走っているように感じるのはホンダ。

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アジア生産モデルのシティが非常に多く、次いでシビック(なぜかFDがとても多い)ですね。
日本やイタリアで一番見かけるフィット(向こうではJAZZ)は、ほとんど走っていません。
ホンダに限ったことではないですが、マレーシアではセダンが大定番のようです。(プロトンを除く)

フィットは全然いないのですが、フィットベースのヴェゼルは売れてるみたい。マレーシアでもライトSUVが流行り出しているようです。

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ちなみにヴェゼルは、向こうでは「HR-V」として売られてます。
名前が同じだけですが、一時期所有してた初代が今でも好きなので、ちょっと親近感が湧きます。

ホンダ以外ではトヨタとマツダとスズキ、ミツビシかな。日産は人気無いですね。
マツダはCX-5がいっぱい走ってましたね。HR-Vが売れてるのと同じ理由かと。
スズキはスイフトが駆け回り、ミツビシは昔のミラージュとランエボが。
特に古いミツビシは一見よく見かけるのですが、実はエンブレムがプロトン。
設立当初、ミツビシと提携していたプロトンの歴史を物語っていますね。

ちなみに、日本では当たり前のように走っているハイブリッドカー、プリウス、アクアは1台もいません。
唯一、ハイブリッドで複数見たのはコレ。

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結構意外。 

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韓国車はすなわちヒュンダイで、これがなかなか格好良くて侮れない。
ホンダのシティと同じクラスの小型セダン(上の写真のクルマ。モデル名不明)が、微妙に5ドアハッチバックのような形状で、良いデザインをしてます。

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シティも日本のホンダと同じメーカーとは思えない洗練されたエクステリアデザインでした。
この2台、セダンだけどセダンらしくないデザインが、日本に持ってきても結構ウケると思います。
特にホンダは、日本で売ってるクルマのデザインより、アジア戦略車のシティを持ってきたほうが全然スマートでイメージもいいような気がするんですが。

残りの欧州車は、大半がドイツ車でした。
中でもメルセデスが圧倒的。富の象徴でしょうか。先代、現行のCクラス、Eクラスが本当によく走っています。
BMWも3と5が多く走っています。アウディはあまり見かけませんが、TTは例外的に生息してました。

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注目の(?)イタリア車。これは非常に残念なことに、全然いません。やはり壊れやすいからでしょうか(笑
ペナン島の海岸線でライムグリーンのガヤルド、KLのショッピングセンターの車寄せでイエローの458イタリアを見たのみ。
アルファロメオは、遂に1台も見かけませんでした。(フィアットも)

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道は広いし、ガソリンスタンドも充実しているし、修理工場も洗車場もいっぱいあるマレーシア。
これ以上ない環境に見えますが、これだけ普及しているのにもかかわらず、アレを見かけない。

それは、駐車場

クルマはほとんどすべて路上に停めてあります。
いくらでもスペースはありそうなのに、整備されてないのは何とも不思議。
あと日本と正反対なのが、クルマ優先の車社会。
歩行者優先ではないので、ぼーっとしてると一生道を渡れません。

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それでも全体的に見ると、日本に近いクルマ環境って感じですが、運転の傾向に関してはかなり違いが。。

マレーシア人は周囲がよく見えていて、許容範囲の広い運転をします。
交差点や車線変更での絶妙な間合い。あれは周囲の状況を常に把握してないと、なかなかできるもんじゃありません。
高速道路では、スピードが出ない(出さない)クルマは大人しく走行車線を走り、追い越し車線をダラダラ走るクルマは皆無。
目の前でバスが停まったり、駐車のために道を塞いでしまうクルマがいても、後続は大人しく並んで待ってます。
女性も積極的に運転していて、スカーフを被ったマレー系の女性がキビキビドライブしてるのは当たり前。 

運転だけ見てたら、日本よりも成熟してるような気がしました。

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こんなこと観察して旅行してるのってヘンかもしれませんが、、、
異国のクルマ事情は、見ていてホントに飽きませんね。

 Posted by at 2:15 AM
7月 122015
 

2015 07 12 01

この一週間、海外に飛んでおりました。(コメント返信滞ってゴメンナサイ)

行き先はマレーシア。

クアラルンプールはもちろん、世界遺産の街並みも併せてjalan jalan(マレー語で「ぶらぶら」)してきました。
クルマではないですが、普段着の街並みを肌で感じながら歩く、そんな趣向、コダワリが海外進出している昨今です。

R style的には、ツーリングでない海外旅行は旅行記をレポートするのではなく、彼の地のクルマ事情を報告しているわけで、今回も簡単にお知らせしようかと。。

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まず、マレーシアのクルマ事情の印象としては、いわゆる「アジアっぽい」感じがあんまりない。
どういうことかってゆーと、まず、クルマがキレイです(笑
街中、というか街の外れに行くと、自動車整備工場が林立し、洗車場は大賑わい。
マレーシア人がクルマを大切にしている感じがひしひしと伝わってきます。

クアラルンプールで、現地駐在の学生時代の友人家族と食事を共にしたのですが、彼らが言うには、自動車の値段は日本の約2倍程度の感覚だと。
トヨタのカムリ(海外ではメジャーな中型セダン)で600〜700万円くらい。レクサスは1000万以上で、日本でも高級車入りしたアルファードは何と2000万クラスだとか。
そりゃ大事にしますわな。。

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ところが、そういういわゆる現地では高級車なクルマが、現実的にはガンガン路上を走っているんですね。
これも意外や意外で、現地では高級車な日本車は最もメジャーな部類だし、メルセデスもBMWも東京で目にするくらいかそれ以上に頻繁に見かけます。
その脇をボロボロのサニーやシビックが走り、カブやその類のバイクが大量にすり抜け走り回っている。

2015 07 12 04

お隣の何処かの国ほどではないでしょうが、富裕層とそうでない層の差がとことん激しい。
先のクアラルンプールの友人が言ってましたが、ここにいると、日本の格差社会の議論なぞちゃんちゃら可笑しいらしいです。
ただ、どんなに格差があろうが、マレーシアの人々は誰もが明るくフレンドリーでした。

多民族社会で、マレー系の他に中華系、インド系が混ざり合い、宗教もイスラム教が国教だけど仏教もキリスト教もヒンズー教も混在していて、それが都市風景に如実に現れたりしていてとっても面白い。
そんな環境だから、お互いの価値観を認め合うのが当然で、そういう土壌ができてるんだと思います。
日本からロクに言葉も話せない奴がフラフラ現れても、なんとか理解してコミュニケーションをとってやろうって一生懸命になってくれる人達が沢山います。

まぁそうは言っても、この時期、ってゆーか多分いつも暑くてジメジメしていて、フツー散歩なんかやる場所じゃないのでオススメはしませんが(笑

2015 07 12 05

マレーシアは、日本と同じ左側通行の右ハンドル。
都市部でも信号が少ないので度胸は要りますが、譲り合いが定着しているので、よく見てると実のところはあんまり怖くない。
特に高速道路は、車窓の眺めは日本のそれとほとんど変わらず(制限速度は110km/h)、ルートさえわかれば余裕で運転できそうな感じでした。

2015 07 12 06

目的は街並み散策であり、建築・都市文化を体感することであり、友人家族との再会でしたが、せっかくなのでマレーシアのクルマ風景について、ちょっとだけレポートしたいと思います。

 Posted by at 7:51 PM
10月 052014
 

さっきまで、もやサマ見てました。本日はスペシャルで、場所はローマでした。
また行きたくなってしまった(笑

Roma便りも本日が最後です。(たぶん)

今回訪れてみるまで、Romaがこんなにバイクが走っている街だとは思ってませんでした。

冷静に考えれば当然で、道が複雑で狭く、まとまった駐車場もない旧市街、その上、地下鉄は遺跡発掘の関係で2路線しかないような状態では市民の足は自ずと制限され、小回りが利いて置く場所にもさほど困らないバイクが活躍するってことになるってようです。

2014 10 05 01【Porta del Popolo】

とにかくバンバン走ってるのですが、面白いのがほとんど同じモデル、というか同じ形をしたバイクばかりだってこと。
日本ではまず見ないのでよくわからないのですが、カブとビッグスクーターを合体させたようなバイクばっかり。
決して格好良いバイクではない(と思う)んですが、老若男女誰もがこのタイプ乗ってるんですよね。日本で言う原付みたいなもんなのか。。

2014 10 05 02【Santa Susanna】

どこのメーカーのかもよくわかりません。ちっちゃくHONDAと入っているのもあるので、まぁ大多数はアジア系メーカーのなんでしょうけど。
イタリアといえば、ドゥカティ、MVアグスタといった宝玉のスーパーバイク達の故郷ですが、意外にもこれらのバイクに出会うことはほとんどありません。頻度的には東京で目にするのとあんまり変わらない。 向こうの人にとっても、非日常的な憧れのバイクってとこなんでしょうか。

2014 10 05 03【Porta del Popolo】

しかし、こんな生活感溢れるバイクでも、イタリア人が乗るとなぜかサマになるから不思議。

とにかくイタリア人、男は若者からオッサンに至るまで誰でも異様に格好イイ。
仕立ての良さそうなシャツにセンスの良いタイを締め、ジャストサイズのイタリアンスーツやジャケットの前ボタンをさり気なくとめる隙のない着こなし。その上、必ずやサングラスをかけているというオマケ付き。
いやもう、街中LEONです(笑

さらに女性は、スタイル抜群の美形揃い。黒髪で小柄な美人も多い。
素晴らし過ぎるぜイタリア。

2014 10 05 04【Via Cavour】

忘れちゃいけないのがイタリアンスクーター、ヴェスパ。
同じスクーターでも、こういう色使いに文化の違いを感じるなぁ。ヴェスパのは徹底してて、後ろに付ける純正のトランクボックスもボディ同色です。
明らかに映画の印象が影響してるとは思いますが、Romaの街並みにもっとも映えるバイクですね。

最後に、コイツにこの地で出会うとは思ってもみなかった。

2014 10 05 05【KTM 390 duke / Via della Rosetta】

オーストリアが故郷(ただしインド産)なので、陸路到達できるこの地にいてもまったく不思議ではないんですけどね。
小粋なコンパクトカーを好むイタリア人の趣向を考えると、dukeのような俊足コンパクトネイキッドが普及しても決して不思議ではない。小さなエンジンを思いっ切り引っ張って得られるあの加速感は、きっとイタリア人にウケるはず。

よく見ると、オプションのハンドガードがついてますね。バイクは実用性と割り切ってるかのようなRoma市民らしいモディファイ。
3号車とはグラフィックが異なりますが、Romaで見かけたこちらがノーマル状態。R style 390 dukeは、グラフィックステッカーを別のに貼り替えてます。

2014 10 05 06【KTM 390 duke / Via della Rosetta】

普段とまったく異なる風景に見慣れたマシンが佇んでるは、クルマ以上に不思議な感覚です。

 Posted by at 10:31 PM
10月 022014
 

イタリア路上観察記を続けます。

イタリアの古都にはやっぱりイタリア車が映えるし、実際に占有率も圧倒的ですが、少なからず外国車も走っています。
先にも書いた通り、日本車は少数派。となると、イタリア車以外でもっとも目につくのは、やはりドイツ車ということになります。

2014 10 02 01【Mercedes-Benz M-Class, E-Class / Corso del Rinascimento】

独車の中でも勢力がひときわ大きいのが、メルセデス。
Romaの空港に到着後、旧市街までハイヤーで移動したのですが、これが先代のEクラス。
細身のスーツでビシッと決めた初老のイタリア人ドライバーによって、抜群の安定性で高速道路をバビューン。

この時のドライバー氏は特にそうでしたが、イタリア人は運転上手いです。
MTで旧市街の狭い道を自由自在。信号も少なく、車線はあってないようなもの。そんな道に更に歩行者やバイクが入り乱れているのに、まるで無線で意思疎通を行ってるかのような阿吽の呼吸でstop and goを繰り返して走り去っていく。
日本ほど交通事情が親切でない分、運転技術の水準は数段上。感服しました。

話が逸れましたが、メルセデスは大きいのから小さいのまで、いろいろ走ってます。
それに比べて、BMWは明らかに少数派。でも白バイはBMWでした。

2014 10 02 02【BMW police motorcycle / Piazza del Campidoglio】

白バイは、イタリアでも「白」なんですね。

2014 10 02 03【Audi RS6 / Via Fontanella Borghese】

アウディは、特に先代辺りの和田智センセーがデザインしたモデルが好き。
印象的だったのは、スペイン階段に向かう通りで見かけたRS6。
5リッターV10のモンスターですが、こういうハイパフォーマンスなモデルをRomaで見かけることは珍しいです。

なので、こちらのメーカーは全く少数派。

2014 10 02 04【Porsche 911 / Via Bocca di Leone】

いることはいるんですけどね。
見方を変えれば、Romaの石畳の狭い道をスーパースポーツで走りたいなら、唯一の選択なのかもしれません。

ところで、イタリアに限らず欧州の国では大概そうかと思いますが、ディーゼルエンジンを積んだクルマばっかりでした。
日本にはディーゼルのモデル自体が入ってきていないので意外かもしれませんが、FIATだってアルファだって、ベンツだってBMWだってほとんどディーゼルばっかりです。さすがにポルシェやRS6みたいなのは違いますけど。

ディーゼルの技術は進んでいて、これだけ走っていても空気が悪いとか全然ありませんでした。空の青さは東京のそれをはるかに凌いで鮮やか。
さすがに音はディーゼルの音で、個人的にはこれがちょっとダメなんですが、世間的には日本にもこういう選択肢がもっとあってもいいのになぁと常々思ってます。
ハイブリッドだけが正義であとはダメみたいな税制と風潮は、技術発展の観点からすると、間違いなく将来に負の遺産を残してしまう気がします。

 Posted by at 2:03 AM